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エアライン受験対策マガジン「号外」自信がなかった専門職の方がJALCA合格をつかむまで


元エアラインスクール未来塾の上野博美です。
このマガジンでは、エアライン受験に役立つ内容をお届けしています。

スタンドFMはこちらです。

今日は、「号外」として、夢を叶えCAになった方々の事例をご紹介
します。
個人情報に関わる部分は、伏せてご紹介しますことをご了承ください

「自分に自信がなかったIさんが、JAL既卒CAに合格されるまで」

私の主宰していたスクールにIさんがいらしたのは、彼女が20代後半のことでした。
大学卒業後、専門職として仕事を続けてこられ、その間に自力で受験もされたようですが、結果に恵まれず、私どもの無料面談会に来られました。
決して出過ぎず、でも芯がしっかりした方だなと思いましたが、英語が苦手でそれもあり、どこか自信がなさそうでした。
「CAになりたいけど、私なんかがなれるのでしょうか」
というようなことを聞かれたのを覚えています。

適性もあり、芯の強さがあるので、かなり頑張らないといけないかもしれませんが、あなたが本気で頑張れば合格をつかめるかもしれません、と答えました。
そこから、スクールでの受講が始まりました。

Iさんの自信のなさは、英語力だけではなく、仕事の中でも挫折した経験があるため、自信をなくしているようでした。
さらに「言いたいことはあるけど、的確な言葉で言うのが苦手」と言うことも
分かりました。

まず、Iさんがすでに持っている、CAとして活かせる部分をお伝えしそこに自信を持っていただくために、色んな経験についてお話をお聞きしました。
お話しをお聞きしていると、一つ一つは別々のお話でも、ちゃんと一つの長所につながっているのが分かりました。ただ、ご自分ではなかなか自覚してない部分でした。
仕事での挫折にばかり目がいき、実はIさんが努力したこと、勉強したことには、そんなことは当たり前だと思っていたのか、全く目を向けていませんでした。
そこから、真面目で、努力家で、頑張り屋さんであることを徐々にIさんも認められるようになりました。

ただ、英語だけはどうにもならないと相談を受け、TOEICのスクールに通うことをお勧めしました。そこで短期間で結果を出すべく、勉強をされました。
Iさんが頑張れた理由は、「年齢」だったと思います。
「来年はない」「来年になれば合格できる可能性が下がる」と、私は言わないのですが、Iさん自身がそう思っていたようでした。誰でも早く結果を出したい、と願うものです。
そのモチベーション維持のために、20代後半と言う年齢をうまく利用できたのかもしれません。

そうしてJAL既卒の書類選考を通過しますが、ANAは書類落ちを経験されています。
元々JAL志望だった方でしたので、「あとがない」とさらにご自分を追い込んでいきます。
そのため、面接前に緊張し過ぎ、うまくしゃべれないことが続きました。
それでもIさんの持っている適性を思い出していただき、それをわかっていただくためにお話をするのです、あなたを売り込むために、よく見せるために話すのではないから、自然体で、あなたのリアルストーリーを話しましょう、と言い続けました。

一次面接をクリアし、二次試験もクリア。

ただ、毎回自信はないと言っていましたが、私は受験レポートを拝見し、「大丈夫だと思いますよ」と正直に感想をお伝えしていました。

最終試験の際、彼女は「もうダメだ。絶対に落ちた」と思う、あるミスをします。
しかし、持ち前の性格の良さでちゃんと面接官や会場にいらっしゃるCAの方々に、誠意を持って謝罪したそうです。その際のCAの方々の反応は、決して悪くなかったので、「きっと大丈夫だと思いますよ」とお伝えしました。

さらに面接の最中に、何度も深掘り質問をされ、もうダメかもしれない、と
思ったそうですが、私が言い続けていたある言葉を思い出して、最後まで諦めずに面接官の質問に一生懸命答え続けることができた、と報告してくれました。

私が、弱気になりがちなIさんに言い続けていた言葉。

それは、「まだ、終わってない。はい、次(に集中)」
という言葉でした。

自信を失うと、その後に笑顔が消え、次の質問にしっかりと答えることができなくなってしまう。そんな姿を、面接練習中に何度も見てきていたので、最後まで諦めずに面接を受けていただくために、Iさんに伝え続けた言葉でした。

実際に、一つの質問の答えや答え方で、合否が決まるわけではありません。
その困った時に、受験生がどうするのか、どんな表情をし、どんな言葉を
発するのか、それら全てを見て、面接官は評価しているのです。

後日、Iさんの元に見事JAL既卒CA合格のご連絡がありました。
メールで連絡を受け、その後お電話でお話ししましたが、Iさんが頑張ったことを
わかっているので、本当に良かったなと思いました。
年齢をモチベーションにし、ご自分の適性を認め、素直にアドバイスを
実行していただいたことが、この結果につながったのだと思っています。

まとめ

1 自分に自信がない人は、自信を持てる部分を見つける
2 話すのが得意でない人は、練習あるのみ
3 面接中は一喜一憂せず、最後まで諦めない

Iさんの合格までのお話が、これから受験される方のお役に立てた嬉しいです。


全ての記事の著作権は、上野博美に属します。
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