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人種を意識する感覚を思い出した日
今日のテーマは、デリケートなテーマのため、
気をつけて発信しますが、興味のある方だけご覧くださいね。
ほとんどの日本人は日本にいる限り、自分と相手の
人種を意識することは少ない。
外国人も少ないし、外国人と一切付き合わなくても
生活が成り立つからだ。
日本人は、有色人種で、黄色人種だ。
英語で言うと「Yello」
は?
と思った人も多いだろう。
私がこれを最初に意識したのは、高校生の時10ヶ月間のアメリカ高校留学をした時のことだ。
黒人、メキシコ系の生徒もまあまあいる地域だったが、白人から見れば、中国人も韓国人も日本人も区別がつかず、同じ人種として見られていることを知った。
あからさまに差別を受けたわけでもないし、
「Yello」と言われたわけでもない。
無言だけど感じるものはあった。
入れない壁があることを感じたのも事実だ。
そして今回4年ぶりの海外で、人種を意識することを
思い出した。
東南アジアではあまり感じないことだが、アメリカ、
ヨーロッパに行くと、私は意識してなくても、相手が私をまず人種で見ていることに気づく。
日本人の平均的な接客業のレベルの高さもあるが、
明らかに人種が違ってたら違う扱いを受けただろうなと感じることがある。
私の脳内の無意識の分野を、起こされ、意識化した感じだ。
ここからどうするか、が問題だ。
仕方がない、と諦めるのか。
私が高校生でアメリカ留学した時のことを思い出し、
それでも言うべきことは言ってこちらの希望を
ほぼ叶えてもらうのか、だ。
言ってみると、お客の立場であれば案外叶えられる。
感じが良いかどうかは別として、要求は聞いてもらえる。
お客だからだ。
つまり、自分を守るためにはお金が必要だ。
もう一つは、アピアランスだ。
スリが多いから、古い服や大して高くないバッグを持っていこうと呼びかける人がいるが、それはちょっと違うと感じている。
それを守ると、自分が大事にされないこととイコールであることを覚悟しておく必要がある。
つまり、服選びは「自分を守るため」だ。
人は見た目が9割、と言うのは日本でも売れた本のタイトルだが、海外旅行に行っても、それは全く同じ、いや、それ以上にその人のステータスが判断されるものだと知っておこう。
成功して海外在住の起業家女性が、こんなことを言っていたのには、おそらく自身が感じた人種意識への違和感があったのだと思う。
「自分が大事にされたかったら、高級ブランド服を着ること」
全ての人にほぼ平等に接してくれる、日本の特殊な
接客に慣れていると、信じられない発言だろうが、
これは海外在住の人には理解できることだと、つくづく感じることができた。
もちろんこうしたことに気づかない人もいるし、
諦める人もいるだろう。
私は、払った分は取り戻したいので(笑)言いたいことはとりあえず言う。
私自身は、留学前の面接で「黒人が多い高校に行くことはどうですか?また黒人の人と友達になりますか」
と聞かれた際、16歳の、まだ人種について意識をしたこともない私は「その人がいい人なら黒人でも友達になります。その人がどんな人か、によります」と答えていた。
私はそんな考えであっても、相手は違う。
その状況になった時にどうするかを問われるのが、
海外に行く、異文化に触れる、と言うことでもあると、久しぶりの海外で感じた。
それにしても、人種意識をほぼしなくていい日本は
素晴らしいと思う一方で、ぬるま湯だな、とも感じる。
少子化、高齢化の日本は今後海外を意識せずには
生きていけなくなる日も遠くない。
その時に必要となるだろうこともだんだんと
わかってきたので、また改めてこのテーマで
発信していこうと思う。
結局人は世界中どこでも、人と比較することをやめられず、マウントをとりたい欲が、日本ではマウント、海外では人種意識に現れるのだと言うことを実感してみて、これは世界共通の人間の本性なのかもしれない、と感じた。
すごく良い学びだった。
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