今後の外国籍選手の選択について考えてみた
🔸はじめに
開幕前に怪我をしたエサトンが復帰して、入れ替わりでソアレスがIL登録。緊急補強のスミスは継続。
それが1/17現在の状況だが、ずっとこのままの体制で行くのかは不透明。
ソアレスのヘルニアの状態がどうなのかは外からは分からない。
試合に出れるくらい回復をした後も、完治していないとして、後半戦に誰かが怪我をした時のための保険として、ソアレスをキープする措置を取るかもしれない(ルール上は微妙な手段)
どちらにせよスミスの貢献が思いのほか大きくて、手放したくないという意図が透けて見える。
しかし、最近ではスミスの対策をされてきて、序盤のような強みを十分には出せていないように見える。
オフェンスリバウンドとインサイドでのスペシャルなパワーが魅力だが、ディフェンスで守れるエリアが狭いのと、走力がない事が欠点。
一方、ソアレスはどんな選手か。
高さがあるのに走力があり、シュートレンジが広くて高確率。
とくにシュートの上手さが魅力で、アウトサイドシュートが得意。
ディフェンス力はそこまで高くないように見えた。パワーがあるわけではない。
3ptシュートには関しては、開幕からしばらく不調だったが、徐々に上げてきていた。
ペリメーターは安定して高確率。
この2人のどちらを本命と見ているのか。やはり後半戦の怪我対策で、実質的に4人目の外国籍をキープする戦略なのか。
チームの意図が気になるところ。
🔸リバウンド
ドルフィンズにとって1/8時点で1番の強みになっているのがリバウンド。当然外国籍選手が重要な役割を担っている。
そのリバウンドのスタッツが以下のようになっている。
OR DR TR 出場時間
フランクス 2.1 5.6 7.7 31.22
スミス 3.9 4.1 8 20.12
エサトン 2.7 6.3 9 26.3
ソアレス 2.2 4.6 6.8 22.34
スミスからソアレスに入れ替えた場合、
これまでの試合の数値から単純計算すると、1試合平均で、
ORがマイナス2本
DRは変わらず
となる。
今シーズン最強のオフェンスリバウンドに影響が出るのは確実。
🔸得点
得点に関してはどう変化するのか。
得点 出場時間
フランクス 18.4 31.13
スミス 10.3 20.13
エサトン 13.7 26.31
ソアレス 10.1 22.34
こちらはあまり変わらないように思われる。
しかし得点シーンは変化して、オフェンスリバウンドからのゴール下のシュートが減り、アウトサイドシュートが増える。
しかし、ペースが早くなる事が想定されるので、チームの総得点は増加する可能性が高い。
🔸スタイル
1番変化が大きいのがスタイル。
開幕前に語られていたチームスタイルは、当然ソアレスがいる前提。
早いペースで得点を量産。ペース&スペーシングバスケでオフェンス重視。
ディフェンスはフロントコートから積極的な仕掛け、プレッシャーをかけてスティールを狙う。
そこからのファストブレイクと、高確率なアウトサイドシュートが特徴。
さらにペリメーターのシュートを増やす方針。
得点は平均で90点以上。
これがまだ出来ていないのだが、GMの戦略やいかに。
スミスを最大限活用する道を選ぶのか、当初のチーム作りに戻るのか。
28試合消化して、今シーズンはまだチームの土台が固まっていないように見える。
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