プレイバック にじさんじ甲子園2020 ~聖シャープネス編~
はじめに
3か月ほど前の激闘、にじさんじ甲子園2020を各高校ごとに振り返っていくという趣旨のnote。5校目となる今回は聖シャープネス高校編。早速どうぞ。
基本データ
監督:剣持刀也
ベストオーダー
1 二 夕陽
2 左 鈴鹿
3 右 ギルザレン
4 捕 森中
5 一 童田
6 中 しば
7 三 フミ
8 投 笹木
9 遊 野良猫
ベンチ入り野手
家長、宇志海、長尾、周央、東堂
リリーフ投手
りりむ、鈴谷、物述
戦績
順位:4位
チーム打率:.299
チーム防御率:4.50
チーム寸評
いずれの試合も3点差以内というスコアの通り、安定した守備と投手陣でリードを守り切る野球を繰り広げる。打線は迫力には欠けるものの、全体的に走力の水準が高く、積極的に次の塁を陥れる場面が見られた。3人が盗塁に成功しており、この人数は最多。また右左のバランスがよく、意図したものかはわからないがジグザグ打線を組めているのも個人的には高得点。
全体的に玄人好みしそうなチームといった印象。
各選手成績
まずはおおまかに全選手の成績を振り返る。
野手成績
投手成績
それでは選手一人ずつを振り返っていく。
野手陣
夕陽リリ(セカンド 打率.545 2打点 2得点)
俊足好打の一番打者。チーム1の打率を残し、チャンスメーカーとして十分な働きを見せた。基礎能力はさほどながら、アベヒ・アウトコースヒッターといった特能で、広角に安打を量産した。守備職人も所持しており、守りの面でもチームに大きな貢献。
鈴鹿詩子(レフト 打率.273 2打点)
パワーBを誇る恐怖の2番バッター。威圧感を放ち、初回から投手に対してジリジリとプレッシャーをかけていく。あまり小技は使わず、積極的にスイングしていく攻撃型の2番打者。
あまり知らない方だったが、何となくこの選手が出ると会場がざわざわするなぁと思って配信を拝見したところ、そういうことかと納得した。
ギルザレンⅢ世(ライト 打率.200 1盗塁)
恵まれた基礎・特殊能力を持ちながら、日光に阻まれイマイチ真価を発揮できなかった悲しきヴァンパイア。中軸として起用され、良い場面で多く打席が回ってくるもタイムリーは0本と寂しい結果に終わった。「配信しろ!」と監督から激が飛ぶ場面も。それでも安定した外野守備や、第3戦での盗塁など器用な一面ものぞかせる。ナイトゲームなら本領を発揮してくれたのかも。
森中花咲(キャッチャー 打率.333 1打点 1得点 OPS .844)
クリーンアップで正捕手という、このチームの最重要選手の一人。キャッチャーBで投手陣をリードし、ロースコアの展開に持ち込んだ。打撃でも、初戦の3回に勝ち越しタイムリーを放ち、これが決勝点に。チーム初勝利に大きく貢献した。
童田明治(ファースト 打率 .200)
高いミート力と、堅実な守備が持ち味の一塁手。5番で起用されていたが、今一つ打撃が振るわず、3戦目では6番に降格した。ポテンシャルからすると、この成績は少しさびしい数字。それでも、内野の引き締め役として最低限の仕事はこなせていた。
黒井しば(センター 打率.300 1盗塁 1打点)
獣ならではの脚力を生かした外野手。その広い守備範囲でセンターを任されている。打撃でも勝負強さを買われ、にじ農戦では5番として起用。見事にチャンスで勝ち越し打を放った。
正直初めて見た時は、人外ならまだしも人型ですらないキャラがいるとは驚いた。にじさんじ、何でもありなのか。
フミ(サード 打率.125)
満遍なく整った能力をもつ内野手。サードの守備は安心して見ていられるレベル。大会を通じて1安打という結果になってしまったが、1年生に多くを求めるのも酷な話か。
野良猫(打率 .375 2打点 1得点 1盗塁 1犠打)
今大会最大の嬉しい誤算ともいっていい活躍をした選手。本職は捕手ながら、守備センスを買われショートとして出場。その反面、打撃能力はお世辞にも高いとは言えず、9番打者に置かれていた。しかしいざ大会がはじまると、第一打席でいきなりレフト前ヒットを放つ。そのまま盗塁も決め、夕陽リリのヒットで生還。その後も要所要所で活躍を見せ、大会を大いに盛り上げた。切り抜き動画を貼っておくので、その勇姿をぜひ確認してほしい。
家長むぎ(代打 打率.000)
1年生ながらシャプ高の代打1番手を担うパワーヒッター。全3試合で起用されたが快音は聞かれなかった。特に順位決定戦では1点を追う最終回に1死1塁の場面で登場。まさかのバントを決行し、しかもキャッチャーフライを上げてしまうという痛恨のミス。守備さえ良ければ、スタメンで見てみたかった選手。
周央サンゴ(代打 打率 1.000 1安打 1得点)
高いミート力が持ち味の代打要員。にじ高戦での最終回に起用されると、2塁打でチャンスを拡大。優勝チームをあと一歩のところまで追いつめた。
でびでび・でびる(代走)
シャプ高の代走兼マスコット枠。最終戦で笹木の代走として起用された。
投手陣
笹木咲(先発 防御率4.61 13 2/3イニング 9三振)
スライダー、シュートといった横の揺さぶりで打ち取る先発投手。安打を許しながらも要所を抑える粘りのピッチングが光った。3試合全てで半分以上のイニングを消化しており、エースとしての責任を果たしたと言える。5打数2安打と自援護もお手の物。
魔界ノりりむ(リリーフ 防御率 6.00 6イニング)
ストレートとフォークのコンビネーションが中心の投手。シャプ高のリリーフエースとして全試合に登板。横須賀戦では1点リードの5回から登板。2回無失点としっかりとリードを守り切り、後続に繋げた。
物述有栖(リリーフ 防御率 0.00 2 1/3イニング 2奪三振)
現ヤクルト監督の高津の転生選手。豊富な球種と恵まれた能力を持つ実力者。横須賀戦・にじ高戦で登板し、いずれも無失点に抑えた。
終わりに
聖シャープネス編はここまで。次はラストとなるにじさんじ高校編。早めに書き上げようと思っているので楽しみに待っておいていただきたい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。スキを押していただけると励みになります。過去の記事も読んでいただけると幸いです。