![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78035442/rectangle_large_type_2_ed8a1fe7c568a87265be114e66742b77.png?width=1200)
物は考え様
一度は聞いたことがあるだろうこの言葉。
どんな物事も、自分の解釈次第、という意味。
生徒さんとのレッスンで、「心のハードルを上げるのも、下げるのもあなた次第」と私は言った。
つまり「面接で緊張するのも、自分が選択しているし、緊張しないのも自分が選択している」ということ。
若い女性受験生からすると、面接室で中年の男性面接官がにこりともしなかったら、誰だって怖い。
「失敗はできない」
「ちゃんとしないといけない」
と緊張する。
緊張することで、自分が持っている実力を発揮できないのは、本当にもったいないと思っている。
だからこそ、生徒さんたちには過度な緊張をしない様に、「考え方」を教えている。
「怖そうに見える面接官だって、家に帰ればお嬢さんから「お父さんこっちに来ないで」と言われているかもしれないでしょう。実はすごく優しい人かもしれないでしょう。
あなたが「怖い」と思うから、心のハードルが上がってさらに緊張する様に自分を持っていっているのよ。あなたが、自分で自分の首を締めているの」
と。
「本当は優しい人かもしれない」
というのは、自分で勝手に捉え方を変えることができるのだ。
費用もかからない。
それなのに笑わない人=怖い人
と思ってしまうのは、もったいないことだと思う。
人間関係で悩む人も、実は自分の思い込みが大きいのかもしれない。
「あの人は自分のことが嫌いなんだ」と勝手に思って、避ける。
すると相手にもそれが伝わって、関係が悪化する。
自分に対してもそうだ。
「自分は両親があまり頭が良くないから、自分も良いはずがない」
と思っていると、勉強して少しつまづくと諦めてしまうかもしれない。
人に対しても、自分に対しても「思い込みを捨てる」ことは大事なことだ。
そして、「勝手に良い方に考える」ということができたら、かなり気が楽になる。
私も客室乗務員時代に、「怖い」と言われている先輩と一緒に仕事をするときは、前日から緊張していた。
こちらが緊張していると、相手に伝わって結局良い関係が築けなかった。
その後、「思い込みを捨てるため」に先輩の情報を事前に集め、雑談がスムーズにいく様に準備した。
ドキドキしながらも、こちらから話しかける。
嫌な顔をされてもめげない。
というより、相手が嫌な顔をしない話をする。そのために情報を仕入れているのだから。
結婚しているのかどうか。
趣味は何か。
どんな話が好きか。
これを一緒に仕事をしたことがある、という同期に質問をしまくったのだから、雑談に答えてもらえないはずはない。
そうして話をしていくうちに、気づいたことがある。
「怖そう」と思われている人ほど、実は寂しがり。
だからこちらから遠慮せずにどんどん話しかけていくと、いつの間にか「自分を慕ってくる奴」と思われて、大事にしてもらえる。
そんなことを何度も経験した。
自分が怖そうと思われていることを知っているのだろう。
だからこそ、うるさがるフリはしながらも、ある意味「えこひいき」をしてもらえた。
(良いのかどうかはわからないが)
仕事を失敗しても大して怒られない。(良いのかどうなのかはわからないが)
「人は見かけによらない」のだ。
「物は考え様」
「人は見かけによらない」
「思い込みを捨てる」
「気のせい」
は、共通点がある。
いずれも「自分の捉え方次第で、心のハードルを一気に下げることができる」のだ。
いいなと思ったら応援しよう!
![Hiromi.U](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/125708299/profile_60f32c8771d9586250e8be98b66661bb.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)