形態構築アプローチの臨床応用その1
以前、体幹の前方移行・後方移行についてご紹介いたしました(下記記事です)。
今回はちょっと面白い発見がありましたので、興味のある方は「試して」みてください。
体幹の前方移行パッドと後方移行パッド
前胸部に手を置き、押し返してくる圧が肩甲骨部よりも強い場合を、体幹前方移行と判断し、肩甲骨部に手を置き、押し返してくる圧が前胸部よりも強い場合を、体幹後方移行と判断します。
体幹前方移行の場合、胸骨上端を加圧することで一時的にパフォーマンスを高めることができ、体幹後方移行の場合、胸骨下端を加圧することで一時的にパフォーマンスを高めることができます。
もしパフォーマンスを高めた結果、痛みなどの症状が改善した場合、「足底にパッドを処方」して効果を持続させることができます。具体的な理論はセミナーなどでお伝えするとして、まずはとにかく試してみるのが一番です。
左上の図は後方移行を誘導するパッドの位置を示しています。
右上の図は前方移行を誘導するパッドの位置を示しています。
(実際は靴のインソール側にパッドを貼付します)
基本的に体幹前方移行を誘導したい場合は、左右中足骨 骨頭部にイラストのようにパッドを処方します(0.5~1.0㎜)。反対に体幹後方移行を誘導したい場合は、踵骨部(立方骨に近いところ)にイラストのようにパッドを処方します(0.5~1.0㎜)。
最初は「ここかな!?」となるかもしれませんが、セミナーなどで治療概念も含めてお伝えすると、しっかりものにできますよ(^-^)
ちなみに実際に処方した時の写真がこちらです(この方は後方移行でした)。
中敷きの裏にこうやってパッドを処方して対応し、自主トレも含めて経過をみていくと様々な気づきが得られます。まずはお試しください(^-^)
それでは、また次回♪
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