ディズニーの歴史に触れたら少しだけ好きになった

7月7日の七夕以来、面倒臭くなって書いていなかったたなかです。しかし、書き始めると早いもので気分が上がるのがわかります。

私はディズニーがあまり好きではないです。というか馴染みがなく、テーマパークに惹かれることもないです。近くにUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)があって3回ほど行ったことはありますが、繰り返し行こうとか思ったことはありません。

今日はちょっと自分から遠いもののことを知ると興味が湧いたという話をします。

1.ウォルト・ディズニーの紹介

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ウォルト・ディズニーは1905年12月5日に生まれ、1966年12月15日に亡くなっています。当時で考えれば61歳は平均的ですが、やはり天才と呼ばれる人は短命であるのでしょうか。(ちなみに1950年代のアメリカの平均寿命は68歳です。)

どんな人物だったかと言うと、

9歳から新聞配達を始めて6年間休まず深夜3時起きを続けてもなお、いたずら好き、マンガ好きで明るさがあったそうです。それくらいバイタリティにあふれ、幼少期から楽しむことが好きな人物だったと伺えます。

余談ですが、ウォルト・ディズニーには有名な夢を叶える4Cがあります。

好奇心(Curiosity)、勇気(Courage)、継続(Constancy)、自信(Confidence)で、好奇心、勇気、自信はなんとなくわかるが、継続はいまいちピンとこないと考える人がいるかもしれません。実はディズニーが今も存在し続けるのは創業者の”継続”する力が大きく影響していると言えるので以降のパートで説明します。

この”継続”に関して、ディズニーが後世に残したいものは教育の場だったと言います。9歳から働いていたためか、もっと若いころから勉強の機会を与えたいというウォルト・ディズニーならでは考えです。

2.ディズニーが積み重ねてきたもの

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そんな感じでウォルト・ディズニーの人物像は理解していただいたと思います。やんちゃで無邪気で好奇心旺盛な少年だからこそ、アニメーション界の神と呼ばれるようになったのかもしれません。

ディズニーに興味を持った理由の1つに、好評のあるストーリーやキャラクターに軸を置きながらも新しいテクノロジーを取り入れていることに関心があります。

当時1920年代、映像のみの映画が流行している中、もっと面白く映画を作ることはできないかと考え、音と映像を組み合わせた映画を作成しました。作成途中では大衆から嘲笑されますが、これが大ヒットを飛ばします。

今日の映画作りの原型を作ったウォルト・ディズニーは次にカラーテレビの普及を聞きつけ、4年間カラーテレビに映画コンテンツに投資を行い世界で愛されるコンテンツになりました。

さらに、ディズニーランドというテーマパークを立ち上げオープン7週間で100万人動員の大人気だったそうです。

実はウォルト・ディズニーはこの先に未来都市としてディズニーの世界を現実の街に起そうとしますが、肺がんのため亡くなりました。

アニメーションが好きでたまらない創業者の意思は今日のディズニーの世界観を作っています。男、女、子ども、問わず楽しめるものを一貫する思想が垣間見えます。また、キャラクターデビューにより、世間の認知度を高め、興行収入へとつなげるこのサイクルには経営者の一面も見えます。

貪欲に新しい技術を取り込んで顧客に届ける彼の成功哲学は、今日の一人一人の生存戦略にも必要なものと感じさせられました。(ウォルト・ディズニー最高です。)また、カラーテレビに投資する場面では、得体の知れない技術に投資するという今の企業の上層部や日本の政治でも踏み出さない行動が実は正解でインパクトが大きくなることにも繋がっています。

3.現在でも血が通っている

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ディズニーの弱点は映画を観たり、テーマパークに行かないと体感できないことです。(顧客との距離が遠くなるということ)

対策として2019年11月にディズニープラスという独自配信プラットフォームを登場させました。元々、ネットフリックスとライセンス契約で1.5億ドルをもらっていましたが、それを蹴って独自コンテンツを突き進めるという判断です。

この事例はAmazonでも同じようなことが言えます。

AmazonのCEOジェフ・ベゾスはeコマースを使ってスーパやショッピングモールがネット上にあるかのような空間を作り出しました。世界の企業の中でもGAFAと呼ばれる企業の1つです。

ベゾスはソフトウェアは強いがゆえ、顧客との距離が遠いことに気づきます。ここでAIスピーカー(アレクサ)や無人ショッピングセンターを登場させました。まさにハード面の強化としてリアルな場を提供しだしたのです。

なぜ、リアルな場が必要かと言うと、実体のないものは顧客が離れやすく、親近感や愛着を抱くためにはリアルな空間が必要だと推測しました。

振り返って、ディズニーはネットフリックス上にはあるけど、ディズニーの上にはないということで独自コンテンツを推し進めたのだと思っています。これまでのディズニーの道から考えると顧客が離れないようにディズニーをより提供できるようにとの考えでしょう。

ディズニーにとっても新しいコンテンツを提供できるプラットフォームを独自進めることは挑戦です。そこにはウォルト・ディズニーが新しい技術を組み合わせて今日を作ったように、未知のものを取り入れてよりディズニーらしさを増すという創業者の思想が従業員全員に根付いていると感じました。

それではまた。

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