「教育をアップデート」中学生との対談まとめ
◆こういう方に見てほしい◆
・学生で進路に悩んでいる方
・親御様でお子様の教育に悩んでいる方
・社会人で新人教育に悩んでいる方
◆ネタ元のstand.fm配信はコチラから◆
1.はじめに
「日本の未来は明るい」
この対談を一言で表すと、この言葉に尽きる。
現在私は専門学校の非常勤講師をしているのだが、
ジェネレーションギャップというのか、価値観の違いを感じることが多い。
その世代の子たちにどうやったら心に響く授業ができるのか。
去年1年間考えながら、自分の授業をアップデートしてきた。
もっと大人が若い子たちの価値観を理解して、
「教師の指導方法のアップデート」が必要だと感じている。
僕はstand.fmというツールを通して、
奇跡的に意識高い系の中学生、あーちゃんと出会うことができた。
現代の女子中学生のリアルな想いやスタンスを知るため、
今回コラボ収録を行った。
若い世代は自分で情報を整理し、上手に発信し、成長している!
さあ、私達が今こそ教育をアップデートするとき!
2.何のために学校で勉強しているのか?
私が大学生時代に家庭教師をしていた時に
感じていたことの一つが学生は勉強する意味を理解していない、
ということ。
勉強する内容が将来に必要ないと思っているから覚えられない、
勉強しない、モチベーションが上がらない。
正直僕もいい大学に入るという目的だけで勉強していたので、
勉強することの本質は理解していなかった。
実際私がそれを理解したのは30歳でフリーランスになって、
自分の名前で仕事をするようになった時である。
以下が、現役女子中学生アイドルの答え
【あーちゃんの回答】
・常識を学ぶ場所
家にいるだけでは家族の常識しか学べない、
学校で色々な人の立ち居振る舞いを学ぶことができる
・友達と競い合い高められる場所
勉強の成績などで友人と競い合い、やる気が出る。
また今は家でPCを使ったり他のツールを使ったりして勉強できるので、
無理せずに自分のペースでやることが大事。
まずはしっかりしてるなぁーーーー!!!
というのが素直な感想。
中学3年生でここまで考えているのはすごい。
回答としては120点である。
そもそも中学生でstand.fmにたどり着き、
大人たちとコミュニケーションを取っている姿がたくましい。
少し違う視点で質問してみて、
私が知り合いに聞いたことがある最近の学校事情は、
・平等性を保つためにリレーで一緒にゴールする
⇒【あーちゃんの回答】全員を待って一緒にゴールしてる(事実)
・キャラクターの文房具の使用NG
⇒【あーちゃんの回答】キャラものダメとかはない(場所による)
その他、校則は制服の腕まくりNGというものがあるらしい(笑)
「自分らしさ」を大事にしつつ、「平等性」を重要にしてるのが、
今の文化だと感じた。
私の世代は詰め込み教育、体罰が当たり前だった。
眠っている人を起こすために物を投げてる先生がいたりとか、
言うことを聞かない生徒にビンタするとかは当たり前。
※チョークを投げる先生がいて、野球部のキャッチャーの子は
キャッチしていたらしい(笑)
それが今は体罰が禁止になり、スマホとSNSが発達した。
また差別やいじめをなくすため、平等性が非常に求められている。
そこで一つ競争心などは比較的低くなったのかなと思っている。
あの子に負けたくないとか、絶対これを達成する!
という意気込みが見れない。※個人的感想
また社会人新人教育あるあるで、最近の新卒の子は電話に出れない。
それは、携帯の普及によって
誰か知らない人と電話で話す機会がなくなったことが原因と思う。
だからお客様や取引先と話す時に敬語が使えない。
また携帯の文字変換に慣れて漢字が書けない子が多い、
画像も写真を見る機会が多く、イメージする力が低下している。
※この辺りは大人の私達にも言えることだと思う。
⇒この辺は深堀できていないため、それを踏まえて
どういう教育が必要かは次回の課題
【個人的な標題の質問へのひとつの答え】
私の個人的見解の答えは、人生の選択肢を増やすためだと思う。
たくさんのことを学んだ方が仕事の選択肢も増える。
また例えば、数学を学ぶことでロジカルな思考を学び、
国語を学ぶことで言葉の使い方を学ぶ、ように
間接的に社会で生きていく上での手段を学んでいる。
この世の中、中学生や高校生でもブロガーで稼げる時代、
youtuberも人気の職業ではあるが、
やはり何かを達成するためにはロジカルな戦略や
言葉を操る力などは必要だと思う。
そこが私は数学の証明を解くことや、国語で色々な文学に
触れることだと思っている。
社会では地頭力が大切だと思うのだが、
自ら考えて行動できる力を若いうちに付けることは大切だと思う。
ただあーちゃんが言った名言があり、
「人生命があれば何でもできる」
という言葉も非常に好きである。
社会人になって新しくやりたいことが見つかったら、
また学校に行ってそれを学べばいいと思う。
自分のライフプランの中でいつまでにどうなりたいか、
その人生設計が重要。
ここが次につながるのだが、夢とか目標が必要だと思っている。
3.夢や目標はありますか?
【あーちゃんの回答】
食で人を幸せにしたいと思って管理栄養士を目指している。
最近は西原さつきさんの影響で笑顔でみんなに平等な社会を創りたい、
と思った。
LGBTに興味があり、LGBTの方が自由に生きれる社会を創りたい。
12人に1人LGBTがいる、みんな身近にいることを気付いてほしい。
あーちゃんは明確な目標を持ってて、さらに感心しました!!!
ちなみに西原さつきさんの紹介
※西原さつきさんのHPより抜粋
幼少期から強い性別違和に気が付き、16歳から身体を女性へと変え始める。大学卒業後に3年間OLとして勤務。
26歳でタイにて性別適合手術を受ける。
2015年にトランスジェンダーの世界大会「MissInternationalQueen 2015」に出場。
特別賞の「ミス・フォトジェニック賞」を受賞。
現在では女優、タレント活動を行なう。
好物は和菓子。
今の子たちは色々なツールを使って、刺激が受けれていいなと思った。
中学生でLGBTの勉強をしているのは本当に素晴らしい!
私は小学校でスラムダンクに憧れてバスケットを始めて、
中学校で「耳をすませば」という映画に憧れて小説家を目指し、
理系脳だったのですぐに挫折した。
漫画や映画に憧れ多かった世代、それはそれで青春だな。
最近の若い世代は夢や目標を持ってない人が多いイメージだったが、
そんなことはないことが意外だった。
※個人差はあると思いますが
【個人的なひとつの答え】
夢や目標があった方が人生が豊かになる、と思っています。
私の座右の銘は、
「人生は愛と夢でできている」っていうこと。
愛と夢は自分の人生にモチベーションとパワーを与えます。
ただその夢や目標は、
「結婚して幸せになる」
「飼っている猫と幸せに暮らす」
そういう目標でよい、人生楽しく、幸せで豊かな人生を歩んでほしい。
またその夢や目標は発信し続けてほしい。
夢を語ることは恥ずかしくないし、
それを聞いて周りの人が必ず助けてくれるはず。
また夢や目標がないという人は、まずはこのnoteを呼んでほしい。
この内容を参考に専門学校で授業をしたら、生徒にぶっ刺さりました!
好きを仕事にするって、いいことばかりじゃないけど、
会社が嫌で愚痴ばっかり言ってる人とか、ストレスで命を落とすとか、
そういうことがなくなればいいなと思います。
小さな目標で良いので、目標設定して、
人生を豊かにしましょう!
4.コロナ渦での教育の変化に関して
最近話題の「オンライン教育」「甲子園中止」
などについても質問してみたところ
「オンライン教育」
環境を整えるのが大変(wifi環境がない家やPCがない家もある)
また親御様も子供の面倒+オンラインの面倒も重なると
他のことができないので大変。
学校は連係プレーで動いているので、できる人だけやるというのは難しい。
「甲子園中止」
部活動の大会はほとんど中止になると思う。
学生はやりたいと思っている、
ただできる方法を考えて動いてくれると嬉しい。
ただ先程にもあったように平等性が大切なので、
できるところだけやるとなると、またややこしくなるため、
簡単に動けない問題なのだろう。
TVだけの情報だと何でやらないんだろう、とか
学生はどう考えているんだろうとか、思いますが、
全体最適を考えると上手くいかないのが現実。
コロナの環境下でもあーちゃんのようにstand.fm や mocriなどの
アプリで自ら学びの機会を作っている子もいるため、
個人でどんどんアップデートで来ている子もいるのは事実。
5.まとめ
今回の対談前のイメージでは、もっとふわっとした話から
核心に迫る内容へ行こうと思ったが、
あーちゃんがあまりにもしっかりしていて、非常にスムーズに話が進んだ。
中学3年生からこんな言葉を聴けるとは思わなかった。
改めてあーちゃんありがとう!
また先日のNewspicksの配信でも、学校教育が進化していることに触れていて私が思った以上にすでにアップデートされている!!!
※1時間くらいあるので、お時間あるときにご覧ください。
※MEGUMIってDragonAsh降谷建志さん奥様なんですが、
カフェ経営してるらしいです(笑)
まだまだ聞き足りないので、また第2段をやりたいなと思ってます。
もっとリアルな良い授業の共有や楽しいと感じるものなどの
深堀がしたいです。
例えば、ペアワークと言って英語の授業で二人一組で
英単語を覚える方法があるらしく、すごく良いと思いました。
そこをもっと深堀していきたいです!
今回のまとめは、
「日本の未来は明るい。」
SNSの発達などにより社会がさらにアップデートされて、
悪い一面もあるが、良い一面もある。
だからこそもっとたくさんの人がnetリテラシーを高めて、
情報を上手く利用して吸収して、社会へ羽ばたいてほしい。
そしてもっとたくさんの教育者が若い世代へコミュニケーションを取って、
教育をアップデートしてほしい。
「楽しくなければ授業じゃない」
というのが、私のポリシーなのだが、
教育する立場の人間がもっとアップデートされるべき。
授業中に生徒が寝るからどうしたらいいか?
ではなく、どうやって生徒が眠くならないワクワクする授業ができるか?
を考えていくべき。
自分の実践を加えてさらに良い教育を行っていきたい。
コロナによって、
「世界は変わった。私達は変われるか。」
上記のイベントのキャッチフレーズより引用。
※アフターコロナへの見解を各界の著名者が語ってます。
さあ今こそイノベーションを起こしましょう!