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現役ドラフト

9月以降本当に暇。どうもおーもりです。

FA参戦だ、甲斐だ大山だ、と盛り上がるストーブリーグをよそに、新外国人の獲得報道以降多くのカープファンが暇を持て余しているオフシーズン。
そんな私達に刺激を与えてくれる一大イベントが、12/9の月曜に行われます。そう、現役ドラフトです。

過去2年は戸根千明内間拓馬を獲得。両者ともに今オフ戦力外となるなど、ここまでは成功とは言い難い結果となっているこの現役ドラフト。

一昨年は細川成也大竹耕太郎。昨年は水谷瞬長谷川威展。彼らのようなレギュラーひいては主軸となる選手を現役ドラフトで獲得することは、オフの補強手段が少ない広島にとって重要になってきます。

しかし、良いものを期待するならばそれ相応の対価を支払う必要があります。当然のことです。

そこで今回は、2024年度の現役ドラフトで広島が成功を収めるために、誰を出すべきなのか。そしてどういった選手が欲しいのかを、現役ドラフト前日の夜に書いていきます。

ちなみにこれ以降は閲覧注意です。
推しが予想されてそうだなー、と薄々思っている方はここでの閲覧をやめることをお勧めします。
そうでない方、そしてメンタルの強さに自信のある方は、私の予想にお付き合いください。

目次が見えるとまずいので昨年宮崎で撮った写真を。颯一郎なのは特に意味ないです。好きなんです。彼。

どのような選手を出すべき?

まず、どのような選手を出すべきなのか、チーム事情を踏まえて考えていきます。
基本的には飽和しているポジションから他球団の需要が高そうな選手、環境を変えた方がよい選手を出すのが現役ドラフトにおけるセオリーでしょう。

現状の広島で飽和しているポジションというと、まずは両翼が思いつきます。ここは似通ったタイプが多く、整理する可能性は十分に考えられます。

また一塁手もそれなり人数がいるものの、今年一軍レギュラーが決まらなかった唯一のポジションであるため、余程の覚悟がないとここは出せません。

そして何気に飽和気味なのが捕手。合計で8人おり、捕手はなんぼおっても困らないというのが定説ではありますが、整理する可能性も?

投手で言うと中継ぎ右腕が飽和気味。実績のある選手を多く抱えており、現役ドラフトは中継ぎが多く市場に出る傾向にあるため、リスク重視ならばここの選手を出すべきでしょうか。

そしてここからは現役ドラフトで提出されるであろう2名の選手を予想し、追加で提出される可能性のある選手を投手2名/野手2名ずつ挙げていきます。


提出予想選手2名

1.松本竜也

1人目は民事の方の松本竜也

今季は二軍で鬼のような成績を残しながら中々一軍に呼ばれず、一軍に上がっても3連投の末サヨナラ押し出しなど、神に見放されたかのような上手く行かないシーズンとなりました。

①予想理由
先程述べた通り中継ぎ右腕は飽和気味。また彼は"""何故か"""ファンからの印象も良くなく、年齢も若いため、一度環境を変え評価がまっさらな状態から再スタートするべきなのではないかと考えました。

②武器
彼の強みはやはりストレート
常時140km/h中盤ながら平均2400~2500回転を記録し、ホップ成分は平均で51cm~53cm(MLB平均41cm)と、空振りの奪える非凡な質のストレートを放ります。

手元でキュッと曲がるカット、カウントを整えるカーブ、黒田直伝の未完成のフォークなど球種の多い選手であり、個人的には先発転向もありだなと感じています。

また制球の良さにも定評があり、今季二軍では与四球率1.24 K/BB8.50、5/19~7/16の約2ヶ月間に限れば与四球率0.90 K/BB13.00という鬼のような成績を残すなど、ゾーンで攻めていける肝っ玉の座った選手です。

③弱点
彼の弱みは決め球のなさにあり、レパートリーは多いものの空振りを奪えるような球がなく、最終的に真っ直ぐに頼ってしまう場面が散見されます。
そのため被弾も多く、被本塁打率通算0.92昨季1.74とここは移籍するにしてもしないにしても改善しなければならない点でしょう。

現役ドラフトが更生の機会を与える場所ではないのは分かっていますが、彼に関しては首脳陣・ファンからの扱われ方が少し気になりますので、環境を変えるのも一つの手でしょうか。

2.宇草孔基

2人目は我が推し、宇草孔基

「結果を出せなければ終わり」と覚悟を決めた今季は、4/21に2年ぶりのホームランを放つとそこから1週間で計3本塁打の活躍。長打不足に喘ぐチームで存在感を見せたものの、腰を痛め戦線離脱。以降フェニックスリーグ・秋季キャンプともに未参加と、春先の勢いを考えれば不完全燃焼のシーズンに終わりました。


①予想理由
先程述べた通り両翼は若手が多く競争が激しいポジションであり、来季28歳と若手とは呼べない年齢に差し掛かった宇草の立場は厳しくなりつつあるため、ここらで環境を変えるのも一つの手なのではないかと考えます。


②武器
彼の武器はなんといってもその長打力。
2021年には43試合で4本塁打 OPS.764 IsoP.141、昨季は41試合で3本塁打 OPS.715 IsoP.167と、広島産らしからぬパワーを誇ります。
竹内涼真のような凛々しい顔スタイルの良さが光る身体からは想像が出来ないほど打球を飛ばす選手であり、その放物線はスラッガーの香りを漂わせます。

また足の速さも中々のもの。
アマ時代は50m5.8秒というスペックを誇っており、2021年に神宮でランニングホームラン(エラー有)を打った際のうさぎのような走塁は、多くのカープファンの脳裏にこびりついています。
新井監督にも走塁判断の良さを褒められるなど、走塁でもプラスを作り出すことができ、リードオフマンという肩書きが似合う選手です。


③弱点
彼の弱みはやはり守備でしょう。
本人の懸命な努力により改善はしているものの、定位置から中継へワンバウンドで返球するといった光景は珍しくなく、イップス疑惑も出ているほど。
そもそも守備自体がそこまで上手くなく、肩も強肩とは呼べない部類のため、パリーグ向きの選手なのかもしれません。
ただ先程も述べた通り大分改善傾向にあるため、良いコーチと巡り会うことができれば、一定レベルにまで守備力が向上し、足の速さを活かしてセンターを守る…といった未来も十分あり得るでしょう。

またアプローチの悪さもネックであり、基本的に早いカウントから仕掛け選球眼も悪いため、三振が多く四球が少ない、近代野球では好まれない打撃スタイルで勝負している選手です。
ただ選球眼に関しては今季改善が見られ、近年のトレンドである「ボールの見方」についておそらく独学でメスを入れ、今季は一軍でIsoD.064、二軍でIsoD.113と一定の結果を残しました。

予想に入れるかかなり悩みましたが、年齢や今季の結果などから(言い方は悪いですが)売り時は今なのではないかという結論に至りました。
勿論推しの移籍は嫌ですし想像もしたくないことですが、守備の負担から解放されグラウンドを駆け回る宇草孔基の姿が見たくないかと言われれば、それは嘘になります。


提出可能性のある選手

①ケムナ誠

まずは減税兄ことケムナ誠。

佐々岡政権下では124試合に登板
し抑え候補に挙がったケムナですが、新井政権では登板数が減少。また謎の離脱が増えるなど、ここ2年は満足のいくシーズンを過ごせていません。

スーパー減税モードに入ればセリーグトップクラスのリリーバーなのですが、いかんせん真っ直ぐ以外の拓に欠け安定感に乏しいことから、立場は厳しくなってきています。

先程述べた通り中継ぎ右腕は飽和気味であり、一軍選手の不調/怪我待ちをするくらいならば環境を変えるのも選択肢の一つでしょう。十分バウンスバックに期待できる選手だと思います。

②矢崎拓也

続いては学歴でねじ伏せる男こと矢崎拓也

彼もまた佐々岡監督の下で結果を残し、ブレイクイヤーとなった2022年には防御率1.82 奪三振率9.30 被打率.122と8回の男を1年間全う。翌年は登板数を伸ばしたものの奪三振率が下がり、今季も中継ぎとしては支配力が物足りず、鉄壁を誇ったブルペンでもがき続けた1年間となりました。

その逞しい身体通りのタフさが魅力で、禅の精神を心に宿しながらフォーク縦のスライダーで相手打者をきりきり舞にするピッチングスタイルが特徴。

前の2人の時にも述べたように中継ぎ右腕は飽和気味。中堅と呼ばれる立ち位置になった彼もまた、環境を変えても面白い選手の1人です。

③持丸泰輝

野手1人目は我が推し、持丸泰輝

由宇の若手では今季最も成績を向上させた選手で、4年間で通算2割に満たなかった二軍での打率を今季大幅に上昇させ、打率.268 出塁率.363 OPS.707 三振率.111とかねてより評価されていた打撃技術を存分に発揮。
一軍出場とはならなかったものの、二軍の正捕手として1年間やり切ったシーズンとなりました。

魅力はやはりバッティングで、坂倉将吾を彷彿とさせるような柔らかいスイングが売り。
ただ守備に難…いや大難を抱えており、盗塁阻止率は高い水準にあるものの、ボールを捕球する技術が非常に低くコンバート待望論が絶えません。

同い年の安竹俊喜の加入、髙木翔斗・清水叶人の評価も高いことから、出場機会を与えるための放出…というのは十分に考えられます。本当に嫌ですけど。

④林晃汰

最後は悩める大砲、林晃汰

2021年、同い年の小園海斗とともに鮮烈なデビューを果たした左の長距離砲は、ここ2年で120打席強しか与えられず1本塁打に止まるなど、芽吹いた花を成長させられずにいます。

その長打力、そして逆方向への長打は他の若手にない最大の魅力で、多くのカープファンはその放物線に未来を感じました。
しかし確実性に欠け、お世辞にも上手いとは言えない守備のこともあってか徐々に立場が厳しくなりつつあります。

ドラフトで佐々木泰渡邉悠斗を獲得した際「あっ」と思ったカープファンも多いのではないでしょうか。私もその1人です。
私はまだ林を諦めていませんし諦めるつもりもありませんが、彼が環境を変えるなら今このタイミングなのかもしれません。

獲得したいポジション


ここからは獲得したいポジション・選手の特徴について書いていきます。正直他球団の編成事情、二軍事情はそこまで把握していないため、個人名は出しません。

まずは何と言ってもセンターでしょう。
一軍のセンターのレギュラーは来季37歳になる秋山翔吾という常人には理解が出来ない状況で、まともなバックアップは一、二軍を彷徨う我が推し大盛穂とこれまた我が推しイケメンスペランカー久保修くらいしかいないという、歪な編成になっています。
ただ上質なセンターは市場にそう出てこないため、獲得する選手はまともにセンター守れりゃOKという感じでしょうか。

そして次に二遊間
シンプルに頭数が足りず、また韮澤雄也が二軍でショートに縛り付けられる事態は避けなければなりません。
ただこちらも市場にそう簡単に出てくるものではないため、獲得した選手が一定レベルでショートを守れれば御の字と言ったところでしょうか。
欲を言えば今季の二俣翔一の役割を担ってくれる選手が欲しいところですが。

また、スウィングマン(先発も中継ぎも出来る投手)、いわゆる便利屋も欲しいところです。
今季アドゥワ誠の先発転向、大道温貴矢崎拓也らの不振によりイニングを跨げる中継ぎ投手が年間通して不在で、森浦大輔黒原拓未らセットアッパーを務めるような投手に回跨ぎを強いる場面が見られたため、ここは補強すべきポイントでしょうか。
また九里亜蓮のMLB挑戦や黒原拓未の先発転向可能性も考えると、谷間の先発を任せられる投手も欲しい。となると、スウィングマンタイプの投手を1枚抱えていれば相当楽になるはずです。

最後に、150km/h超でゾーンを縦に使う、ロマンのある右投手も市場に転がっていれば確保したいポジションです。
広島にはどちらかというとフィールド全体を使って打ち取る投手が多く、球界のトレンドである支配力でゴリゴリ押す投手を加えるのは大いにありでしょう。
この手の投手は基本中継ぎタイプが多いため、多くは望みません。先発挑戦も視野に入る投手が獲れれば全裸で泣きます。

まとめ

・提出選手
❶松本竜也
❷宇草孔基
・獲得したいポジション
❶センター
❷二遊間
❸スウィングマン
❹ゴリゴリ右腕

獲得したいポジションに関しては、前半2つはあくまで希望後半の2つが現実的といったところでしょうか。
12/9の17時ごろ
に結果が分かるそうです。その時まで首を長くして待ちましょう。

最後に、ここで名前を挙げたからといって私が期待してないわけではないということだけ言っておきます。なんなら推しの名前まで挙げてますからね。

ここまでこのnoteを読んで頂き、ありがとうございました。眠くなりながら書いた文章でしたので、拙いものになってしまい申し訳ございません。

この賞味期限の短いnoteが少しでも皆さんのためになっていれば幸いです。

映像引用

データ引用

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