上月下文

書きたい事を少しだけ、書けると思った事を少しづつ、小説とか思った事とか書いてきます。

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マガジン

  • 終末明けのファンタジー

    人類が綺麗さっぱり消えた地上、日本大陸コマ劇冒険者ギルド所属のエルフが、日本各地を旅して周る、ファンタジー観光小説。(予定)

  • 夜の歩調を合わせて。

    一冊のノートを切っ掛けに、色々な人達が歩調を合わせて夜を歩く。

  • 短編小説 私的な現実からの逃避

    何かの拍子に、頭か心が勝手に吐き出した文字の羅列を纏めると、そこには短編小説が置いて有ります。

最近の記事

夕闇骨董シリーズ          一章:首穴屋敷と幽霊骨董店     6話「色々と見えてる妹様と、憑いてきちゃった巴さん」(中編)

誰かを恨でも無く 己の不運を嘆くでも無く 女人の身で有りながらも剣の腕を磨き 心根を強く持ち ただ正しく 前を向いて歩いて行きたいと私は思うておりました ただあの日… そう 私の命が潰えたあの日 この身を凶刃に投げ出した時の衝撃で何処かへと落としてしまったのでしょう あれは 自分から苦界に落ちると覚悟を決めた、 その日から ……最後に残した武家の娘としての誇り 唯一の心の拠り所として身に着けていた大切な物でした ただ、それだけが心残りで だからこそ未練がましく

    • 夕闇骨董シリーズ          一章:首穴屋敷と幽霊骨董店      5話「色々と見えてる妹様と、憑いてきちゃった巴さん」(前編)

        「ねぇ…貴方の後ろの女性  凄い目で貴方の事睨んで首を絞めてるるけど…何で貴方は気が付いて無いの?    なんてね♪  こんあやし~  vtuber事務所ゴースト倶楽部2期生オカルト系Vtuber  バーチャル地獄出身で閻魔大王の孫娘、  皆の心の閻魔帳!  妖妖子(あやかし ようこ)だよ!  今日の怖い話はね…恨み悔やみのお話なんだ    皆はさ、誰か人に恨まれる事なんてしてないよね?  人に恨まれるって本当に怖い事なんだよ…人の恨みは強い念になって恨まれた本人を不幸

      • 夕闇骨董シリーズ          一章:首穴屋敷と幽霊骨董店      4話「その店は幽世の入口みたいで」(後編)

                                             「此の世は不思議な事で満ち溢れていらっしゃいますのよ?」 店内で チリンッ …と鈴の音が静かに鳴った 不思議な事に満ち溢れてる? 不思議な事…そんなもの 眼前に鎮座する古い歴史に彩られた品物が語り掛けてくるのは普通の事だ だから日常的にその声を無視する事を幼い頃から黒倉の大将に学んだ 夕暮れの道を歩いていたら片足を失った軍人さんや頭から血を流す老人と日常的にすれ違う それだって、人間の存在の残滓

        • 夕闇骨董シリーズ          一章:首穴屋敷と幽霊骨董店      3話「その店は幽世の入口みたいで」(前編)

          「皆はさ、美人なお姉さんって好きかな? 私?私は美人なお姉さん大好きだよ!美人なお姉さんってやっぱり憧れるもんね! 私も美人系にママが産んでくれたと思うんだけどさぁ、それでも目の前に美人なお姉さんが来ると「美人さんキタァァァ!」ってなっちゃうよね オマエはメスガキ系だろって? よしテメー表出ろ!久しぶりに切れちまったよ …なんてね でもさ、美人さんってさ、美人すぎると怖くなると思わない? ほら怖いぐらいに美しいって表現が有るじゃん? それに悪女って呼ばれる人って美人な人が

        • 夕闇骨董シリーズ          一章:首穴屋敷と幽霊骨董店     6話「色々と見えてる妹様と、憑いてきちゃった巴さん」(中編)

        • 夕闇骨董シリーズ          一章:首穴屋敷と幽霊骨董店      5話「色々と見えてる妹様と、憑いてきちゃった巴さん」(前編)

        • 夕闇骨董シリーズ          一章:首穴屋敷と幽霊骨董店      4話「その店は幽世の入口みたいで」(後編)

        • 夕闇骨董シリーズ          一章:首穴屋敷と幽霊骨董店      3話「その店は幽世の入口みたいで」(前編)

        マガジン

        • 終末明けのファンタジー
          1本
        • 夜の歩調を合わせて。
          5本
        • 短編小説 私的な現実からの逃避
          1本

        記事

          夕闇骨董シリーズ          一章:首穴屋敷と幽霊骨董店     2話「幽霊通りと幽霊みたいな店」

          「皆はさ、夕闇に隠された幽霊商店って知ってる?  夕方と夜の間の時間帯、逢魔が時って言うのかな?  その逢魔が時の夕闇を一人で歩いてるとね  いつも見慣れたはずの街並みなのに突然目の前に見慣れないお店が現れるんだって  そのお店の外観は古くて不気味な感じなのに、それでも何故か目が引き寄せられる…そんな空気を纏ってるんだってさ  それでね、そのお店を見つけてしまった人は夕闇を一人で歩いてる心細さから、明かりに導かれるようにお店に入っちゃうんだって  何かに獲り憑かれたみたいに目

          夕闇骨董シリーズ          一章:首穴屋敷と幽霊骨董店     2話「幽霊通りと幽霊みたいな店」

          夕闇骨董シリーズ          一章:首穴屋敷と幽霊骨董店     1話「インド哲学を学びインドで修行した俺は、結果たこ焼き屋になった」

          「皆、こんあやし~ vtuber事務所ゴースト倶楽部2期生オカルト系Vtuber バーチャル地獄出身で閻魔大王の孫娘 妖妖子(あやかし ようこ)だよ~ ようよう子じゃ無いよ? ヨーヨー♪子でも無いよ、妖子だよ! …コホン それじゃ今日も夏の怪談配信始めるね? 最近はさ、本当に暑いよね? 物凄く暑くて…死んじゃいそうなぐらい暑くてさ これはもう、死の感覚に現実味を帯びるぐらいの暑さだよ これって、とっても怖い事だよね? 毎日何処かでさ、知らない誰かが夏の暑さに殺されてる

          夕闇骨董シリーズ          一章:首穴屋敷と幽霊骨董店     1話「インド哲学を学びインドで修行した俺は、結果たこ焼き屋になった」

          奏天まひろさんの4周年

          本人休止中の4周年 箱とか関係無くvtuberの枠で見たとき、ときのそらちゃんの本当の意味での正当な後輩は奏天まひろだと思ってる だから復帰をずっと待ってる 笑顔と踊りをまた見せて欲しい。

          奏天まひろさんの4周年

          最初で最後の潤羽るしあの件について思う事

          ホロライブ箱推しとして、極力触れたく無い話題です 自分もTwitterで何度も書いては消して書いては消してを繰り返し、結局はnoteで書くことにしました 今更noteに書いても誰も読まない望まれない記事だとは思うけど、書かせて欲しいし、言わせて欲しい あの人物は潤羽るしあとして活動する中で少しでも利己主義から離れて純粋に楽しさや友情を感じれる瞬間が有ったのだろうか? もしその瞬間が有ったのなら、それを支えていたファン達も少しは報われると思うし、ホロライブファンとして、

          最初で最後の潤羽るしあの件について思う事

          桐生ココ卒業についてとホロライブについて思う事

          桐生ココの卒業をTwitterで目にして、自分の目を疑った 自分はホロライブが【ときのそら】だけだった時代からのそらともで、ホロライブを応援してたし 基本的にどんな炎上トラブルが有っても、会社が大きくなるに連れて生じる難しい問題に理解を示し、運営を養護していた、前提として大人が集まって企業として仕事をするに辺りトラブルが産まれないなんて事は嘘だからだ 無能なんてとんでも無い、新しいコンテンツを企業として盛り上げる為に機材を集め業界のノウハウを会得する、そして現場で働く演

          桐生ココ卒業についてとホロライブについて思う事

          夜鳴き

          宣言通りコンビニで働き始めました 日付が変わるまで働いて 帰り途中のコンビニでプロテインを買って それを飲んで寝るまでだらだらする 夜の澄んだ空気 夜空を見ながらタバコを片手に帰路につく 自分が何をしたいのか 自分が何になりたいのか 今更? 今だからこそ? 肌寒い夜空を見てると何でも出来る気になるし このまま消えたい気もする 野良猫の友達が増えたのは 自分も野良になったからかね 本を読む時間を増やそう 今迄仕事で然程読めなかった分も 星新一

          コロナで仕事を失ったアラフォーが、ライターを夢見る理由

          どうも皆様、無職になってしまったアラフォーですしかし 今の世の中、私と同じ立場の人は多いのでは無いでしょうか? 私はこの記事が書き上がったら知り合いのコンビニ店長の元に行き、コンビニでバイトさせて貰えないかお願いをする予定です そんな私は今、就活としては期待薄の職安から近いゲームセンターの喫煙所からコノ記事を書いてます 正直な話 どうして、こうなった? そんな思いと焦燥感で満ち溢れてます、身体から負のオーラが滲み出そうです だからこそ、きっと自分と同じ立場の人間

          コロナで仕事を失ったアラフォーが、ライターを夢見る理由

          98年以降の邦楽全般を拒絶していた自分が今「ときのそら」を応援する理由

          自分がアイドルを応援するのは「ときのそら」が最初で最後だと思うって話 後輩と会社を立ち上げた時に、社会の荒波と見通しの立たない未来に、とことん追い詰められて将来の不安に震えて眠れないぐらいメンタルをヤラれてた、唯一の娯楽はYouTubeを何となく見るぐらいだった そんな時に そらちゃんの生放送を見た 正直当時は、そこまで人気も無くて、それでも頑張ってるそらちゃんの放送を見て物凄い力を貰った、自分から見たらまだまだ若い女の子が、あそこ迄頑張れてるんだから自分だって頑張れ

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          にじさんじ:その後の動きを見て感じた事(短文)

          にじさんじ公式と夢月ロアちゃんのTwitterに動きが有りましたね、正直ほぼ同じタイミングで別々に発表する事で、結局ロアちゃんは運営の指示でTwitter投稿したな?と邪推されてしまう事に 結局いちからは、所属vtuberを守る気がないな?てかヘイト管理が絶望的に下手すぎる 少し考えれば夢月ロアちゃんのヘイトを減らして、減った分のヘイトを運営に向ける事ぐらいは簡単なんだが、それをしない事が企業としての未熟差の現れだと思います そして、Twitterを読んだ結果感じたのは

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          ホロライブ、清掃員差別ノ炎上に対して清掃会社経験者の思う事

          自分は大手清掃会社の下請け会社で、人事と現場指導をしてました、vtuberが勤続20年の正社員ながら清掃員を笑う事で炎上しておりますが、正直私でも笑います、そもそも勤続20年で退職していないと言う事は入社時には、この業界まだ若手に入ります、この業界で若手から20年も平の清掃員を続ける人材は正直扱いに困りますね、だって私ですら3年目には人事と現場指導、そして現場事務所との業務連絡をしてました、ずっと清掃しか出来ない人材は正社員には不必要です、業務内容が清掃だけなのはパートさんと

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          【小説】終末の明けのファンタジー 1話東京育ちのエルフ

          今は絶滅したと言われてる人間族、そんな彼等が大地を支配していた時代、昔も昔、大昔。 そぅ、神代の時代から伝わっている文献では、ここ東京都 新宿区は不夜城新宿と呼ばれ、世界有数の近未来都市だったらしい、きっとマナの代わりに使われていたと言う、魔法の電力を使って朝も夜も無く人間族が集まって、毎日楽しく酒盛りをして居たのだろう、と新宿区の森、御苑森林に住むダークエルフの哲学家が教えてくれた、それが本当なら羨ましい限りだ そんな人間族の繁栄も今は昔、当時モンスターと呼ばれる外敵が

          【小説】終末の明けのファンタジー 1話東京育ちのエルフ

          【小説】夜の歩調を合わせて。4話 小林夏美ノ章

          独白 夏の日差しに心が焼かれて 情熱的で初恋みたい、少し痺れる浮かれた微熱 熱さも過ぎると痛みになるから そっと優しく夜風に当たろう 夜の歩調を合わせて。4話 小林夏美ノ章 お母さんが教えてくれた 少し寂しいけど素敵な話し それは正に、物語の登場人物みたいな素敵な女性、松河鈴音さんと、若かりし頃のお母さんとお父さん、そんな3人の情熱的な友情と、心がドキドキ音を鳴らしてしまう程に魅力的な、不思議な夜の物語 今年の夏休みは素敵な街で 素敵な夜に 素敵な出会い

          【小説】夜の歩調を合わせて。4話 小林夏美ノ章