1年で社員数3倍!mentoがオフィス移転に込めた狙い
こんにちは。mentoの井原(racchi)です。
mentoに入社してたった1週間で、オフィス移転を経験しました。(入社後最初のミッションが引越しでした)
なぜこのタイミングでオフィス移転をするのか、その狙いやプロセスを入社間もない自分の目線でインタビューして、公開したいと思います!
少しでもmentoのチームやカルチャーを知っていただくきっかけになれば嬉しいです!
そして、もし応援してくださる方がいらっしゃれば、、ウィッシュリストを置いておきますので、よろしくお願いします!(図々しくてすいません…)
このタイミングでオフィスに投資する理由と狙い
mentoは、直近1年で事業も大きく成長し、社員数も3倍(5名→4月入社予定で15名へ)と、急成長しています。シンプルに人が増えているからオフィス移転自体に違和感はなかったのですが、このタイミングで大きくオフィスに投資するのは、きっと狙いがあるはず。
投資意思決定に関わった、CEOの木村とCTO松山へ、その背景を聞いてみました。
学びが循環する組織へ。オフィスが果たす役割とは
木村「移転を考えたきっかけは採用を加速する中で、前のオフィスのキャパシティの限界が見えてきたからですね。mentoでは週2回、月曜と金曜に出社し、残りはリモートでも出社でも自由というハイブリッドで勤務するスタイルをとっています。それにもかかわらず、全員座れないのに出社して!というのもおかしいと思ったので、いい物件はないか探し始めたのがきっかけです。」
ーーーあえて出社する、出社日をあわせる理由ってあるんですか?
木村「出社をするからには、”関係の質が上がる”こと、”クリエイティビティが発揮できる”ことが大事だと思っていて。旧オフィスは、執務室と会議室が分けられていて、目的を達成できないと思ったんだよね。偶発的な会話やアジェンダのない会話から、アジェンダが生まれるみたいなことを増やしたいねという話をしていて、オフィスに投資しようという意思決定につながりました。」
松山「旧オフィスでは、執務室と会議室が明確に分かれていたがゆえに、執務室は業務する場所、会議室は目的やアジェンダを決めてMTGする場所、みたいな動き方になってしまって、雑談みたいなものが減った感覚があって。リモートの中では、そういった時間を作るのが難しいし、Gatherのようなバーチャルオフィスで雑談を増やす、みたいなアプローチも不確実性の高いフェーズのmentoには合わないと思ったんですよね。」
木村「今は、分業して効率を上げていくフェーズなのか、でいうと違う。どこで業務を分けるのか、も曖昧だし、探索していく仕事が多いフェーズ。だからこそ、目的思考で最初に決めたことをしっかり実行していくのではなく、早くtryして学習していく、学びが循環する組織にしたいという想いが強くあります。そのために、うまく対面でのコミュニケーションを活かしたいし、それがしやすいオフィスに投資する、というのは大事だと考えています。」
松山「加えて、今のフェーズのmentoでは、職種ぎりをあんまりしたくないという思いもあって。よく、エンジニア席みたいなものを作ったり、エンジニアのみ出社自由とする会社もあると思うんですが、mentoは今の企画やプロダクト開発のプロセスをみても、ものすごく不確実性が高いissueに向き合っているからこそ、企画と開発のコラボレーションがむちゃくちゃ重要だと思ってます。だからこそ、同じ日に来て、顔を合わせたり、偶発的なコミュニケーションが生まれるオフィスに投資することは重要だなと思っています。」
自分たちでモメンタムを生み出し、味わえるチームでありたい
ーーーそれでも投資に反対する声ってなかったんですか?
木村「もちろん反対はありました。まだ早いんじゃない?4−5ヶ月待っても良いのでは?こんなにでかいところで?みたいな意見も当然出てきて、議論しました。結果的に、自分たちの理想やそれを実現する働き方についての合意も取れたので、いいプロセスだったと思っています。この議論をトリガーに事業計画が精緻になり、コストコントロールをしっかりするように進化することもできました」
ーーーその状況でもぐいっと推進した背景や思いみたいなものってどこからきているんですか?
木村「実は、コロナ禍の2020年ごろ、一時的に事業が停滞した時期を経験していて。モメンタムを失う辛さと、それが簡単に起こりうることを実感しました。自分たちでモメンタムを生み出し、それを味わうことの重要性は身にしみて感じています。だからこそ、みんなで車座になってワイワイ話して分かち合う場を作りたいと思いました。」
松山「あの時は、世の中的にオンラインベースにならざるを得なくて、きつい状況なのにオンラインで目的ベースの会話になりがちだったことも、辛くなった原因だったかなと思います。」
コロナ禍を経て、フルオンライン化やオフィス縮小に踏み切った企業も多い中、アーリーフェーズのスタートアップであるmentoが、大きな投資としてオフィス移転の意思決定をした背景には、あらためて自分たちがどういう事業を成し得たくて、どういうチームでありたいか、という思考と議論があり、チームパフォーマンスを最大化する狙いが込められていました。
わずか2ヶ月でのスピード移転で大事にしたこと
移転の意思決定が、2022年10月末、そこから1月頭のオフィス移転までわずか2ヶ月。いい物件に巡り会ったというのはありつつ、かなりのハイスピード移転でした。
それを牽引した、オフィス移転PJTリーダーのKOCHANにオフィス設計やコミュニケーションデザイン、移転PJTの裏話を聞いてみました。
ーーーにしても、むちゃくちゃタイトな日程での移転だったんですね…!?
KOCHAN「noriさん(木村のことです)から移転の話と、PJT任せるって話が来た時が、10月の末、そこから2Wで施工会社を決めるところまでやる必要があって。えーーってなりました(笑)そこから年始すぐに荷物の搬出まで一気に駆け抜けた感じですね。プロセス自体はとても楽しかったですが、何にせよタイトでした。」
ーーー時間がない中でも、特に大事にしたことってどのあたりですか?
「VISIONである”夢中をふつうにする”を体現するオフィスであること、ですね。オフィスPJTのキックオフの時に、それを最初に提示しました。
新しいものが生まれる場所であり、人が立ち寄れる止まり木みたいな場所にしたいと思っていて。それを実現するために、旧オフィスのようにパキッと分けないけど、メリハリを意識したゾーニングにしつつ、とはいえ、緩やかに変わることのできること。可変性、拡張性みたいなことをを大事にしました。部屋を完全に分けるのではなく、ロッカーで空間を自然に仕切る、とか、ファミレスっぽくMTGでも仕事でもご飯食べてもいいようなスペースもつくったりしました。
mentoで働くみんなの遊び心をくすぐるような、オフィスっぽくない要素も大事に設計しました。
一番大事にしたエリアは、キャンプファイヤーのように、火を囲んで本音の会話が始まるような場所にしたいという思いを込めたFIRESIDEです。
本当は、ウェルビーイングエリアみたいなものも自分たちらしく作りたかったんですが、限られた予算の中で今回は一番大切にしたいことを優先して断念しました。アイデアは次回の移転の時に取っておきます。」
ーーー大変だったポイントや、面白かったエピソードとかあります?
「一番大変だったのは、予算とやりたいこととのバランスですね。やりたい!だけで進められるととめどなくお金がかかってしまうので、自分たちでなんとかできることは極力お金をかけない、とか細かいところも工夫しました。
面白かったのは、会議室プロデュースバトルです。会議室もいわゆる会議室にするのではなく、PJTメンバー3人がそれぞれコンセプトを出し合って決めるスタイルにしました。結果、三者三様の部屋が出来上がりました!
移転後に嬉しかったのは、一番こだわったFIRESIDEのエリアで、想定した通り、みんなが盛り上がってお互いのモメンタムを共有していたり、あそこらここらで突発的な会話が生まれているところですね。自分たちの基地って大事だな、と感じています。」
移転後のオフィス紹介
では、新オフィスを紹介します!
今後、オフィスでのイベントなども企画していきますので、ぜひ遊びに来てくださいね!
エントランスウォール
KOCHAN発案で、動きや、躍動感、はじまるなという感覚を表現したエントランスウォールがお出迎え。
コミュニケーションエリア
FIRESIDE
みんなが集まってのMTGやオフサイトでお互い顔を合わせて本音で語り合う場所。MTG以外でも、休憩したり、軽く雑談したり、いつも誰かが集まる場所になっています。
カフェスペース
リラックスして作業したり、ランチを食べたり、業務エリアと会議室スペースの間にあるため、偶発的なコミュニケーションが生まれやすい場所です。
業務エリア
席は全てフリーアドレス、自分の荷物はロッカーに入れる形で、毎日違う人の近くに座ったり、偶発的な会話が生まれるようにしています。
オンライン商談席
オンライン商談用に、周囲の声が聞こえずらく、商談に集中できる席を準備しています(自分たちがもっと成長したら専用ワークブースを置こうと企てています)
レストラン席
サクッとMTGしたいとき、気分を変えたい時、ランチしたい時、などその時々の気分で利用しやすいスペースです。
会議室エリア
CAMP LABO
発案はKOCHAN。正しさも大事。でも同じくらい「楽しそうだな」「やってみたいな」という好奇心も仕事においては大事。そんなmentoが持つ好奇心、遊び心を体現する会議室。 キャンプではどんな失敗もエピソードに転化する。事前すり合わせや「こういったらダメかな?」という制限を取っ払える、そんな会議室にしたいという思いが込められています。
Eureka!
木村(noriさん)発案。古代ギリシャ語で「あ、そうか!」という意味のEurekaを会議室名に。 アイデアが生まれる、クリエイティブな空間。人が同じ方向を向いて議論し、一緒にコトに向き合う場にしたいという思いが込められています。
POKESUTE
松山(matsumatsu)発案。出社日でも家庭の事情で出社できないメンバーや、遠方から参加する業務委託のメンバーとも垣根なく盛り上がれるように、広い机に広角カメラなど同じ場を共有しやすい設計になっています。ポケステは、昔流行ったPlayStationソフトの「どこでもいっしょ」と連動して爆発的に売れたポケットステーションから取ったネーミングです。
最後に
オフィス移転を経て、さらに事業成長を加速させるmentoに少しでも興味を持ってくださった方がいらっしゃれば、カジュアル面談からでも結構ですので、ぜひお気軽にご連絡ください!
これからの急成長を一緒に創っていける方をお待ちしています!
そして、図々しくも、ウィッシュリストを再掲しておきます…こちらも、よろしくお願いします!