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第5回羽後学「表現教育ってやつ」

皆さん、こんにちは!かやちゃんです。
9月15日(金)に実施された羽後学第5回の実施報告を行いたいと思います!
今回のテーマは「全身を使って表現しよう!~怖がらずにやってみる~」です!
いわゆる、表現教育と呼ばれるコンテンツを今回は行っていきましたよ!

表現教育とは

演劇、音楽、舞踊あるいは美術などの芸術分野に分化する前段階として、特定の芸術分野にこだわることなく、「表現する」プロセスを大切にする教育のことを言います。日本では近年ようやく注目され始めている表現教育ですが、海外では昔から義務教育の中に取り組んでいる国も多いです。

私自身、昔から”表現”の世界に関わることが多く、自分の根幹をつくりあげてくれたものであると思っています。私が教育に関心を持つようになったきっかけも実は表現教育の可能性を知ったからなんです。私が特に関心を持っているのは舞台演劇で、演劇という手法は他者とのコミュニケーションだけでなく自分を知り、自分の感情を操る術を身に付けることができると思っています。
私の経験談は置いておいて、今回の羽後学ではそんな表現教育と呼ばれるコンテンツを企画し、3つのゲームをやっていきました!

ナンバーズ

アイスブレイク的なコンテンツで、ファシリが言った数字の人数の仲間を素早く集めるゲームです。これは大きな声を出すことへの抵抗を減らすことを目的としていて、最初の空気づくりにはかなりいいゲームです。ちょっとしたレベルアップとして、数字ではなく特定のテーマで仲間を集めることもしていきました。例えば、「同じ誕生月の人!」と言われたら自分の誕生月を大きな声で言いながら仲間を集めるという感じです。他にも「同じ血液型の人」「好きな寿司ネタ」などいろんなお題で仲間集めをしました。
最初は、恐る恐るという感じで声を出さなかった生徒も少しずつ声を出すようになったり、笑顔が増えていくように感じました。

ストーリーテリング


グループで演じる物語について話し合っている様子

そのままの意味としては「物語を語ること」です。
意味の通り、今回は既存の物語をグループにお題として与え、そのお題を動きのみ(声を出さず)で表現してもらうというゲームを行いました。8人程度のグループを作り、各チームにそれぞれ①シンデレラ②白雪姫③猿蟹合戦④三匹の子ブタ⑤桃太郎のお題を与えました。最初に15分の話し合いと練習時間を取り、2分という制限時間の中で他のグループにわかるように物語を作ってもらいました。それぞれが発表&振り返りをした後、同じものを次は30秒でやってもらったり、10秒でやってみたりとステップアップしました。このゲームの目的は短時間で人と考えを共有し1つの物語を作ること、言葉以外の表現方法を知ることです。
難しいお題に当たったりしたことで苦戦している様子も見られたりしましたが、それぞれのグループで趣向を凝らし、その日できる限りのベストを尽くしてくれました。

リリカルダンス

最後に行ったのはリリカルダンスです。
リリカル(Lyric)とはメロディーや歌詞のことを指します。リリカルダンスはそのメロディーや歌詞を重要視して動きにその意味を持たせるジャンルのことです。全身を使って音や歌詞の意味に合わせた表現をすること、自分の感情や想いを形にすることを目的にコンテンツとして扱いました。今回は椎名林檎さんの「カーネーション」という曲を使用し”自分の人生を振り返る”をテーマに音楽に合わせて自由に踊ってもらいました。
全員共通の振り付け部分は大きく身体を動かしてくれますが、やはりフリーパートはハードルが高く固まってしまう子が半数以上でした。しかし中にはものすごく自由に身体を動かし自分を表現しつつ曲に合わせたダンスを踊っている子も数名いました。元々ダンスが得意というわけではなく、むしろ普段はとてもおとなしい印象の生徒だったので非常に嬉しかったです。

今回の感想

今年度としては初の表現教育だったので戸惑っている感じの生徒は多くいました。しかしこれはあくまで第一歩です!最初混乱するのは当然のことで、慣れないことに不安を抱いたり、自分を表現することにためらいを覚えてしまいます。しかしそこから一歩挑戦することで見えてくるもの、感じることがあると私は思います。今年度の1年生はまだ自己表現に慣れていない子が多く、今回の企画は少し難しかったかもしれません。しかし1対1で話してみると面白い子や明るく楽しい子がほとんどなのでこれから自分をもっと出していくようになるのが楽しみです!

ちょっと長くなってしまいましたが、以上、第5回羽後学の実施報告をかやちゃんがお届けしました!今後の生徒の変化をお楽しみに!

P.S. 私、かやちゃんは今回の羽後学で一度本プロジェクトから離れます。これから10ヶ月、メキシコで留学生活を送るためです!来年度の秋からまたプロジェクトに戻ってきます。またお会いしましょう~!秋からは新メンバーも加わりますよ!

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