うごめき廻巻 【松風月】
Random thoughts and head trip [205]
暦的現在を綴る。
6月3日(月曜)
ぼんやりした頭では浮かばないことと、ぼんやりしている時だからこそ浮かぶものがある。朝やるか、夜やるかの話だ。朝の方がいいと思って朝やる予定を入れていると、結局寝坊して流れる。
そうそう、今日は”オズヤス”の『生れてはみたけれど』の封切りだ。固定アングルでキメてやろう。
6月4日(火曜)
ずっとアッパーな状態が続いている。ずっとガムを噛んでる。毎日何かが起きている。忙しいのはありがたいことだ。
大坂夏の陣ではついに豊臣氏が滅亡する。ずっとイケイケではいられない。
6月5日(水曜)
地の違いを指摘することは難しい。そう簡単には交われないのだ。たくさん入れて減らして出す、これが大事だ。
幕末に初めて造られた洋式船の名は「鳳凰丸」だ。聖徳太子にあやかったのだろうか。らしさが表れている。
6月6日(木曜)
混沌は一定量集めて並べると展示物になる。そう思いながら日々の混乱を過ごすようにしている。そのためには、軸が必要だ。少なくとも2軸はいる。
世界初の大学博物館はオックスフォード大学のアシュモレアン博物館だ。元は驚異の部屋だった。軸は珍しさと不思議さだろうか。
6月8日(土曜)
さて、立ち泳ぎからダッシュへと種目が変わってきましたね。アップアップしながら耐える時間から、今の精一杯で全身を酷使する時間へ。そこに映る姿は、時分の花というものでしょうか。
『1984年』が発刊し、新たな世界が飛び込んできました。もがいて咲いてもがいて咲いて、まことの花は無文の花。
6月9日(日曜)
頭の整理は大事だが、軸をどうするかが肝になる。後にローマ皇帝となるネロは本日、オクタウィアと結婚する。その9年後の今日、婦人は処刑され、さらにその6年後の同日にはネロが自殺する。暦的には連続する出来事だが、その間には物語がさまざましている。 語呂を軸にしたらロックの日だしね。
6月10日(月曜)
『別日本で、いい。』を半分まで読んだ。one-another、反観合一、ダブル・コンティンジェンシーと、キーワードが目白押しだ。買ってから合間合間で少しずつ読み進めている。
オルタナティブではなくアナザーとしてるのが、いい。本日発売の森永製菓の「ミルクキャラメル」も、様々なアナザーを生みバージョンを作っている。別日本を巡る旅もおもしろそうだ。
6月16日(日曜)
ちょっと復活。だいぶ脳の動きが回復した気がする。息継ぎなしで泳いだら、いけない。
フォードとIBMの前身企業が設立、アサッテ君が連載開始。どれも息が長いことで有名だ。長く泳ぐには何がいるのだろうか。
4ヶ月後には、長い1年がはじまる。
6月17日(月曜)
最近はずっとガムを噛んでいる。歯にいいらしい。集中力も増す。お腹の調子は悪い。飛び散った矢印を元に戻す。
今日はゴーストップ事件の日だ。軍人の信号無視から事件が大きくなり、その後の歴史に波及する。
ガムを噛みながら、雑多に何かを漁る。
6月18日(火曜)
最近目玉焼きを作るのにハマっている。手元にあるフタがフライパンより小さいため、フタを手に持った状態で蒸している。生活の知恵が圧倒的に不足している。
リクルート事件から36年。彼らには倫理観が不足していたようだ。いや、倫理観は不足するものではないな。軸の問題である。
6月20日(木曜)
基本的に宵っぱり気味の生活をしていたが、最近拍車がかかってきた。ここまでやろうの「ここまで」が深夜級なのである。やり始めてから気づく。細切れに頭を切り替えるのが苦手で、一気に集中しないと物事が進められない。偉大な作家たちは作品作り以外はどうだったのだろうか。
近松門左衛門の『曽根崎心中』と二葉亭四迷の『浮雲』が初お披露目される。
6月23日(日曜)
山場を越えた感がある。変化が目に見えてちょっと満足してきたためだろうか、ちょっとの満足が歩みを止めさせる。
仕立て屋銀次が逮捕される。明治期の大スリ親分だ。大正時代には出所するが、万引きで再び捕まる。スリはクセになるらしい。夢中と中毒の違いはどこにあるのだろうか。