北東インド旅(5)いざアルナーチャルプラデシュへ
アルナーチャルプラデシュとは「太陽の昇る地」という意味らしい。インドの中では最も東にあるので最初に太陽が昇るわけだ。「日出ずる国ニッポン」から「太陽の昇る地アルナーチャルプラデシュ」へやって来たのだ。
今いるTezpurはアッサム州。紅茶でお馴染みのアッサム。ここから州境の町Bhalukpongに向かう。乗り合いオート(トゥクトゥクみたいなやつ)をお茶畑の中を乗り継いでBhalukpongに向かう。
途中からヒマラヤ山脈を登っていくため高度が上がっていく。湿気を含んだムワンとした空気から気持ちいい山の風になってきた。いよいよだ。
3時間ほどでBhalukpong着。この町の真ん中にゲートがありここから南はアッサム、北はアルナーチャルプラデシュ、となっている。アルナーチャルプラデシュに入るにはここで登録をしなければならないことになっているので交番っぽいところを覗いてみるとソファで寝ていたポロシャツのおじちゃんがむくっと起きて「where are you from?」と話しかけて来た。
どうやら登録をするのはここでいいようだ。おじちゃんは親切で、まだ今日の宿が決まってないことを知ると交番の隣にあるホテルと話をして安く泊めさせてもらえることになった。
Bhalukpongは7割位がアーリア系のインド人で3割位がモンゴロイド系のチベット人、という印象だった。レストランもモモ(蒸し餃子)やトゥクパ(麺料理)を出している店が何軒かあるので早速モモとトゥクパを食べる。だが、トゥクパはたっぷりマサラで味付けしたインド人向けのカレートゥクパだった。
宿に戻ると交番のおじちゃんがイスに座ってチャイを飲んでいたので明日Bomdilaという町に行きたいと話すとスーモの時間を教えてくれて予約もしてくれた。
インドでは旅行代理店でもここまでスムーズに色々やってくれる人はそうそういない。
夕方から雨が降り一気に冷えてきた。明日は更に山を登り標高2000mのBomdilaへ向かう。
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