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業界分析とマーケット機会〜メルカリのマーケティングレポート〜
メルカリマーケティングレポート
マーケティングレポートの環境分析、顧客分析、マーケット機会について触れています。
業界分析
リユース市場の特徴は、価格変動性であるということと、偽造品、盗難品が出回るリスクがあります。2030年には4兆円規模のマーケットに拡大するとされていて、理由としては、リユース・リサイクル品の売買を行う経験者人口が拡大していくことが要因です。 キャッシュレスの市場動向について、政府が2025年までにキャッシュレス決済比率をを目指す」という具体的な目標を掲げたことにより、キャッシュレス比率ですが、こちらも年々増えております。 これらの要因から、リユース市場とキャッシュレストレンドはメルカリにおいて、市場機会になるといえます。
競合分析
競合他社として、メルカリを含め5社のユーザー数や特徴を比較しました。メルカリはMAUで他社を圧倒し、特にスマホユーザーの約1/4が毎月一度以上メルカリアプリを開いています。
競合分析として、メルカリの次にユーザー数が多く、フィンテック事業も展開しているYahoo!フリマとYahoo!オークションに注目しました。
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メルカリのビジネスモデルキャンバスをまとめました。
顧客分析
メルカリのユーザー層は幅広く、出品者は手軽に不用品を売りたい人が多いです。購入者はお得に商品を購入できる点をメリットとし、新しい取り組みへのハードルが下がっています。
ここまでまとめとして、メルカリは、他社のプラットフォームと比べて、ユーザー数の拡大を通して、豊富な出品数と売れやすいプラットフォームを実現しており、それにより、若い世代だけでなく、幅広い年代層に今は利用されています。
メルペイのユーザー層についてのデータは見られなかったが、リリース当初、人気YouTuberはじめしゃちょーさんとのタイアップ動画が公開されていたので、やはりターゲットはz世代やデジタルネイティブ層においているのではないかと推測しました。
機会 - SWOT分析など
リユース市場、シェアリングエコノミー、推し活、キャッシュレストレンド、サスティナビリティトレンドなどが追い風となり、さらにフリマアプリ業界での競争優位性を活かし、メルカリでのマーケットは今後も活発化していく一方で、商品の信憑性によるリスクや、個人間トラブルによるリスクをどう払拭していくかが課題となりそうです。 カードユーザー獲得に関しては、競合他社カードに対して、いかにメルカードを利用するメリットを感じさせるかが課題となりそうです。
差別化 - 提供価値の選定
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「メルカリ」: ユーザー同士の流通を促進するプラットフォーム
「メルカード」: ポイント還元を通じた購買体験の向上
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意思決定プロセスでは、アプリを利用したユーザー同士で交流し、アプリのファンを醸造することでユーザーの固定化につながるのではないかと考えました。 春に「メルカリハロ」展開予定で、ユーザーの固定化や価値の循環促進を目指します。
次の記事では、KGI、KPIの設定とレポートに関するフィードバック、全体の感想について触れて行きます。