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【うふうさぎ】満月の詩
今日は
朝から忙しい
病院受診の付き添いもあったし
時計の針は
もう15時を回ってた
だけど
なんだか
今日な気がして
もう 行っちゃえってことで
1時間かけて
海までやってきた
ここは
夏まで
週1くらいで来てた海
最近は
来てなかったな
前来た時も地震の直後だったな
マフラーをグルグル巻きなおす
あれ?
さっきまでの風がない
波は穏やかだ
夕陽が松の間に沈み始めた
なんだかすごい音がして
えっと思って海を振り返った瞬間
ものすごい風が
体を吹き抜けていった
波はどこまでも
優しく
どこまでも蒼かった
砂浜に続く神社にお祈りを
どうか
地球とともに生きることを
赦してほしいと
どうか
大難が小難に
小難が無難に
満月をみていたら
もう寒くないんだよって
それってどういう意味?
あったかいお布団で眠れているよ
家もあるよ
ごはんも
食べれているから安心してほしい
そっか
そうだね
ありがとうを
どうしても
今日は伝えたかったの
もう寒くないよ
あったかいんだよって
今ね 生きてるからね
ありがとう