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ドンブラ日本に持ち帰り狂想曲
2018年にカザフスタンの首都、アスタナ(現ヌルスルタン)に研究発表で行った話は以前にも(そこでの出来事があまりにも恥ずかしいので有料記事にしたのですが)書いたことがあるのですが、そこで手に入れたのがカザフの代表的な民族楽器たる、ドンブラ(dombra)です。
それでこれがそのドンブラ。音…あの音を出したいのに…弾けないからね… pic.twitter.com/gLE8kUszsH
— ウギャーさん(ぴののしもべ) (@uger_san) August 21, 2018
みてくださいこのフォルム。カッコよすぎでしょ…
ぜひみなさんにも、一度この音色をyoutubeあたりで聞いていただきたいです。
こんなかっこよくてシブい音を出す弦楽器が世の中にあるっていうんですから、世の中はまだまだ捨てがたいものですね。
それで、以前からずっとドンブラがほしい〜ドンブラがほしい〜と思っていたのです。だから、カザフスタンに行くことが決まった時はそれはもう喜びました。現地で入手できる可能性が高いのではないかと。
当時はまだアンカラに在住でしたから、見事現地で手に入れはしたのですが、持って帰ったのはアンカラでした。うむ、満足。音こそ出せないが(ていうか楽器は何一つできやしないおじさんなのだ)。
さて問題は、これを日本に本帰国するときにどうするか、ということでした。
持って帰らないわけにいかないじゃないですか。せっかく苦労して、アスタナの公設市場の隅々まで歩いてようやく楽器屋さんを探し当てて、一緒についてきてもらった後輩氏にもロシア語で通訳してもらったりしてご迷惑をかけながら、ようやく手に入れたんですから!
日本円でも10000円弱はする値段だったと思います。まあ重要なのは値段じゃないのですけどね、もちろん…!
ということで本帰国のとき。スーツケース2つ抱えるのは、航空券の上では可能でしたが、なんせ本帰国にはぴのも一緒です。スーツケースは1つにするしかない。加えてぴのの入ったバッグ、リュックサック、それにこのドンブラです。余談ですが、泣く泣く諦めたものもたくさん…
まあ、帰国日はこれを持って移動するのがしんどかったことしんどかったこと。重さはたいしたことがないのですが、いかんせんかさばるんですねえ。
これだけならまだいいんです。繰り返しますが、片手には「ぴのバッグ」があるんですから。
幸い、ターキッシュエアラインズさんは楽器の運搬にも理解があるので、上の棚に入れてもらうことができはしたのですが。飛行機に乗っている間はともかく、空港から市街地への移動のときは、それはそれは難儀しました。
そんなわけで、なんとか無事に日本に持って帰ってはきています。
たまにぽろぽろ鳴らしてみるくらいしか今のところは利用できてないんですけど。苦労して持って帰ってきた甲斐はあった、そう思っていた時代がボクにもありました…。
なんだよぉ!日本からでも購入可能なのかよぉ!!!!!!
そういう大事なことは、はよ言うといてほしかったな〜。
もっとも、上記ルートで扱っているドンブラはかなり品質の良さそうなものばかりのようなので、自分はもう少しお手頃な価格で買えた分まだ納得はできるからいいんですけどね…。
というわけで人生でやれるならやりたいことはたくさんありまして…ロシア語もだし、ドンブラも誰かに習えたら最高なんですけどねえ…一度、トルコでもある知り合いがプロ級の演奏家で、一度教えてよってお願いしたんですけど「先生、楽譜読めますか」とか聞かれて撃沈した次第でした…
だから、ドンブラとかモンブラとか言う前に、まずはアレだ…楽譜が読めなきゃいかんのですね…
ハァー…道は遠いっすわ…
トルコ語では、dombra mombra... のように、同じ語を2つ繰り返しつつ、2つ目の語の最初の子音をmにして「Aとかなんとか」という意味を表します。ハイここ!テストに出しますからね!!
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