人生はグミ・チョコート・パイン
好きなものって誰にでもありますよね。これが面白いもので、人によっては全くハマらないものでも誰かにとっては特別である。日々人と関わっていて違う人間であることを確認しつつ、それでも分かろうとする。「分かろうとした」っていう旧エヴァのシンジ君のセリフが身に染みます。「分かり合えないのに分かろうとする」っていうことが理想論でなくて好き。ポストモダン以降の哲学について仕事で触れたんだけど、結局確かなものは無くて、信じるものは人によって違う。中世までの自然から自然科学になって、構築されたものを信じていたことから、結局それを創り上げている僕ら個人は分かり合えない存在で、それでも分かり合おうとする、そうしようとしたっていうことが分かり合える唯一の可能性だという何ともへんてこな説明の仕方しかできない。
なんで好きなのかっていう質問に答えるのはなかなか難しい。「好きなもんは好き」それで十分じゃないか。確かにそうです。
それを理解した上で、少しメタ化して自分を考えてみる(ただ、メタ化するのが自分自身だから結局は主観)。
好きなもの
・小説
・スニーカー
・JROCK
・映画
・服
・スポーツ
スポーツは自分がやっているからであって少し質が違うな。その他は趣味と言ってもいい。自由な時間がある中でお金がある中でそれを選んで時間を費やしているんだからね。掛け値なしにとか、自分が楽しいっていうのがもちろん基準。ただ、なんで好きなのかってちゃんと考えてみた。
メジャーでもマイナーでも、かっこいいって思えるものが好きなんだけど、例えば小説。皆が好きなものに影響を受けつつ、誰も知らないものを求めたり。ヴィレバンに行くと、誰も買わなそうなものに惹かれていた。アリスが好き。でも男でアリスが好き?ラットフィンクが好き。誰か知ってるの?そういうちょっと躊躇しても好きでいた方が自分にとっていいって思うものが好きなのかもしれない。ニューヨーク1997、エスケープfromL.A、猿の惑星、時計仕掛けのオレンジ。マイナー?でも僕にとっては心地よかった。
いいじゃんそのままで。大槻ケンヂさんのグミ・チョコレート・パインが好き。どっかしら誰もが歪んでる。それでも自分を好きでいたい。