欠点から長所を伸ばすと疲れないよ~
自分の長所よりも、欠点のほうが気になりますよね。
欠点が多い人のほうが人間味があると言われたことがありますが、そんなこと言われても嬉しくないです。
先日、ラジオを聞いていたら、こんな言葉が耳に入ってきました。
「得意なことに浮かれていたら、足元を見ていなくて落とし穴におちた」
つまり得意なことに有頂天になっていると、他のことを見落として失敗することもあるということですね。
だとしたら、逆に考えて見ると面白いと思いませんか?
欠点のすぐ近くには得意なことが隠れている。
結婚式のスピーチをするときに「新婦はのろまで」とか「新婦はおっちょこちょい」とは言えないですよね。
経験のある方は多いと思いますが、こういったときどんなふうにスピーチするでしょうか。
私なら「新郎は慎重で」とか「新婦はとっても元気に動く方」とか良いように聞こえる表現をします。
皆さんもそうではないでしょうか。
欠点を上手に長所にすり替えてスピーチ!
つまり言い方や考え方によって、欠点は自分だけの長所にもなり得るんです。
これいい方法だと思いませんか?
自分で自分に向かってやってみたんです、私。
そうするとコレが結構面白いうえに、やっているうちに自分の欠点が長所だと思えるようになったんです!
短所を長所にするには考え方を変えればいい
「のろま」と「慎重」は同じ「ゆっくりしている」という動きです。
「おっちょこちょい」と「元気に動く」とは「活発」という同じ動きです。
同じ動きでも言い方ひとつで欠点にも長所にもなります。
もちろんその時の場面によっては、「ゆっくりでは困る」こともあるでしょうけど、少し時間がかかっても「正確に作業をする」ことはとても大切で、急いで失敗してやり直すほうが時間は無駄になりますよね。
私が予定時間に間に合ったとしても、少しでも早くしてほしかった相手は、私に「のろま」という。
私がゆっくり作業して予定時間ギリギリにできても、遅刻ギリギリに来た相手は「ちょうどよかった」という。
自分の思いと動作がずれると、相手にとっても自分にとっても「欠点」となりがちですが、ずれなければ問題ないわけです。
つまり初めから思いと動きがずれないように行動すれば「欠点」は欠点ではなくなるのです。
「欠点」は「悪」ではない
欠点は「悪」で長所は「善」ととられることがしばしばありますが、欠点は苦手な部分であるだけで「悪」ではありません。
つまり、それで他者にとって「悪」になることはないのです。
私がおっちょこちょいでつまずいて、持っていたコップの水がこぼれて、隣にいた人に水がかかってしまった…
確かに私は迷惑をかけてしまいました。でも、不可抗力ですし運動神経の良い方なら上手に除けられると思いませんか?
これは私の勝手な考え方かもしれませんが、不可抗力で他者に迷惑をかけたことのない人など皆無ではないでしょうか。
欠点を長所にすると個性が伸ばせる
すべての人が同じドジの踏み方をするわけではありません。ドジの踏み方にも個性があるんです。
良いところはそのまま、欠点と思う部分は考え方で長所に変わるのですから、欠点に焦点を当てていくと、長所が増えどんどん個性が伸びていきます。欠点からの出発というのはとても楽で疲れない生き方でもあるのです。
どこに問題があるのかをまず見つけてみましょう。
のろまの原因はどこにあるのか。
「朝起きるのが遅いのか」「歩くのが遅いのか」「自信がなくて確認しすぎなのか」
原因が分かれば時間を短縮できる個所も、同時に発見できるはずなんです。
あなたが自分の欠点に悩みを抱えているのであれば、欠点から出発してみてください。
あなたは今日を無事に生き延びました。それはあなたにとっての「奇跡」です。明日もきっと無事に生き延びて「奇跡の一日」を送ることができるはずです。
自分を目いっぱい愛して可愛がってあげましょう!
「欠点」があるなんて「可愛い」と思いませんか(*^^*)
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