見出し画像

トルコ語ラテン文字の手書き公開ついでに付記

先日私のnoteでひっそりと始まった、1日一アゼルバイジャン語シリーズ企画ですが、

肝心の文字の読み方の解説をぜひ、というお問い合わせが。

なるほど、言われてみればたしかに。事前知識がないと、cとかə, はたまたğとかはどの音に対応するのかというのがピンときませんですね。音声資料もないし。音声資料つけたいけど。

というわけで、昨日急いで描きまして(なお、仕事の優先順位についてはここでは議論しないこととする)。スキャンして公開しました。それがこれ。

上にねこのイラスト(某ペットをイメージしてみましたが失敗してるけど描き直すのもめんどくさいのでそのまま)もつけて、そのまま出しました。

発音記号がまたわからない、というかたは、こちらあたり(東京外国語大学提供のオンラインコンテンツ)を見ていただくとして…(お手数ですが、他の外国語をやるときにもとてもとても役に立つ知識なので、ぜひ記号を覚えてみてください!

で、せっかくなのでトルコ語の方も描いてみようかと思ったので、Twitterで一度公開した後、もう少しいくつか描き足しました。それがこちら。

画像1

余白などもあるのでほんとうに落書き以上でも以下でもありませんが、まあまあツイッターでウケたので、味をしめてnoteにも残しておきます。内容は以下の通りで微妙に中途半端なのですが、よかったら参考にしてください。

🧿🧿🧿🧿🧿🧿🧿🧿🧿🧿🧿🧿

語学などでは、「トルコ語(アゼルバイジャン語も)のラテン文字(ローマ字)は、基本的に1つの文字が1つの音に対応します」と解説したりするのですが、お気づきの方もいらっしゃいますように、この一言には「基本的に」という一言があるのが重要です。まあ、逃げ道を作っているとも言えますが。

というのは、結果として1つの文字でも、前後の発音の環境などの要因で、いくつか実際の発音のヴァリエーションがありうるのです。ですので、正確に文字ごとの発音を説明していこうと思うと、厳密にやっていくとかなり面倒なことに…

画像2

(写真は特に本文の内容と関連がありません。つい魔がさして出した)

そこから先は、音声学の知識も必要になってきます。まあこれは、トルコ語やアゼルバイジャン語に限らない話なわけで、英語はもちろん、日本語の発音も同じことです。

余談ですがみなさん、日本語の母音と子音を発音記号で説明できますか?日本語教育ですと、そのあたりの知識も求められますよね…だから、日本語の「シ」の子音部分と、トルコ語のşの発音が同じかどうか、という話も出てくるというわけです。

そんなことも考えながら、しかし書きすぎたら興醒めされるかなとか、外国語の話をするときは、文字通り「どこで線を引くか」考えながらやっているという、そういうお話しです。

🧿🧿🧿🧿🧿🧿🧿🧿🧿🧿🧿🧿

ともかく、使う機会がもしありそうだったら、トルコ語にせよアゼルバイジャン語のにせよ、上記の通りでいろんな意味で中途半端な落書きではあるのですが、どうぞお使いくださればと思っております。

イラストは精進します。İnşallah.


記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。Çox təşəkkür edirəm! よろしければ、ぜひサポートお願いいたします!いただいたぶんは、記事更新、また取材・調査のための活動資金に充てさせていただきます。