認めたくない自分を認めることで、わかったこと
認めたくない自分
自分の中にある嫉妬心。
自分の中にある羨ましいという気持ち。
自分の中にある意地悪な気持ち。
一つも持ってない、という人は多分人間ではないと思います。(笑)
神様か仙人か、でしょう。
でも人は、このネガテイブな感情を認めたくないと思ってしまいます。
私が認めたくない自分
私自身が羨ましいと思うのは、バリバリと仕事をしている人。
私もバリバリ仕事をしていますが、私よりもっともっとバリバリと仕事をしている人です。
これをなかなか認めたくない自分がいました。
でもこの気持ちがずっとあるので、なぜ羨ましいと思うのか考えてみました。
認めてわかったこと
それは、私自身が一番ありたい姿だとわかりました。
そう、自分の願望がそこにあったのです。
その方の働き方や姿勢も、私にとっては理想だったのだと思います。
それを体現している人がいた、ということで、羨ましいと思ったのです。
そっかー、じゃあ私もやればいいじゃん。
って思いました。
そこからです。
この人の真似できる行動は、全部真似しよう。
この人の思考で真似できることは、取り入れようと思ったのは。
(著作物ではありません)
いわゆる、ベンチマークし始めたのです。
ベンチマークとは、本来「水準点」という意味だそうですが、ビジネスの世界では「目標とする人やこと」のような意味で使われます。
明確な目標とする人やこと、の事を指します。
人は目標が明確だと、突っ走れます。
目標が曖昧だと、エンジンがかりません。
「幸せになりたい」
と思っていても、それはあまりにも漠然としていて、どうやって、どうしたらできるのかがわかりません。
しかし、実際にすごく幸せな人を見つけたときに、その人がどうやって幸せになったのか、自分はどうすれば幸せになれるのか、を具体的に学び始め、その人の思考ややり方を取り入れようとします。
「目標の人が見つかることで、イメージングできやすい」
ということでしょう。
1人の人を羨ましいと思ったことで、自分の本当の気持ちに気づき、その人をベンチマークし始めたのです。
ネガテイブな感情には、意味がある。
認めたくないことを認めると、一皮剥けて、自分がわかる。
今、そんな気がしています。
そう考えると、自分の中にあるネガテイブを否定せず、押し込めず、認めてその底にあるものに気づいて、自分の欲望を満たしてあげたほうがずっといいじゃん、って思っています。
ネガテイブ感情welcome、ですね。
上野 博美