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StableDiffusionを低スペックPCでも動かす方法

StableDiffusionを使って画像生成をしたいけど、自分のPCが低スペックでうまく動かせない。
そんなお悩みをお持ちではないですか?
実はGoogleColabというGoogleが提供しているコード実行ツールを使えば、PCのスペックに関係なくStableDiffusionをはじめとした生成AIを実行できます。
今回はその方法をご紹介します。
もしわからない点があれば、無料で相談できるディスコードを開放しておりますので、ご参加ください^^
以下がディスコードの招待リンクです。

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https://twitter.com/donut_hamser_


GoogleColabで超手軽!AI環境のサクッとセットアップ

まずは比較的安価にGPUを使用できるGoogleColabのセットアップ方法について説明します。

※GPUとは生成AIを使うのに必須の処理チップです。生成AIがローカルで動かせないという人はたいていこのGPUのスペックが足りていないのです。

こちらのURLからGoogleColabの公式サイトに進んでください。
https://colab.google/
そしてNewNoteBookをクリックしてください。

GoogleColabの初期画面

そうすると次のような画面になると思います。

GoogleColabの画面


ここでコード(プログラム)を書いて実行します。
プログラミングと聞くと難しそうに感じますね。
しかし、今回は私が事前に用意したコードがあります。
それを実行するだけなので、ご安心ください。
このままの状態でも無料でコードを実行することができますが、画像を生成するにはいまひとつスペックが足りないので課金しましょう。

ツール > 設定から

ツール > 設定

これでColabProを契約しましょう。

GoogleColabPro

続いて、より強いGPUを使用するための設定を行います。
ランタイム > ランタイプの変更をクリック

ランタイムのタイプを変更

ハードウェアアクセラレータを「T4 GPU」
ハイメモリにチェックを入れましょう。

ランタイムのタイプの設定

これでGoogleColabの設定は終わりです。

簡単!StableDiffusionの導入と初期設定

続いてStableDiffusionのセットアップを行っていきます。
https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui/wiki/Online-Services
こちらのサイトにアクセスしてください。
このサイトの「Maintained by TheLastBen」をクリックしてください。

Maintained by TheLastBen

そうするとこのようなGoogleColabの画面が開くと思います。

StableDiffusionを実行するためのGoogleColabの画面

ここからファイル > ドライブにコピーを保存

ドライブにコピーを保存

そうすると全く同じコピーが作成されると思います。
次に、「Connect Google Drive」の左にある実行ボタン(▶)をクリックしてください。

Connect Google Drive 実行

GoogleDriveと連携してよいかというポップアップが出てくるので承認してください。

続いて「Install/Update AUTOMATIC1111 repo」、「Requirements」の実行ボタンもクリックしてください。

Install Requirements

次に「Model Download/Load」の「Model_Version」を1.5にして、実行してください。

Model Download/Load

そして、「Download Lora」、「ControlNet」は飛ばして「Start Stable-Diffusion」を実行してください。

Start Stable-Diffusion

そうすると以下のようなログとともにURLが表示されるはずです。
このURLをクリックしてください。(このURLの文字列はランダムに生成されるので毎回違います。)

URLをクリック

これで以下のような画面に遷移するはずです。

StableDiffusionの画面

これでStableDiffusionのセットアップは完了です。

Stable Diffusionの基本のキ

続いてStableDiffusionの使い方について画面の上部から説明していきます。
Stable Diffusion checkpointはAIに用いるモデルを選択できます。
次にプロンプトです。上段のPrompt、下段のNegative Promptに分かれています。
画像に含めたい特徴をPromptに書きます。例えば
beautiful girl, black hair, white t-shirt
などです。
画像に含めたくない特徴はNegative Promptに書きます。例えば
male, bad finger, blonde hair
などです。

画面上部

続いてGenerationタブです。
・Sampling method 
画像生成に使うサンプリングアルゴリズムを選択します。結果の雰囲気や生成時間に影響します。
・Schedule type
サンプリングのスケジュール(ステップごとの変化量や方式)をどうするかを指定します。
・Sampling steps
画像生成で行うステップ数。値を増やすと生成に時間はかかりますが、より高品質な画像になりやすいです。
・Hires. fix
高解像度向けの処理を行うかどうかのチェック。解像度を上げる際に画質を保ちやすくします。
・Width / Height
生成画像の横幅と縦幅をピクセル単位で指定します。
・CFG Scale
プロンプトへの忠実度をどの程度強めるかを設定します。値が高いほどプロンプト通りの画像になりやすいですが、自由度は下がります。
・Seed
画像を生成する際の乱数シード。固定すると同じ結果が再現できます。-1 は毎回ランダムに生成されます。
以上です。他の項目はあまり使うことはないので、今回は触れません。

各種設定

これらを適切な値に設定して下のGenerateボタンをクリックすることで画像を生成することができます。

Generate

以上が基本的なStableDiffusionの使い方になります。

これで枚数を気にせずに低スペックPCでも画像を生成することができます。

今回は基本的なセットアップや使い方だけの説明でしたが、また今度より自分好みの画像を作る方法や上級者向けの使い方も説明していきます。

極めればこのようなリアルなかわいいAI美女を生成することもできます。

この画像/動画の作り方は以下の記事で紹介しています。
ぜひご覧ください^^

ありがとうございました。


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