【Coffee沼の淵から覗き込んでみる】
[UGYAUの新春珈琲体験レポ:お家で実践編]
前回表参道で珈琲ソムリエさんと相談しながら買い求めてきた珈琲豆。
教えていただいた抽出方法と豆の扱い方。
そして2つのカップ。
いよいよお家にてハンドドリップの実践だ!
KOFFEE MAMEYAさんのきめ細やかな対応で素晴らしいなあと思ったのは、こちらのレシピ。
購入した豆ごとにベストな淹れ方をメモしてくれるのです。
さらに、メモにある”中挽き”という豆の挽き方についてもわざわざ目安の豆の粉を付けてくれたのです!(豆で購入したい珈琲初心者でも安心)
レシピにある分量(14g)を測り、いただいた豆見本を見ながら同じくらいの粒になるように豆を挽いていきます。
(我が家のミルはKalita(カリタ)のナイスカットGってやつ)
こんなもんでしょうかね。
ドリッパーはHario(ハリオ)(+ガラス作家さんのコーヒーポット)にフィルターを入れてお湯を回しかけてトリートメント。
(紙臭さをとるのとフィルターをドリッパーに貼り付けつつ珈琲の通り道を作り、コーヒーポットを温める作業。ついでにマグにもお湯を注いで温めておく。)
お湯の温度は90°Cとの指示なのでちゃんと測って・・・
セット完了。(レシピをわかりやすく書き直したメモを右に置く。タイマーの時間のどのタイミングで何グラムにすればいいかが書いてあります。)
それでは、いざ実践!
2:20はあっという間・・・。
(カメラで撮りながら淹れたのでお湯の掛け方にまで気が回せず、注ぎ方が乱暴になってしまった)
約12秒の間に指定の分量のお湯を注がねばならず焦りまるUGYAU。
勢いよくやりすぎるとお湯を入れすぎてしまうので加減が難しいです。
そしてなんとか淹れた珈琲。
豆と一緒に購入した2種類のカップに分け入れました。
いよいよ実飲!
うむ!美味!!
自分でもなんとか美味しく淹れられました〜〜✨
ベリーと花の香りと広がる優しい甘味。
やはり美味しい豆です。
そしてここからは飲み比べタイム!
左のマグから一口。
右のマグからも一口。
一体何をしているのか?
実は写真だと一見同じマグに見えてしまうかもしれませんが、このマグは内側がそれぞれ違う構造になっているのです。
説明書きのイラストを見るとわかりやすいと思いますが、左のマグは内側の縁に近いところが少し厚くなっております。
左が浅煎り〜中煎り用
右が深煎り用
という事でして
内側のカーブを変えることによって珈琲を飲んだ時に最初に液体が当たる部分が変わるのだ!
何のためにそんな事をするかというと、舌の味覚を感じる位置が違うから。
これが舌の味覚地図なのだそうですがこの様な舌の仕組みを踏まえ、珈琲のタイプによってより豆の持つフレーバーを感じられる様に舌に乗る位置を調節してくれるのがこのカップなのですって!
左のLight cupは酸味の多い浅煎り〜中煎りの珈琲の酸味の強さを和らげて、甘さや果実味を感じやすく。
右のDark cupは苦味の多い深入り珈琲の苦味の強さを和らげて、甘さと果実味を感じやすく。
それぞれの豆の持つキャラクターの引き立たせてくれる。とのこと。
(珈琲のベストな味を感じたいという開発者の方の欲望の果てしなさよ・・・。いや、とても素晴らしいと思います。)
さて、そんな2種類のカップで飲んでみた結果ですが・・・・。
衝撃です。
味が違う!!!
同じ液体のはずなのに、感じる味が違う!!!
左は口当たりが穏やかで甘さがわかりやすく、右は酸味がはっきりと主張している。(今回淹れたのが中浅煎りでバランスの良いタイプなので、より一層右と左ではっきり分かれたのかな)
一杯淹れただけなのに2度美味しい。
味覚を分解して感じられるので、Coffee Taster’s Flavor Wheelの 分類を参考にしたフレーバーの違いがわかりやすい気がします。
すごい。
初詣の勢いでつい買ってしまったカップでしたが、思い切って買ってよかった。これは良いものだ・・・・。
日々、自宅で珈琲を煎れるたびに2種類味わえて2倍楽しめてフレーバーの勉強が捗ってしまう!
すごい。美味しい。楽しい!
もはや語彙力がなくなるほどの感動を味わいつつ、また新たな珈琲の魅力を体験してしまったUGYAU。
これが Coffee沼か・・・・。と
その深淵を覗き込むのであります。
いやあ、これは思った以上に深そうな沼ですぞ。
しかしながら嬉々としてこの沼に沈んでいくことを楽しもうと思います。
Let's ズブズブ!!