
生き方を変えた5年間
2020年・序章
これは少々プライベートな内容になるので、あえて有料記事にさせてもらった。
何卒ご了承ください。
途中までは無料でご覧いただけます。
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5年前、あなたは朝何時に起きていただろうか。
「今と変わらないよ」という人がいるかもしれない。同じ勤務先なら、おそらくそうだろう。
5年前私は何時に起きていたのだろうか。
個人事業主なので、自分のスケジュールは自分で決めていたし、その日によって勤務開始時間も違ったから、起きる時間も違っていたような気がする。
そして今。
毎朝5時か6時、時に7時には起きている。特に大した仕事もしていないのに、だ。
起きるとすぐにパソコンに向かい、noteを書く。大抵はその朝に浮かんできたことを、文字にしている。終わると、朝ごはんの用意をして私の1日が始まる。
この朝のルーテインだけでも、5年前とは大きく変化しているが、もっと大きく変化したのが、「生き方」だ。
一言で言えば、5年前はしっかり者の頑張り屋。悪く言えば、我慢しすぎ、無理しすぎだった。今は、浮世離れ。
5年前の自分も間違いなく自分なのに、こんなに大きく変わってしまうなんて、5年前には全く思ってもいなかった。5年前は50代。今は60代だ。
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2020年は、誰にとっても忘れられない年になった。100年に一度と言われるパンデミックが世界中を襲い、日本復活を願った東京オリンピックは延期となった。
私は、コロナによって大きく仕事が減ってしまった。
時に月5000円の収入しかなかった時もあった。福岡で始めたスクールを東京に移転して以来、ずっと税金の心配をするほど売り上げを上げていた身からすると、衝撃は相当だった。
エアラインスクールという、客室乗務員になりたい人たちを合格させていく仕事は、「航空会社の採用があって初めて成り立つ仕事」だということは、何度も考えたことがあった。
実際に、リーマンショックや、SAASの時にも新卒採用をストップしたことはあったが、外資系や既卒採用は行われていたし、私が講演活動をしていたこともあり、あまり大きな影響はなかったから、あまり気にしていなかった。
しかし、東京ではエアラインスクールに全て集中し、他の仕事は一切していなかった。いや、できる時間がないほど忙しかった。そのため全ての仕事がストップした。
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