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お店の営業が出来なくなって良かったこと

お店を閉めて1ヶ月ほど。
わるいことばかりではありません。お店にとって良かったこともたくさんありました。

わたしの経営する古着店はほぼ100%店頭販売だったのですが、緊急事態宣言を受けて100%通販になりました。
こんな急激な変化がなんの痛みも伴わないワケないですが、受け入れる他ありません。

よかったことに目を向けて、明るい未来に向けてこの事態をやり過ごしたいと思います。

はじめましてのお客様

通販を積極的に行うとアナウンスしたところ、はじめましてのお客様からのお問い合わせが増えました。
遠方の方だけでなく、都内の方からもたくさんのお問い合わせをいただけたのは意外でした。

わたし自身のことで考えると、SNSで気になるお店を見つけても実際に足を運ぶのは半年後、あるいはそれ以上なんてことも多いです。
「通販のみ」という営業スタイルになったことによってこの時間が短縮されたのでしょうか。

営業再開したら
お店に行きますねーと言ってくれる今回の通販がはじめましてのお客様もいらっしゃいました。
店舗の営業自粛が新規顧客へのアピールに繋がったとも考えられます。

「服はお店で見て買いたい」
このように考えている方も多くいらっしゃいます。

そうなると必然的に行ける範囲のお店で買うことになります。
気になる商品をネット上で見つけても、お店が遠かったり、入荷日に用事があって行けなかった場合はあきらめなければなりませんでした。

お店で買うという選択肢が失われた現在、本当は見て買いたいんだけど…といったお客様からのお問い合わせやご注文もいただけるようになりました。

その結果満足していただければ、お店にとってもお客様にとっても良いことしかありません。


あたたかいメッセージ

送料をお店負担にしたり、販売価格も低めに設定したり、できるだけたくさんのお客様におうちでもファッションを楽しんで明るい気持ちになっていただきたいと工夫しているのですが、
お届けできたお客様からのあたたかいメッセージにこちらが元気づけられることが多くあります。

「大変な状況ですがお店がんばってください!」

「届いたお洋服を着て出かける日を想像して今は家で楽しみます!」

わたしはお客様の満足のために最善をつくし、お客様の笑顔でまた頑張れる。
この点は店頭で接客販売していた時となんら変わりありません。


伝える力

店頭で販売していたときはSNSで「こんなの入荷しましたー」くらいの情報を出せばよかったのですが、
通販の場合は「買う」と決められるところまでの情報を、なるべく短くわかりやすく伝えなければなりません。

上手くできていないかもしれませんが、日々訓練のつもりで取り組んでいます。
これは今後に生きるスキルとして身につくと信じています。


感謝の気持ち

こんな時でもお買い物をしてくれるお客様、
商品を配達してくれる運送会社さん、梱包材などを届けてくれる業者さん…
いろんな方々のおかげでわたしの商売は成り立っている。
いままでも忘れたことは無いつもりではいたけれど、より強く感じられるようになりました。

こう書き連ねてみると、良いこといっぱいじゃないですか!?

あとは減ってしまった売り上げでどうやっていくか。
もちろんここが一番重要なのかもしれませんが…まぁわるいことばかりじゃないよって話。

がんばろう!

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