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ウイテラの2021年映画ベストテン
年の瀬なので今年公開された映画のベストテンを勝手に発表しようと思います。
今年は300本弱くらいしか見れてないかもです。例年は400本見れてたりするけど。大好きな映画を見返すことが多くて
『モンスターズインク』
『ブックスマート』
『キックアス』
『僕のヒーローアカデミアTHE MOVIEヒーローズライジング』
『鍵泥棒のメソッド』
とかは5回以上見たかな。未視聴の作品見るのが少し億劫になってしまい、評判を聞いて「行きたい!」と思うけど、タイミング合わなくて気づいたら終わってるってパターンを何回もしてしまいました。失敗から学ぶけど、その時には忘れてます。反省。
10位から1位までを順に綴りましたが、順位だけ知って参考にしたいようでしたら、一番下にまとめてあります。
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10位
『ベイビーわるきゅーれ』
これも公開直後から気になってはいたんですがなかなか行けず、この前見れました。シネマロサ様様です。
「殺し屋の女の子二人が敵と戦う」って話なんで、普通は「敵といかにして戦い、どうやって勝とうとするか」をメインで描くと思うんですけど、これは「二人の関係性と日常の変化」にスポットを当ててるんです。二人がめっちゃ可愛いのです、可愛い二人の女の子の殺し屋って設定は掴まれますよね。
単館系のアクションで女子が主人公だと下品なのが多い傾向というかイメージがあって、それもそれで好きなんですけど「下品じゃなくて、けれど特別に品があるわけでもない」絶妙な感じが好きでした。
9位
『ワイルドスピード/ジェットブレイク』
シリーズのファンすぎるので、公開当日の一番早い時間の上映で必ず見るくらいファンです。
「もう車でできるありえない大喜利、使い切ったじゃろ」と毎度シリーズ最新作の前に思うんですが、今回もおもしろ回答出してきやがりました。
それで今作で特に好きだったところを千原ジュニアさん風に言いますと
「あんだけバァーやって、コンピューターがどうだ、戦闘機がどうだ、車でめちゃくちゃすごいこといっぱいやって、結果! 筋肉でどうにかするっていう。えええ、肉弾戦????!」ってとこでした。
シリーズのファンすぎるので、ラストで口開きっぱなしのまま号泣しました。
8位
『フリーガイ』
最近のM1でいうところの反則、明確な固有名詞(有名人の名前だったり)を使う、みたいなのをコメディアンシップにのっとってない、と、誰かが言った。
映画に当てはめると「過去に存在する映画のキャラクターやガジェットを使う」のは「それ、シネマクリエイトシップにのっとってなくない? オリジナルだけで勝負してなくない? 反則してない?」なんて思ってしまいます。
それでもめちゃくちゃ面白かったら、認めてしまいます。
『フリーガイ』はそれでいうと超反則してる作品ですが、めちゃくちゃ面白いです。「こんなことされたら好きになってしまうって! 映画好きだもん!」って。ズルい映画です。でも超面白いです。
7位
『サマーフィルムにのって』
スポ根シネマクリエイトムービーです。
青春さを「キラキラして」なんて言いますが、「没頭して熱中して、自分の理想を作り出すためだけに全てを注ぐ姿」がギラッギラに輝いてました。
個人的に好きだったシーンは、主人公によって集められただけの関係だったのに、その中でも友情が生まれて関係性の変化が伝わったシーンです。
教室内の立場が違った子たちが、彼女の行動に協力したことによって超仲良くなってた。「ええ、あいつとあいつら、めっちゃ仲良くなってるじゃん!」ってさりげなく見せてくれたところ、大好きなシーンです。
6位
『ラストナイト・イン・ソーホー』
サントラが最高すぎました。UKの音楽大好きっ子ちゃんなので、フェチにぶっ刺さったサントラでした。
前半の物語のターニングポイントで主人公の気持ちが「ドヒャー!」ってブチ上がるところがあるんですけど、私も同じく「ドヒャー!」とブチ上がりました。
ホラーなんですけど、私はホラー苦手ちゃんです。同じホラー苦手ちゃんたちには「あそことあそことあそこ、ドヒャーってなる最高のシーンあるから、見て!!」とキモがられる熱量で言いたいです。
5位
『ミッシェル家とマシンの反乱』
爆裂に面白いです。
テンポが早く、ドンドン進みますが、何が起きてるのかしっかりわかるし、映像も斬新。
「都市部への進学が決まってて退屈な街や家族から早く離れたい」って時期の女の子が主人公なんですけど、敵が「彼女がそのままの考えを持ち続けた場合の家族」と似た出来事が起きての大事件になってるの、すごいです。これネタバレかな、まあいいっか。
4位
『シャン・チー』
これを見に行った時に同じ列に座っていた“テキサスのおっかさん“の反応がめちゃくちゃテキサスで楽しかったのも一つの思い出です(その話は機会があったら書きます)。
能力を持つシャンチーが主人公なのですが、その同僚で親友のケイティという女の子が何故か旅についていきます。
そのケイティがめっちゃいい子で最高にキュートです。
3位
『狂猿』
言わずと知れたデスマッチファイター、葛西純選手のドキュメンタリーです。
デスマッチファイターのドキュメンタリーなので「血みどろ」とか「グロい」とかを全面に出してくるのかと思いきや(そういうシーンもありますが)、葛西さんの人間性や日常を深く掘り下げた作品です。
私、ドキュメンタリーってあまり感想を持たないんです。
「こんな人がいるんだ、ふーん」ってのが9割9分。それって“この人ってかっこいいでしょ演出”の調味料が過剰な量を使われてる場合が多いです。
けれど『狂猿』は、葛西純というデスマッチファイターに作為的な味を足さず、過剰にかっこよく描こうとせず、できるだけありのままの葛西純を描いた結果、めちゃくちゃかっこよく思っちゃうんです。
かっこいいばかりじゃないけど、最終的に「葛西さんって面白い人だなぁ、超かっこいい」って。
部屋で凶器を自作してるシーンが特に好きです。
2位
『JUNK HEAD』
キャラクターと舞台の世界観をドッと押し出す作りで、その構成の仕方の中でも最頂点を叩き出している作品です。
最初に着いた場所と次に着いた場所で“そこのヤツらと関係を一から関係を築く“という同じことを繰り返すのに、そこにいるヤツらの接し方がまるで違うことでギャップを生み、それを全部回収した状態で一番いいシーンへ。ワクワク感が爆あがりです。
登場するキャラクターも超個性的。
「どんな話なん?」って聞かれて、一行じゃ説明できないことがめっちゃ魅力です。超面白いです。
1位
『ザ・ビートルズ:Get Back』
ディズニープラスにある全3エピソードで1エピソード3時間くらいあるヤツです。
長い! けど一晩で見てしまった! 面白すぎる!!
『ボヘミアン・ラプソティ』を本人出演でやられた感じです。強すぎる!
そんで私、ビートルズ大好き! 強い! 面白すぎる!
ビートルズが伝説のゲットバックライブをやるまでの話なんですけど、当時のビートルズって仲が一番最悪な状態なんですよ。
現場の雰囲気はブライアンジョーンズの伝記映画にあったレコーディングのシーンくらい最悪なんだろうなと思いきや、みんな着いたら朝の挨拶をして、雑談するんですよ。
「ビートルズってどこか人間じゃないみたいに勝手に思ってたのに、雑談するの???」ってまずビックリです。
ビートルズがめっちゃ人間なんです。
ジョンが笑えないけど本人的にはウケてるやろって冗談を言って、ポールが愛想笑いしてるんですよ。
「あのポールマッカートニーでも、親しい友人への愛想笑いの顔、一般人と同じなんだ!」って、ビックリですよ!
ビートルズがめっちゃ人間です。
「ビートルズファンじゃない人が見たら、面白くないんじゃないか?! どうなんだよ!」と迫られたら「まあそうかもっすね」と愛想笑いします。ポールマッカートニーと同じような顔で。
ファンすぎるからめっちゃ面白かったです、さーせん。
[ウイテラの映画ランキング2021]
1位 『ザ・ビートルズ:Get Back』
2位 『JUNK HEAD』
3位 『狂猿』
4位 『シャン・チー』
5位 『ミッシェル家とマシンの反乱』
6位 『ラストナイト・イン・ソーホー』
7位 『サマーフィルムにのって』
8位 『フリーガイ』
9位 『ワイルドスピード/ジェットブレイク』
10位. 『ベイビーわるきゅーれ』
素人なもので、“テーマ性“とかよくわからなくて、ただ超面白いかった映画の個人的順位です。めっちゃ僅差だから「ベストテンはこれで、強いて順位をつけるとすれば」くらいの感じで並べました。
参考までに!