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B1第3節 GAME2 B.LEGUE 2023-24 | 名古屋D VS 信州BW


10/22 ホワイトリング


⭕️注目ポイント

両チーム欠場者がいるなか、昨日の試合の修正に成功するのはどちらか。
名古屋は齋藤がいない状況。オフェンスのリズムを作るためにも、フランクスの得点を伸ばしたい。
また須田の効果的なスリーポイントにも期待。
6連勝を目指す戦い。

⭕️試合結果


101-75

26点差で勝利。
インサイドを制圧して優位に立った。
3ポイントシュートも高確率で決めて点差を広げた。
リバウンドも圧倒したが、ターンオーバーが少し多いのは改善点。
見事、6連勝達成。

⭕️選手にフォーカス


・須田


3pt 4/5 16得点。
流れるようなフォームで躊躇なく打つスリー。見ていても落ちる気がしない。
須田が決めるとチームが盛り上がり、勢いをもたらす。

・フランクス


ゲームハイの22得点。エースの働き。
昨日とは違い、流れの中でシュートチャンスを作り、それを高確率で決めた。

・伊藤


スリーポイントを1本成功。これが今後重要になってくる。普段あまり打たなくても、フリーなら打つというのが、相手ディフェンスに迷いを生む。

⭕️試合内容


1Qはお互いにまずまずの立ち上がり。
オフェンスが改善されて、点の取り合いになる。
残り時間30秒までは互角の攻防。最後にアンスポとファウルのフリースローで先行されて、21-25。

2Q
佐藤と須田のスティールから始まった猛攻。須田の連続スリーポイントで、完全に名古屋ムードに。
誰かがYouTubeで言っていたが、トランジションからのアーリーオフェンススリーポイントを打たせたら日本一。
信州はタイムアウトで須田のマークが遅れている点を修正してきたはず。
ここで名古屋はビッグラインナップ投下。
ビッグマンが足りない信州に高さで正面突破を計る名古屋。
こうなるとディフェンスで得意のオールスイッチが猛威を振るう。全員が走れて190センチ以上。ビッグマン2人も機動力抜群。
オフィシャルタイムアウトまでの数分間で流れを完全に掴んだ。
ここからメンバーを元に戻したが、珍しい伊藤のスリーポイントが決まり、名古屋はお祭り騒ぎ。
終盤に信州が立て直したが、名古屋の優位は保ったまま後半戦へ。
53-42。

3Q
キッドのマークマンは日本人ウイングを選択する名古屋。
フランクスの負担軽減か、キッドの機動力対策か。
須田のトランジションスリーで相手がタイムアウト取るシーンが多い。それだけ大事な場面でチームに勢いをもたらす得点が多いのだろう。
ずっと攻守に渡って信州にアドバンテージを与えずに進行できている。少しずつ点差が広がった。
坂本の激しいディフェンスでバックコートバイオレーションを取ったところで、ベンチの盛り上がりは最高潮。
点差と内容とメンバー不足とで、信州はここからガムバックする力はなさそう。
76-60

4Q
開始からまたビッグラインナップ。須田をレイパークスジュニアに変えたメンツ。
しばらくはゆっくりとしたスコアだったが、徐々に攻守で優勢になり、点差が広がっていった。
そのままオフィシャルタイムアウトまで継続して、そこでメンバーチェンジ。
後はそのままの点差でクロージングという展開になった。
101-75

⭕️総評


名古屋
ビッグラインナップは昨年のプレシーズンから何度も試してきたデニスHC。当初はレイパークスジュニアをPGとして育てていたが、
2Qでは中東、須田、佐藤、フランクス、ソアレスの5人。
中東をハンドラーにした昨年の形。
特にディフェンスでオールスイッチがすごい速さで起こり、ローテーションによる完璧なカバーで信州を圧倒した。

4Qでは中東、レイパークスジュニア、佐藤、フランクス、ソアレスの5人。ハンドラーが2人いて、ほぼレイパークスジュニアがハンドラーをつとめた。
昨年の経験が少ないこともあるのか、少しもたついたが、その後は威力を発揮。
オフィシャルタイムアウトまでの5分半メンバーを代えなかった。
点差が開いてきたので、シーズン終盤に向けて、実戦練習に使ったと思われる。
どちらも新加入の、外国籍2人と佐藤を入れている。

チームの完成度はまだまだ。
しかもデニスHCはもっと成長を求めているようなので、かなり時間がかかるかもしれない。
6連勝は出来過ぎだが、シーズン序盤は負けが先行する時期もあるかもしれないので、貯金が出来たことが安心材料になった。

信州はこの試合はさらにメンバーが揃わず苦しかった。
大きくメンバーが入れ替わり、チームの構築をしている段階。
こちらもメンバーが揃って後半戦を迎えた時に、いい戦いが出来るようになりそう。
GAME2は石川が良かった。昨日は不発だったが、チームをリードして自身の得点も出来ていた。

⭕️余談


観客数が少し寂しかったのは、名古屋としても悔しいところ。対戦カードとして、まだお客を呼べる魅力が足りないとも言える。千葉戦などはホワイトリングがいっぱいになる。

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