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災害ボランティアとして、ボラキャンすず(鉢ヶ崎オートキャンプ場)に滞在予定の方へ/施設や周辺の情報
本記事は、2024年4月下旬に滞在した際の情報をもとに執筆しています。現地の状況は日々変化していると思いますので、最新情報はボラキャンすずのFBページ等をご確認ください。
石川県珠洲市での災害ボランティア活動に参加する際、一番頭を悩ませたのが「荷造り」でした。「食料や水はどのくらい持っていくべきか?」「着替えはどのくらい持っていっておけば?(洗濯はできる?)」など。被災地の状況が把握できないがゆえにどこまでの準備をするかとても悩ましく。
さらに、今回わたしが滞在した「ボラキャンすず(鉢ヶ崎オートキャンプ)」についても施設や設備の細かい情報を見つけきれず。「念の為・・・」ともしもの備えで荷物は増える一方。
しかし、いざ滞在してみると、「持ってこなくてもよかったな」「現地で調達できたな」というものがいろいろと見えて来ました。
本記事では、これから珠洲市での災害ボランティア活動をされる方、滞在先として「ボラキャンすず」を利用される方に向けて、参考になりそうな情報をお伝えします。
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施設情報①ボラキャンすずの受付について
ボラキャンすずに滞在するには、事前に申し込みフォームからの申し込みが必要です。こちら
申し込みは、チェックインの2日前まで。※「災害ボランティアセンターを通じた活動を希望される方は1週間前まで」とのこと。
申し込み後に、
(1)自動返信メール
(2)宿泊許可メール が届きます。
(2)に添付される「宿泊利用案内」という施設の設備や備品について記載された資料も、随時内容が更新されているようなのでぜひ、併せてご確認ください。
チェックイン
チェックインは、キャンプ場の管理棟へ。名前を伝え、その場で宿泊費を支払います。その際に配布されるものが3点「キャンプ場内の地図」と「燃やせるゴミの袋」と「ゴミの分別に関する書類」です。
ゴミは管理棟横にある収集所へ持ち込めば、回収してもらえます。
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施設情報②テントについて
わたしが今回利用した「1人用テント」について記載します。
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すでにキャンプ場内にいくつものテントが設置されているため、テント利用で予約した場合は自分で張る必要がありません。(ありがたい…!)
テントは同じ1人用でもサイズがさまざまなようです。(写真手前・オレンジ色のも、その奥のやまぶき色?のも、同じ1人用)
お隣さんやお向かいさんとの距離はそれなりに近く、夜間は話し声や人の足音(あと、いびき…!)がよく聞こえてきます。気になってしまう方は、耳栓などを準備すると安心して眠れるかもしれません。
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中には、マットあり(アウトドアグッズに明るくないので、名前がわかりません…。汗)わたしは持参していたので、マットのスペース2倍で広々使えましたが、1枚でも十分!という方は、持参しなくてもよいですね◎
余談/寒がりさんは対策を万全に。
わたしが滞在した4月下旬〜5月の頭は、日中は20℃を超え汗が流れるほどでしたが、夜間はまだまだ冷え込みました。寒い日は、9℃くらいまで気温が下がる日も。寒がりなのに対策を怠ってしまったわたしは、初日、あまりの寒さで全く寝付けませんでした…。翌日以降は、ボラ仲間に「電源付きのブランケット」を、本部テントで「着る毛布」を借りたことで、体を冷やすことなく過ごせました。滞在までに、しっかりと天気をご確認ください〜。寒がりさんは万全の対策で臨みましょう〜。
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そして、電源もあり。助かる〜!
*ただ、テントによってはない場合もあるようです。隣のテントに滞在していた知人は「わたしのところにはなかったよ〜」とのこと。ひと区画に1つしかないのかもしれません。
施設情報③トイレ・シャワー・洗濯機や乾燥機・Wi-Fiについて
依然として断水しているため、施設内にあるトイレやシャワーは利用できません。(地図内のサニタリーハウスは封鎖)
代わりに、仮設トイレが5室(1ヶ所に)あり。うち、1室が女性用でゴミ箱(サニタリーボックス)が設置されています。
案内図右下あたりにある、★印の場所
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シャワーは、5分300円で試運転として稼働しているとのことですが、わたしは利用しなかったため詳細は把握していません。
代わりに、ボラキャンすずから車で10分のところにある「海浜あみだ湯」さんが開いている日はそちらを利用していました。
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こちらでは、地下水を汲み上げ、薪で湯を沸かしているんだとか。水道が復旧しておらず水は出ないため、お湯一択ですが、ちょうどいい湯加減で気持ちよかった〜。瓦礫撤去などで汗をかき、疲れた体を癒すには、最高のお風呂でした。広いお風呂に入れるって幸せですね。
女性用の脱衣所には、ドライヤーもありました。(これまた、ありがたい)
海浜あみだ湯
石川県珠洲市野々江町5
営業時間 14:00〜21:00
定休日 火・木
入浴料 珠洲市の方は無料、支援者は500円
詳しくは、あみだ湯さんの公式Xをご確認ください。
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「ボラキャンすず」内の洗濯機は稼働しておらず、乾燥機のみ使用可能でした。サイト上には「洗濯・乾燥ができるランドリーカー(移動式コインランドリー)が上戸小学校にあります」と記載あり。→使用しなかったため、状況把握していません。
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Wi-Fi設備があり、誰でも使用可能でした。
ただし、敷地内の中央広場付近のみで利用できます。各テントサイトからは遠いため、接続できません。
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そのほか、現在も珠洲市では断水が続いているため、歯磨きや洗顔等に使用する水は可能であればご自身で準備するのが良いと思います。一応、敷地内にもポリタンクがいくつか設置してあったので、利用することも可能です。
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また、本部では「ヘルメット」も貸し出し可能でした。荷物が多くて持っていけない、という方は借りるのも一つの手かもしれません。
周辺情報①食料・飲料水について
「ボラキャンすず」から車で10分ほどの場所にある「ゲンキー野々江店」というドラッグストアが営業しており、現地で食材・飲料水ともに調達可能でした。
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ほかに、ファミリーマート(珠洲飯田店)や、道の駅すずなり、「フードはまおか」という地元のスーパーも営業していました。ただし、時短営業しているお店もあったので、ご注意ください。(営業状況は、随時変更していくと思うので、ご自身でお確かめください…!)
![](https://assets.st-note.com/img/1714983441772-62py0JRoYb.jpg?width=1200)
ちなみに「フードはまおか」さんには、珠洲市近郊でとれた新鮮な海の幸が並んでいました。コンロやフライパンなどの調理器具を持参できる方は、ボラ終わりに珠洲の味を楽しむのも良いですね〜。(ホタルイカがおいしかった …!)
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ざっと、こんなところでしょうか。
「支援者の支援」としてボラキャンすず内の整備に取り組むボランティアの方々も多くいらっしゃるようです。そうした方々の頑張りがあり、日々、ボラキャンすずの設備なども整っていっているようです。快適に滞在させてもらえること、本当にありがたく思います。
ちなみに、ボラキャンすずは、ボランティアの方だけでなく、自宅の片付けなどで珠洲市に滞在する方も利用可能とのこと。また、ボランティアの活動先が決まっていない方は、ボラキャンすずを通じて「災害ボランティアセンター」での活動に申し込むことも可能なようです。詳しくは、申し込みフォームの案内文をご確認ください。
少しでも、災害ボランティアとして活動される方のお役に立ちますように。
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