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スイッチが入る時
何事もスイッチがある。
仕事
勉強
生活
人生
私たちは無意識でこのスイッチを入れたり、切ったりしている。
仕事はわかりやすい。会社員なら始業時間の少し前からスイッチを入れているかもしれないし、就業時間になればスイッチをオフにして、帰途に着くだろう。
平日の18時ごろになれば、町中、電車の中に帰宅途中のサラリーマンを見かけるが、彼らの表情には「早く家に帰りたい」というはやる気持ちが見える気がする。完全にスイッチが切れるのは家に戻った時なのかもしれない。
私は朝起きて朝日を見ると「さあ、今日も頑張ろう」という気持ちになれる。眠っていた自分から目覚めた自分へと変化するタイミングだ。そして、人生においてもスイッチをオフにする時とオンにする時があると、最近感じている。
個人事業主として27年間、仕事をしてきた年数としては、育児に専念した期間を除けば38年間仕事をしてきた。仕事は好きだったし、やりがいもあり、充実していた。しかし、ほとんど長期の休暇を取ることなく(長期とは1ヶ月とかの単位)働き続け、飽きることなく仕事をした。さすがに、少しスイッチを切りたくなったのだろう。
ずっとスイッチを入れっぱなしの人生だったのだから。
スクールを閉じない限り、オフにすることはできない。仕事依頼も雑音からも少し離れ、まっさらな気分で新しいステージに向かいたかったのだ。
こうして得た時間を、行きたかった世界一周の旅に使い、小説を書き始め、コミュニテイに属し、世界を広げた時、新しいステージで、新しいことに挑戦したくなったのだ。スイッチが入った瞬間だ。
多分スイッチが入った一番の理由は、「他者からの評価」だった。塾のアルバイトに行き始め、そこのプロの先生たちに絶賛されたことで、「ああ、やっぱり教えることは得意なんだ」とわかった。どこにも力を入れず、大した準備もせずとも、教えられる。それがプロさえも褒めてくれるものなんだとわかった時、方向性が定まった。
同時に気づいたのは、私は飽き性であること。よく言えば好奇心旺盛、本当に好きなことなら継続もできるけど、基本的にあまり長い期間同じことをやりたくないらしい。(エアラインの仕事がなぜトータル32年も続いたのか、については、好きだったから、としか言えないが)
飽き性と自由が好きなのは、セットだ。自由でい続けるために生きているのかもしれない。だからおそらくこれからも好きなことは続けるが、飽きたものはやめていくだろう。そして、新しいステージでの力と時間配分が見えてきたので、スイッチが入ったというのもあるかもしれない。飽き性なのに、慎重派で、自分で腹落ちしないと動かないのだ。
(自己分析も随分進んでいる。生きている限り、自分と付き合っていくので、自分のことは知っていた方がいい。生きていて、気づき力さえあれば、自分のことはさらに深く理解していく)
この週末と来週くらいで、新たな展開をスタートしたい。まさにスイッチが入ったのを感じている。
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