いただきものへの御礼など
昨日京都から長崎に戻りました。その間、いろいろといただきものが届いていたようで、何がありがたいといって、とある方からクムク語-トルコ語辞典を賜ったことです。
3月にトルコに行っておられるということで、もしアンカラに立ち寄る機会があるようでしたらトルコ言語協会施設内の書店に寄って買ってきてくれないでしょうかとダメ元でお願いしたところ、快く引き受けてくださったのでした。伺った限りでは、店頭にはなかったものの、協会の倉庫を探してもらったのだそうで、一部残っていたのを入手できたというお話でした。
かくして、トップ写真の左側に見えますでしょうか。"Kumuk Türkçesi Sözlüğü"と書いてある灰色のカバーの背表紙。これこそ、クムク語辞典です。いやもう、例の「王子さま」研究に役に立つこと間違いないですね!
京都で発表してきて改めて思ったのですが、いくら系統的にトルコ語と同じ言語であっても、その言語の辞書がないと分析には苦労するということは現実問題としてあるように感じます。で、辞書がすでにある言語であればそう苦労はしないんだ、というフィールドワーカー各位のツッコミの声が聞こえてきそうで、実際その通りだよねと思います。
京都でのトークはトルコ語、アゼルバイジャン語とカラチャイ・バルカル語、クムク語の4つの言語について言及したところでしたが、唯一クムク語だけが辞書がなかったもので、どの語がじっさいどういう意味なのかというのがなかなか自信が持てずにいたのでした。
が、今後はその問題もずいぶん片付くのではないかと期待しています。もっとも、辞書にない語がテキストに出てきたときはどうするかという問題はありますが…そのときはそのときですね。仕方がない。なんとかしましょう。
クムク語辞書を送ってくださった方、うれしいことに辞書の小包におまけのお土産も入れてくださっていました。一つが、インスタントのメルジメッキ(レンズ豆)のスープの素。懐かしいですねえ。トルコの懐かしい味です。
それと、ひまわりの種。トルコ定番のおやつです。しぶいチョイスというか、まさにトルコらしいお土産をいただいてしまいました。この場をお借りして御礼申し上げます。ありがたく執筆のお供にいただこうと思います。
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