想定外にショックなことが起きた時、大事にしていること
想定外のことが起きた時、ショックは大きい。
私も、以前エアラインスクールを解雇されたり(経営不振と説明された)、思いがけないクレームを言われたり、人生においても息子が亡くなり、その後人生の荒波に揉まれた。
その時には、「どうしたら良いのか」を日々考えるだけで精一杯だったのだが、コロナの頃には、今までの経験から「してはいけないこと」はわかっていたつもりだ。
想定外にショックなことが起きた時に、やらない方がいいことは
「自暴自棄になること」
一瞬ならばいい。
「やってられない」と思って、お酒を飲む、人に愚痴を言う、なんでもいい。
でもそれを永遠にやってはいけない。
やがて、「自暴自棄」が普通になってしまうから。
自暴自棄、という漢字をみるとわかるように「自分を捨てる」のはダメなのだ。
想定外のことが起きて、「生きていられない」と思うこともあるだろう。
でも、自分を見捨てなければ、その状態が永遠に続くことはない。
私も、そのどん底から抜け出そうとしたし、そのおかげで今は「あの時ヤケにならなくてよかった」と思っている。
もちろん、人はそれぞれなので私ごときが言うようなことではないかもしれない。
人によって受け止め方も、打撃の度合いも違うと思う。
でも、人生は「悪いことばかりではない」し「良いことばかり」でもない。
冷静に考えてみれば、「半々」くらいなのだと思う。
自分だけは自分を見捨てない。
それがすごく大事なのだと思う。
やる気にならなくて、ダラダラしてもいい。
やる気にならなくて、全て捨てたいと思ってもいい。
でも、最後の最後は自分だけは自分を見捨てないと言うのが、どん底から這い上がる唯一の方法のような気がしている。
よく言われる「どん底ならば、それ以上落ちることはない」から「あとは上がるだけ」と言うのも、本当だと思う。
もちろん、どん底になど誰も落ちたくない。
でも、貰い事故のようにどん底に突き落とされることもある、私はあった。
それでも、まだ毎朝目が覚めるので、まだ私には時間は残されているらしいし、それに感謝している。
毎日幸せな日々は続かないかもしれない。
でも、自分は自分を見捨てないと決めているだけで、ずいぶん気が楽になっている。
最後にもう一度いうが、これは全ての人に当てはまるわけではないことも知っている。
もし1人でも、そうだな、と思ってくれたら、それで良いと思って書いている。