山本遊子更年期日誌、二十二
2023年になってしまった。年末年始は五十肩がずっとじわじわと痛くて、更年期を思い知った。もう、今年の目標は「健康でいること」これ以外にない。いや違うか、「健康を取り戻すこと」かもしれない。
健康のことを言うなんて本当に全くもってつまらない人間に成り下がったものだと思うが、自分だけの体じゃないというか、私が健康でいないと家族をはじめとして色んな人が困惑すると思うので健康でいたいと思う。困惑するならしてしまえ、とも思ったりするのだが、今はすごく内省的になっていてあまり人に自分の中に入ってきて欲しくないので、どうしたの?とか大丈夫?とか言われたくない。私の中身を人に心配されなくていいように健康でいたい。とにかく人に介入されないで心も体も自由でいたい。そのためには「健康でいること」、これ以外にない。
なんだろう、冬だからかな。もう圧倒的に寂しいし、寒いし、じっとしていたいし、ほとんどのことがどうでもよくて、軽口で君に幸あれって言ってまわりたい気分。さようならって言ってまわりたい気分。