洋書は高いが役に立つ(という願望を込めて)
世の中、必要な本というのは日本語で書かれているものだけではない…ということで、こちらは自腹で買うほかありますまい。
Johanson (2021) Turkic (Cambridge Language Surveys). Cambridge: Cambridge University Press.
チュルク語学といえばこの人、というくらいの人(その筋では知らない人はいないのだ!)Lars Johanson教授の新著。ちなみに、英語ではTurkishが「トルコ語」、Turkicは「テュルク(チュルク)(諸語)」を表します。Turkicのほうが指す言語の範囲が広いということですね。
本の分量もAmazonの情報によれば600ページということですから、これは大作です。大家による大仕事というわけ。公的な研究資金があればそれで、と思っていましたが残念ながらそれは難しそう、ということで…。
だが仕事柄、さすがにこの本は持っておかないといけなさそう。というわけで、先日はZoomへの課金もなかなかの出費でしたが、今回もちょっときついけど購入しますかね。
Turkicに投資した分、Turkicでモトがとれれば万々歳と思わなきゃかなあ…
そういえば、院生時代にも洋書でトルコ語文法ということで、Kornfilt (1997) Turkish (Routledge)のハードカバー本を買いましたっけね。これ、当時はハードカバーしかなくて、たしか当時のレートでも25000円近くしたんです。
いやあ、値段がきっついなあと。当時も。
ソフトカバーが出るまで待つべきだろうかどうしようか、と考えもしましたが、そういったことで参照したいときにできないという不利益の方がまずい、と当時も判断したことでした。
今更こういうことを書くのもどうかと思うのですが、語学に携わるもの、言語の本には投資しなければならない…もちろん本が高いというのは、テュルク諸語関連の本に限った話ではないわけで。
まあそんなわけで、(自分にとっては)高い本だけどポチりますよ、というそれだけの話でした。空から6億円降ってきたら全て解決する話なんですけどね〜。なかなか降ってこないから現世は無理ゲーです。
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