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【永遠企画】生きる、連詩。


それでも、生きよう、というはなし


言葉に触れている方で、知らないひとはいないでしょう。

現存する詩人の巨星、谷川俊太郎。

詩人の一編の詩から、生きるムーブメントは生まれました。


『生きるムーブメント』とは、
谷川俊太郎氏の詩『生きる』に、自分の『生きる』の詩を、繋げていく物です。
それは、年齢や国籍や時間や場所を、問わず終わることなく、広がり続けています。


わたしも、かつて、その動きに参加したひとりです。


no+eという場で、繋がったみなさんと、そのたくさんの、本当にたくさんの鮮やかな気持ちの色に触れ、この企画を立ち上げることにしました。

ひとは、ひとりでは生きられません。
孤独は、ひとりではありません。
ひとは、だれかとの繋がりのなかに生きています。
人間や生物や静物や鉱物とのつながりです。
わたしたちが大地に立つことも繋がりです。
大地との、地球との、重力との、万有引力との。

だから、ここで、生きるを繋げましょう。
そして、生きていきましょう。

未来のために、できること。
わたしの命が亡くなった後にも残ること。
朝と夜と命のリレーです。

残されただれかの言葉が、いつか、どこかで、だれかを支えるかもしれません。

いま、no+eで知り合った様々な人の顔を、いや、存在を、いや、こころを思い浮かべながら、もう、勢いで、この記事を書いています。

愚生の拙著の拙い企画です。

お付き合いいただける方がいましたら、うれしい。ほんまに、うれしい。うれしいしかない。うれしいことに違いない。それは、うれしいこと。うれしいことやんな。な。そうやな。繋がるって、うれしいことや、わかったわ。

【参加方法】

コメント欄に、『あなたの生きる詩』を繋げてください。だれでも、なん度でも、参加できます。あなたの『生きる』を繋げてください。

※だれかを傷つけることは、ご遠慮ください。

生きる|谷川俊太郎

生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと

生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと

生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ

生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまが過ぎてゆくこと

生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ

谷川俊太郎|うつむく青年(1971年)


どこかの、だれかをささえる、かもしれない、やさしさのつながりを、広げましょう。

まず、わたしから。

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