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【NewsPicks Magazine vol.2感想文】前田裕二氏に学ぶ読書論①
どうしても、読みたくて1秒でポチってしまったNews Picks Magazine vol.2
トイレの中でも、バスの中でもipadを片手に読んでしまう。
やっぱりおもしろい。
せっかくなので、アウトプットしていこうと思います。
まずは「人生の勝算」で涙が出そうになる程感情移入して以来、とても好きなSHOWROOMの社長、前田裕二さんの「人生の必読書。」というコラムより。
年間少なくとも400冊は本を読むという前田さん。そんな生活を10年以上続けているとのこと。私たちの何十倍もハードなスケジュールをこなしているであろう人がそれだけ読書にあてる時間をつくっていて、しかも継続しているということにまず尊敬します。
読書で大切なのは「情報の吸収率」ではなく、「行動への伝導率」
まず最初のセンテンスからとても共感しました。要するに、読書をしてインプットするだけではなんの意味もないということです。
私も数年前に先輩に
「本を読んだら、その内容をその日のうちに誰かに話せ」
と言われたことがあります。以来、一緒に頑張っていきたい友人と、よくお互いのアウトプットをするようになりました。話してみると意外と理解していない部分があったり(理解した気になっている)、そこから派生してアクションプランがひらめいたりもします。
様々な人が書いた自己啓発本が本屋に立ち並び、たくさんの人がそれを読んで「たしかになあ」「そう生きれたらいいのにな」で止まっているように思います。かくいう私も「嫌われる勇気」に代表されるようなアドラー心理学が好きではあるのですが、なかなか現実に落とし込めずにいます(笑)
第一ステップとして、行動までいかなくてもその内容を咀嚼してアウトプットできるようにはしたいですね!
ちなみに前田さんは行動に繋げる秘訣は、「それを、信じること」と言っています!
ここからは、前田さんのコラムの中からおもしろいと思った内容を抜粋していこうと思います。
ちなみに、前田さんがオススメしている人生の必読書は以下のとおりです。
・『孫子』『論語』『韓非子』『国家』 (古典)
・『夢を叶えるゾウ』水野敬也/著
・『利己的な遺伝子』リチャード・ドーキンス/著
・『運のいい人の法則(The Luck Factor)』リチャード・ワイズマン/著
・『道がひらく』松下幸之助/著
・『7つの習慣』スティーブン・R・コヴィー
・『ようこそ地球さん』星新一/著
①孔子と韓非子の併用
古典からの学びをわかりやすい例で前田さんが説明してくれています。
孔子は性善説、韓非子は性悪説の立場をとっています。
ちなみに性悪説はもともと人間が悪というわけではなく、「環境によって悪にも善にも変わってしまう弱い生き物」というニュアンスで使っています。
つまり「性弱説」
前田さんはこれらをどちらかの片側を信じるのではなく両立して考えてSHOWROOMの組織運営をされてきたとのこと。
業績が大きく成長するところまでは孔子的な「仲間を信じ、愛を注ぎ...」ということを大切にしてきたそうですが、拡大フェーズでは、いかに優秀な人材でも「弱い」面を持ち合わせているため、個人の能力ではなく「仕組み」によって韓非子に習って統治してきたそうです。
つまり「人間同士の信頼関係」と「仕組み」をうまくブレンドした構造によってSHOWROOMは成り立っているということです。
これを読んで、前田さん自身の性格からも同じようなことを感じ取れるなと思いました。「人生の勝算」では前田さんの育った環境や想い、愛などとても人間らしいところが書かれています。しかし、ニューヨークでの仕事やDeNAでの仕事、そして今の活躍から「ビジネスマン」としての厳しさや打算性も感じます。両方を兼ね備えた方なんでしょうね。
他にも「おもしろい!」と思った内容があるのですが、長くなりそうなので、
次回につづく...