限界を決めるのは自分
この言葉は聞いたことがある人は多いだろう。
私も聞いたことはあるし、心から賛同する。
私が客室乗務員時代に、座学と言われる知識を詰め込む時まではなんとか
ついていっていたものの、その後のOJTに入ると全く自分ができないことに
気づいたことがある。
同期はスムーズにできているのに、私はできない。
こういう状況になったときに、人は二つに分かれると思っている。
「あの人は特別な人だから、私はできていないわけではないけど、
あの人ほどはできない」
と、自分を否定しすぎず、できる人を特別視しているケース。
こういう人の方が圧倒的に多い、と私は感じている。
もう一つは、
「なぜあの人と同じようにできないんだろう」と、自分を見直すケース。
私は後者だった。
そして自分を責めて「自分は向いていないんじゃないか」とさえ思った。
それはおそらく私が負けず嫌いだったからだ。
「あの人ができるのに、私ができないのが悔しい」
そう思えたら、多分後者のケース、つまり「なぜ自分ができないんだろう」と思える。
そうなれば、「限界を決めない」姿勢になる。
限界を決めないのは、負けず嫌いが発動するかどうか、なのかもしれない。
ただ、そのときに自分を一時的に否定するので、「メンタルが強いこと」も必要になる。
私も「なんで同期ができているのに、私はできないんだろう」と思って自分を情けないと思った。
その時私を助けてくれたのは、
「同じ試験を受けて、面接官が合格させたということは、私にもできる、とプロである面接官は思ったはず。
プロができる、と思ったんだから私が今できないのは、多分努力が足りないだけ。
能力は努力でカバーできる」
と思えたからだ。
そうして、誰にも見せず言わず、一人で睡眠時間を削って、OJTの復習をし、できるようになっていったのだ。
「限界を決めない」
というのは、いうのは簡単だが、
「負けたくない気持ち」
「信頼できる人からの評価による自信」
「能力をカバーする努力」
がなければ、「限界を決めた方が楽」になってしまう。
もちろん限界を決めて、違う方向に進むのも一つの選択。
どんな生き方をするのかも、何を大事にするのか、もその人の選択。
ただ、私は自分の可能性を今でも信じているし、本気でやりたいと思ったことは絶対にできると思っている。
それが私なんだ、と思う。
それが私なんだと思って生きていれば、なんでもいいんだけど、久しぶりに熱く語ってしまった。(笑)
それも私。
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