第2回! Mリーガー鉄仮面王決定戦!(その1)
いかに勝負師として、麻雀打ちとして。
ポーカーフェイスをキープし続けられるか!?
Mリーガー鉄仮面王決定戦。
前回の優勝者は、圧倒的な強さで、この美女雀士であった。
高宮まり。
牛乳を口に含んだまま、いかに笑わず、吹き出さず
どこまで耐えられるか?
…そういう大会である。
次々と襲いかかる刺客たちが、繰り出すネタの数々。
それらを前回、麗しい鉄仮面フェイスで弾き返し。
最後まで一人生き残り、耐え忍んだ猛者である。
彼女以上にポーカーフェイスを貫ける、Mリーガーはもう残っていないのか?
否。
この数年の間でMリーグに、我こそが鉄仮面だと自負する、9名のニューフェイスが乗り込んできたのだ。
そうなればもう、やることは決まってる。
打倒、高宮まり!!
さあ9人が、牛乳を口に含んで、スタンバイ。
第2回大会、開幕でございます!
挑戦者は9人のはずなのに、10人いる。
いろいろあって闇落ちしてる白鳥が
「俺、今なら、何を見ても笑えない…」
と、自信持って参戦してきたのである。
ルールは
「ビンの牛乳を、口いっぱいにふくむ」である。
「ビンの牛乳を、全部ふくむ」ではない。
ルールをよく聞いていなかった男がいる。
さっそく一人が脱落した。
第一の刺客:ひなたん
残り9人 vs 高宮まり。
ここからが本番である。
ひなたんが、カンした7sが、オモウラ三倍満で大勝利。
その日のチーム楽屋裏、みんなでの記念写真を見せつけてきた。
ネットでよく見る、札束バスタブ広告のパロディであろうか。
誰一人笑わない。
それはそうである。
アベマズが大勝ちしている今は、まったく笑えない。
むかつくだけである。
しかしたった一人だけ
この写真に反応した男がいた。
松ヶ瀬だけは見逃さなかった。
7sに埋もれた
RMU代表の顔を。
松ヶ瀬、散る。
残り8人 vs 高宮まり。
ここからが刺客たちの祭囃子
ミルクタンカーたちに、本当の試練が始まる…!!
(つづく)
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