見出し画像

【長崎ばさるこうで】改めて被爆地近辺を散策してみた

市内中心部に拠点ができますと、散策のコースが実家にいる時とはまた変わってくるというのがよきですね。
昨晩から拠点に寝泊まりしていまして、昼頃執筆意欲が急に減退したので(←)、歩数クリアを兼ねた気分転換ということで、近所の長崎市松山町あたりを歩いてみました。

原爆資料館なら幼少期から何度か足を運んだ記憶はあるのですが、その近隣の浦上天主堂などは訪れたことがないなと思いまして。

浦上天主堂です。大浦天主堂とはまた異なる趣があってよきですが、戦後再建されているのが現行の建物で、当時の爪痕が周辺のあちこちに残されています。潜伏キリシタンの弾圧の歴史もあるので、歴史的にもかなり受難を目撃した場所なのだろうなと改めて思わされます。
被曝当時の浦上天主堂の鐘楼の跡。改めて言葉を失います。

今日改めてみてみたかったのは、爆心地公園でした。先月長崎での記念式典がニュースになっていた頃、とある作家の方が爆心地公園で展示されている被爆時の地層のことに言及されていたので、それを見に行こうと思っていたのです。

原爆資料館もそうなのですが、目を背けたくなるような惨状の跡というものと直視することになってしまいます。それはもう長崎に生まれて、被爆した祖母を持つ身としては仕方のないことなのかなとも思っています。向き合うしかないなと。

散策コースの折り返しは、扉の写真にもしました山王神社と、一本足鳥居でした。

倒壊した鳥居のパーツは、そのまますぐ近くに残されています。
こちらが山王神社の境内入り口。左右に日本の大きなクスノキがありますが、この2本ももちろん被爆していて、その後の「治療」は困難を極めたと記されていました。さもありなん…
!山王神社境内に掲げられてあったこれは…

原爆の爪痕を見続けて陰鬱な気分ではあったのですが、それを救ってくれたのは山王神社で掲示されていたこのタヌキの手ぬぐいです。800円で売ってるというので、これは買うしかないなと。

スマホに1000円札挟んでおいたワイの大勝利であります。

帰宅後、広げてみました。よきですよね!よきです。
イラストに既視感があるなあと思ったら、タヌキ絵作家の堤けんじ氏のお仕事だそうです。
安定のかわいさですが、山王神社のクスノキと片足鳥居の哀愁もちゃんと描かれてあるところがさすが…

見てくださいこれ。バリかわいかでしょ!?

社務所で売ってあるというので、これはと思って買って帰りました。お寺の住職さんからは手拭いを手渡してくださったときに「大事に使うてくださいね〜」と言っていただきまして、それはもうもちろんです、とお返事した次第でありました。

長崎県外からでも募金を受け付けているそうです。ご関心のある方はぜひ。

というわけで、よき散策となりました。戦利品までゲットしましたから言うことなしですね!さあまた仕事に戻るとしましょう…どうぞみなさまもよい週末を。

記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。Çox təşəkkür edirəm! よろしければ、ぜひサポートお願いいたします!いただいたぶんは、記事更新、また取材・調査のための活動資金に充てさせていただきます。