ごめんなさい

　自分で作ったクリープハイプのプレイリスト、「クリープ」を聴きながら今日は帰った。夜の九時、明治通りからビックリガード下を抜けて、西池袋通りから左に曲がって山手通りをロードバイクで爆走した。

「月の逆襲」「グレーマンのせいにする」「リバーシブルー」「愛の標識」「美人局」「しょうもな」と新旧織り交ぜた。東中野に近づいたとき、「ごめんなさい」が流れてきた。

イライラしてもいいことは無い、と思いながらもイライラすることが最近続いてる。正論が通らないのは嫌いだ。社会って全部そんなもんじゃないかって言われればそれまでで、色んな人と関わる中で正論は正しすぎて眩しすぎることも分かる。白黒はっきりしていることだけが良い世界ではない。澄んだ透明すぎる水に魚は生きられないんだって。僕が求めているのはそんなことなのかな。疑問が湧くくらいに最近考えている。

「わかってるんだけどね」わかってるんなら何とかして。

「そうなんだけど、その人の気持ちも考えて」その前にまず言えば。

自分は他の人のことを考えていないわけじゃないと思っている。これは自分で思っているだけで、実際にはそうじゃないのかもしれないけど。

「ごめんなさい」が響いたのは、自分のせいなのかって考えたから。それでやんなっちゃった。でもやっぱり納得いかないことも残る。だからやんなっちゃった。ごめんなさい。時々はこういう気持ちにもなるんだよ。

全てが自分の思う通りにいくわけじゃないよな。期待し過ぎず、明日も頑張ろう。