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手放すことが苦手な自分と向き合う
断捨離は不定期で気になった時に続けているのだけど、それもそもそも手放すことが苦手だからではないか、と先日思った。
ものを大事にしている、とも言えるのだけど、ずっと使っていないものや、必要ないもの、気持ちが離れてしまったものも、以前はなんとなく捨てられずにいた。
しかし、「ミニマリスト しぶ」さんの本を読んで衝撃を受けた。
20平米以下の部屋に、何も物がないのだから。
そして当時の本には、家賃が2万円と書いてあった。
(今は引越しして少し上がったらしいけど)
物が多いと、そのスペースにお金がかかると書いていた。
確かにそうなのに、全く気づいていなかった。
ただ、私にはそれが1番の動機ではなく、
「物を管理する大変さ」の方が、実は断捨離をした理由だ。
多分自由への願望が根底にある。
物が少なければ、縛られず、自由を感じるのだろう。
スーツケース一つにはなかなかなれるものではないが、旅行の際には機内持ち込みのスーツケース一個に収めるようになった。
着物も何枚か持っているが、それを管理するだけでも結構大変だ。
結果的に、着物も減らした。
服を減らし
本を減らし
書類も減らし
本棚にはスペースができた。
こうして手放す練習をしてきたのだ。
仕事も手放した。
自分が興味関心を持てなくなってしまった仕事は、もうオファーがあっても引き受けない、と決めた。
情熱が持てない仕事は、多分私はできない。
本当にお金だけのために仕事をするなら、誰とも喋らなくていいお掃除の仕事の方がいいと思う。
(そんな予定はないけど)
本来手放しが苦手なのに、手放しができたのは、ステイホームと断捨離を繰り返してきたからだ。
実際に手放して後悔をしたものは、一つくらいしか思い浮かばない。
洋服なのだけど、でもまた本当に欲しいなら買えばいい、と思っているが
実際に買うつもりはない。だからやっぱり必要なかったのだ。
この断捨離経験を積んだことで、「手放した後の後悔」が大したことはない、と自分に刻み込んだようだ。
その練習があって、少しづつ手放しができるようになってきた。
なんでもそうだ。
気持ちが離れてしまったものを、ずっと持っていてはいけないのだ。
大事に思えない物を、仕舞い込んでいてはダメなのだ。
私は手放しが苦手だったので、「もう手放すしかない」ということが起きるまで、気づかないこともあった。
もう少し、かるーく手放せる自分になりたい。
いつでも、なんでも、どうにでもできる、という自信があれば、簡単に手放せるはずだから。
何より、手放せばずっと軽くなって、もっともっと羽ばたけるはずだから。
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