娘に教わったオタクの定義
娘は物心ついたときからのオタク気質。
興味がないものは全く興味がないが、
好きなものは徹底して好きになる。
小学校低学年の時、1ヶ月のお小遣いは500円だったが、
その全てを当時大好きだった漫画本に注ぎ込む。
高校生の頃のお小遣いの大半は、好きなアーテイストのCD代に消えた。
そんな娘から最近教えてもらったことがある。
私にも久しぶりに「推し」のアーテイストができ、私が普段とは違う行動をしていることに、自分で自分のことをおかしいと思っていたことを全部娘に話した。
・「曲を聴いているだけで涙が出るんだよ」→「それはオタクの世界では普通。
オタクは推しに触れている時は、常に情緒不安定」
・「ねえねえ、これ絶対に見てほしいんだけど」と私が推しのアーテイストのMVを見せると、「もう布教やん」→オタクは、布教をするらしい。
・「ライブ見にいこうかって必死なんだよね」→「追っかけっているでしょ?あれと同じ」
・「ずっと曲を聴いていたいと思ったから、イヤホン買ったんだよね」→「だろうと思ったよ。母がイヤホンまで買うって言った時、ガチやなと思った。でもオタクってずっとそれにハマっていたいんだよ」
・「朝起きるとすぐにこのM V見てるし、夜寝るまで見てるんだよ」→「オタクってそんなもん」
*MV ミュージックビデオ
私が自分で変だ、と思ったことは、オタクの世界では普通であり、常識らしい。
いやー新鮮だ。
私がアーテイストにハマったのは高校生以来。
その時はSNSもなければ、スマホもない。
今の時代の方が、便利なツールがあって、ずっとハマれるし、ずっと楽しみは広く、深い。
お気に入りのMVは、今でも見ると泣ける。
声がツボに完全にハマったんだと思うけど、
オタクになるのに年齢は関係ない。
年齢じゃなくて、感性なんだと思う。
オタクになれるものができて、毎日がドキドキで楽しいなんて、なんて素晴らしい世界だ!!オタクは。