2月の良かった5曲
SHISHAMO『フェイバリットボーイ』
SHISHAMOは中学高校あたり流行っていた思い出がある。この前、10周年記念アルバムみたいなのが出たらしい。
ボーカルが好きな男に対してかわいいっていう感情を伝えると恥ずかしがっちゃうから、眺めているみたいな気持ち。
基本的にあまりアーティストを見ないのだけど、イントロだけでびっくりして、やけに馴染みがあって懐かしかった。長いこと聞いていなくても覚えているものだなぁ……と。
syudou × まふまふ『クロックワークス』
この記事を書くために調べてびっくり、「ブルリフ」のタイアップ曲だったとは。syudouもまふまふも歌声がかなり苦手なのだが、今回はすっと入ってきた。
このアーティストの組み合わせ、生きづらさみたいなのを歌い上げる似たようなアーティストだし、シナジーがあるなと。
やっぱりまふまふが作曲にかかわった曲はとても好きだわ。
圧縮されていて駆け抜けてながら高まっていき、爽快な余韻を遺していく。
ひさびさに曲を聞いていて体に風穴が空いた気分になった。
水曜日のカンパネラ『赤ずきん』
リズム良くストーリーを語り、サビで歌うやつ。
童話赤ずきんに沿って歌っていくのだけども、「童謡のなかで動揺したね」みたいに、ウィットに富んでいる。
歌声があまり好きじゃないなと思っていたんだけど、クセになってくる。
チョーキューメイ『故のLOVE』『最終列車で君に会いに行く』
MVはあまり良くなさそうなのでサブスクサービスとかでアルバムで聞いて欲しいな。
アルバムで何度も通して聞いている。30分もないし7曲だけでので、ガッツリリラックスしたいときとかに。
歌がうまいのか下手なのかわからん。味がある、表現力があるといった言い方がいいのかな。詞の方も実の所よくわからないような比喩が多い。ぶっちゃけた話をすれば、詞どころか曲もぶっちゃけ良くわからない。でも好き。
『故のLOVE』はサビで「ゆえのラブ~~ウゥ~~うううぅ~~」と呻くように歌うところに軽い共感を寄せてしまう。「さみしくてしんじゃうぞ」とかもメンヘラって感じがする。考えてみれば全体的にスピった感じの行動と曲だなって。
私がさみしくてしかたないし、あなたがいればキラキラするって、だからラブだなんて、とってもエゴ。
「最終列車」は愛と嘘の話なのかな。まぁ誠実でない君を受け入れたまま時を過ごすってだけのこと。最終列車のニュアンスをどう掴むかだよな。君は嘘をたくさん吐くけどでもそれすら愛して、どんなに物理的にも精神的にも距離が離れていても、私が君の側にいるよ、だって運命だから、そういう話だと思う。
この曲でもエゴが突き通されている。そして漂うメンヘラ感。捨てられそう。
しかし聞いていると感情移入したりスピった景色を一緒に幻視できたりとなかなかにトリップするのに丁度いい。
このアルバム全体がそういうようなメンヘラ的素質およびスピリチュアルな雰囲気につつまれており、かなり気に入っている。
終わりに
今月はチョーキューメイのアルバムがぶっささりました。来月もこの調子で曲を探していきたいな。