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【年会費更新】アメリカではクレジットカードの年会費を払わない?
こんにちはUgoUgoです。
この記事ではアメリカのクレジットカードの更新・年会費について書いています。初年度無料で作成したクレジットカードの、「2年目以降の年会費を浮かせたい」と考えている方の参考になれば幸いです。
新しくクレジットカードを作成する際に、「初年度無料」やボーナスマイルなどの特典を考慮する方が多いと思います。とてもお得な方法なのですが、2年目からは、「年会費」が発生してしまいます。
私は、年会費を抑えたいな、解約しようかな、年会費を払っても使い続ける価値のあるカードかな、と考えていたところ、「アメリカではクレジットカードの年会費を交渉して値切ることができる」との噂を耳にしました。
日本ではあまり聞かない話ですが、アメリカでは可能のようです。渡りに船とはこのこと。色々と調べてみました。
Key Points
・初年度無料のクレジットカードを作成し、更新のタイミングの方
・年会費を払わない方が嬉しいという方
・特典が欲しいという方
1. 交渉にあたっての事前準備
まず、本当に交渉ができるのか?という点ですが、できます。
Webで情報を収集したところ、同じように交渉をしている方がいらっしゃったことと、私が交渉できたので、おそらく他の方も交渉可能だと思われます。
ただ、カードの利用状況などに左右されるので、100%ではなく、試す価値があるという感じで考えていた方がいいかと思います。
ここでは、実際の私の経験をもとに、いくつかのポイントをまとめました。
1-1. オファーの内容
交渉することで得られるオファーは、年会費の割引、無料化、ポイント(マイル)の獲得などがあるようです。
どういったオファーになるのかは、そのカードを過去にいくら分使ったか、クレジットスコアなどの要素も関連しているようです。
つまり、具体的には分かりません。
考えても仕方がないので、うまくいかなかったら解約すればいいやくらいの軽い気持ちで、とりあえずトライしてみるしかないと思います。
1-2. 交渉の目標設定
後述しているように、オペレーター次第で結果が変わることが予想されるため、ある程度の目標を設定しておいた方が、その後のやり取りがスムーズになると思います。
私の場合は、現在のカードに満足していて、「年会費を払ってもいいかな」くらいに考えていました。
そのため、何かしらのオファーがあれば「交渉成功」という目標設定にしました。
1-3. 交渉のタイミング
具体的には、初年度無料のカードの場合、カードを作ってから13ヵ月後の請求時に年会費がチャージされます。
このタイミングで、カードの裏に書かれた番号に電話し、オペレーターと交渉します。
交渉がうまくいかなかった場合でも、その時点でカードを解約すれば年会費を払う必要はないようです。
前もって交渉することも考えたのですが、私の場合は、早い段階で交渉してうまくいかなかった場合に、カードを解約する理由がなかったのと、どういった内容で交渉の話を切り出していいか分からなかったので、年会費が一度チャージされたタイミングでの交渉を行いました。
注意点:
年会費の請求があった後に、そのカードを買い物で使用してしまうと、年会費を払う必要があります。
前提として、「年会費を払わずに、もしくは何かしらのボーナスをもらってカード使用する」または、「年会費を払わずに解約する」のが目的なので、この点には注意する必要があります。
実際にやったこととしては、カードの作成日を把握しておいて、その前後は注意して請求書を確認するようにしていました。
だいたいの方は、ケータイのアプリで確認できると思うので、アプリでの確認が簡単だと思います。アプリを使用していない方でも、ネットで確認できます。
例えば、2019年7月に作成したカードであれば、2020年8月末までには、年会費がチャージされます。
ですので、その前に一旦使用した分の料金を支払っておいて、年会費がチャージされるのをアプリで確認するという流れです。
チャージされたのを確認したら、実際に電話交渉を行います。
1-4. 想定される交渉の流れ
カード会社のオペレーターと電話での交渉を行うのですが、まず、「年会費が高いので、年会費を払いたくない、もしくは、何か特典がありますか。」と要件を伝えました。
この場合、次の2通りが想定されます。
「交渉成功」の場合
何かしらのオファーがあるので、問題なければ、その場でのオファーを受ける。
もしくは、さらに良い条件のオファーをもらうために、電話をかけ直すという流れになると思います。
「交渉失敗」の場合
パターンとしては、解約の方向に進んでしまう場合もあります。
特に、オファーがなく、問題がないようであれば、そのまま解約する事になります。
何かしらのオファーが欲しい場合は、ちょっと都合が悪いです。
ここで諦めることもできますが、一度電話を切って、掛け直す流れになると思います。
注意点:
解約する場合は、使用していたカードに関連するポイント(マイル)などを考慮する必要があります。
これは、アメリカのクレカに限ったことではないのですが、カード失効と同時にポイントが消える場合もあるので確認が必要です。
オペレーターによっては、その場で、残っているポイントについての確認や、ポイントの消化についてのアドバイスをくれる方もいますが、事前に確認しておくとスムーズです。
2. 私が経験したやり取りの流れ
ここまで、事前に把握しておきたい情報を書いてきましたが、ここからは、実際にカード会社に電話をかけた際の流れを書いていきます。
私の経験を書きますが、どこまで書いていいのか分からないので、、最低限の情報だけを書きます。
2-1. カード会社と交渉の電話
ほとんどのクレジットカードでは、裏面に電話番号が書いてあるはずです。
だいたいのことは、この番号に電話すれば対応してもらえると思います。
以前、クレカが不正使用された場合も、この番号に電話して対応してもらいました。
(詳しくは、【クレジットカード紛失】アメリカでクレカの不正使用にあった話、を参照ください。)
クレジット会社によって、いくつかのパターンがあるようですが、まず、自動音声で電話の目的を聞かれます。
その後、オペレーターにつないでもらい、解約の手続きを行う項目に進みます。
今回の場合も、カード裏の番号に電話をかけました。
すると、自動音声で案内され、「どういったご用件ですか?」と尋ねられたので、「解約したい」と伝えると、オペレーターに案内されました。
2-2. 実際の交渉の内容
事前準備の項目にも書いたように、まず会話の初めに、「年会費が高いので、年会費を払いたくない、もしくは、何か特典がありますか。」と、はっきりと、しかし相談するような感じで、要件を伝えました。
すると、1人目のオペレーターからは、特に何もありませんでした。
無料のカードを案内されました。
年会費払いたくないといっているので自然な流れですが、こちらは何かしらかのオファーが欲しいわけです。
とりあえず、「かけ直すと言って」電話を切りました。
もう一度、電話をかけます。
2人目のオペレーターです。
同じ人に繋がったらどうしようかと不安でしたが、無事に違う方につながりました。
この方からは、いくつかのオファーがありました。
直接的な年会費の無料化や割引はありませんでしたが、それらに相当するような特典がありました。
特に今の時期は、コロナの影響で、クレカに付帯する特典を全て利用できていないので、その替わりになるようなオファーという印象でした。
何かしらのオファーがあれば「交渉成功」という目標設定でしたので、その中の1つのオファーを受けることにして、電話を切りました。
3. 交渉結果は、オペレーター次第
アメリカに来て感じた日本との違いの1つですが、アメリカでは多くのことが交渉可能です。私の経験では、アパートの家賃の値引きなども可能でした。
そのため、とりあえず交渉してみるという姿勢は必要かもしれません。
しかも、担当者によって内容が変わることが考えられるため、クレジットカード会社のオペレーターも同様に、電話の相手によって引き出せる交渉結果が大きく異なります。
今回の私の場合もそうでしたが、一旦電話を切って、もう一度かけ直すと、会話の内容が大きく異なります。
納得がいくまで何度も電話するという選択肢もあると思います。
私は、粘りませんでしたが。。
4. 交渉ステップのまとめ
簡単にまとめると、以下のようになります。
1. 現在使用しているクレジットカードを継続するかどうかを検討する。
2. 年会費がチャージされるタイミングを確認する。
3. 年会費がチャージされたことを確認し、クレカの裏に記載されている電話番号に電話する。
4. オファーがあった場合は、そのオファーを受ける。
何もオファーがない場合も十分考えられるので、その場合の準備もしておいた方がいいと思います。
「解約せずにそのまま使い続ける」「別のクレカを作成する」などのパターンでしょうか。
5. 思い立ったが吉日
初めての交渉で、しかも英語という状況で、少し緊張しました。 ちょっと電話するだけで、何かしらの特典がもらえるので、多少の手間はかかりますが、私はトライしてよかったなと感じています。
もちろん個人の考え方次第ではありますが。
アメリカの市場の状況は、日本と比べるとどんどん変わります。
クレジットカードのサイトを見ているだけでも、時期によってボーナスのオファーが大きく変わっています。
そのため、ここで書いたような内容が、今後は変わる可能性も十分に考えられます。
ちょうど、クレカの更新タイミングの方がいらっしゃれば、早めにトライしてはいかがでしょうか。特に、今回のような場合には、金銭的リスクは無いので、やらない理由は見当たらないように思います。
今回の記事は、以上です。
私の経験ではありますが、どなたかの手助けになれば幸いです。質問などがありましたら、いつでもコメントください。