植戸万典です。年末年始のまとまった休みには溜まった未読の本に手をつけようとしてはほとんど達成できないなんてことを繰り返して何年になるものやら。
しかしわが心の師と仰ぐ京極夏彦先生は、
と述べています。力強い言葉だ。
コラム「読書週間ですからね」
「読書週間ですからね」のオーディオコメンタリーめいたもの
ちょっと注意が必要なのは、「読書の秋」という言葉の初出は図書館週間や読書週間というわけではないことです。
「読書の秋」は、図書館週間のはじまる前から新聞紙上でも使われていました。
上記リンクのレファレンス共同データベースの回答では、新聞での使用例から探られており、明治・大正時代には知られていたとは推測しにくいとされていますが、ここでは別方向からも考えてみたいと思います。
それは“唱歌”です。
そのものずばりのタイトル「読書の秋」(大和田建樹作詞/田村虎蔵作曲)という唱歌が明治37年にでき、明治40年代には小学校の授業でも取り入れられていたっぽいので、「読書の秋」という言葉が広まった一因はそこにあるのではないでしょうか。
まぁ知らんけど。
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