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山本遊子更年期日誌、三十二

水キムチと玉ねぎ塩麹を仕込んで、食した週末。
発酵食品作りが楽しい。
そういえば女優が田舎暮らしをしながら野菜を作って発酵食品を作っているっていうテレビの番組見たことあるな、と思い出し。
何かその過剰なまでの発酵食品に対するポジティブシンキングが謎だったのだが実際作ってみていろいろわかった。中年女と発酵食品の親和性。
なるほど、面白い。
なんとなくDNAレベルで共感しあえるのかもしれないと思った。そんなバカな。でも本当になんか理屈じゃない面白さがあって、もっと色々仕込んで発酵させたくなっている。

そして、全然別の流れで「パパ活女子」という本を読んだ。パパ活界隈では中年女(40代50代)は本番やっても1.5万円ももらえないらしい。食べてもらえない発酵食品みたいなものだ。なんてね。

いや、発酵食品のようにそこには叡智が帰結していない、一過性のはかない世界だと思った。パパ活。そこが現代の貧困の女の末路であると同時にモテないのにモテたい男との接近戦、病んだ戦場だ。
みんな自分たちをヒリヒリさせていじめてるようにしか思えない。

とても考えさせられた。


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