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次の旅行先


旅が好きだ。
唯一の趣味と言ってもいい。
最近は物欲が減っているので、お金が貯まったら旅に使いたいと思うくらいだ。
物欲が減っているのは、「ものを増やしたくない」という気持ちが強いのだと思う。
断捨離を何度もして、手元には本当に気に入ったものしか残していないと思っているので、今あるものが壊れたり、古くなったりしない限り、そうそう気にいるものにも出会えないだろうと思っているのも、物欲が薄れた理由だろう。
以前は本当によく買い物をしていたな、と今は思う。
あれは一種のストレス解消で、今思えばいろんな我慢をしていたのだろうと思う。そこから脱出できたのは、本当に良かった。(思えば長い道のりだった。。。)

旅に話を戻すと、2025年初の旅は台湾・台北だった。
1ヶ月ほど前に突然決めた旅だったが、私にとってはとても意味のある、新鮮な旅だった。
どこの国にも、都市にもそれぞれの特徴がある。人間で言えば、「個性」。
一つとして同じ街はなく、そこに文化、宗教、言語、人が加われば、唯一無二の街になる。それが面白くて、旅を続けているのかもしれない。
台北を一言で言えば、「文化の街」。人によって印象は違うのだろうが、私にとっては文化が独特で、だからこそ惹かれたのだと思っている。

漢字、英語、日本語が混じり合い、それぞれの文化を取り入れ、可愛いものを好み、料理は美味しく、人々は勤勉で優しい。地政学、政治的な背景も感じるが、その中で逞しく自らの文化を守り育てている気がした。

2月は寒さを避けるために、少しだけ長く暖かい場所に行くが、これは旅というより「避寒」だ。
リピートは基本的にしない主義だが、今回は二度目の南の島に行く予定だ。
さてそれ以降はどうしようか、と最近よく考えている。
というのも、色々と行きたい国や街があり、「それならばいっそ」と、世界一周チケットがチラチラと頭に浮かんでいるからだ。

世界一周チケットというのは、JALが所属している「ワンワールド」、ANAが所属している「スターアライアンス」というそれぞれの航空会社連合が発売しているチケットで、6大陸のあらゆる都市に行けるチケットだ。もちろんそれぞれに制限はあるが、有効期間は1年間。エコノミー、ビジネス、ファーストクラスを選ぶことができ、それぞれに運賃が違う。
最近どちらも値上げされたが、それでもエコノミーで50万円くらいなので、5カ国以上行けば元は取れるだろう。2023年の9月から48日間で9カ国11都市に、この世界一周チケットで行ってきたが、十分に元はとれた、それ以上だったと計算はしていないが思う。
遠くに行けば行くほど、元は取れるので、ヨーロッパやアメリカ、南米、アフリカにいこうと思う人にとっては、ありがたいチケットだと言える。

まだまだ21カ国しか行っていないし、前回は4大陸だったので行きたい国は色々ある。

まだ行ったことがない大陸は、アフリカ。
世界一周の旅で、飛行機の隣の席に座っていた、同じく世界一周を二度経験していた男性が教えてくれた、最も良かった国、モロッコに行ってみたい。
彼はモロッコの美しい写真をたくさん見せてくれ、青の街はとても綺麗だった。
旅好きな人がおすすめする都市だからこそ、行ってみたい。
大陸が違えば、文化、言語が全く違う。知らない世界をのぞいてみたいという気持ちが強いのだろう。トルコ、モナコ、マルタ、イタリアのアマルフィ。。。
言い出せばキリがない。行きたい国リストを作成して、実際に世界一周チケットでどこまで行けるのか、をシュミレーションしてみようと思っている。

前回私は、ワンワールドのサイトからシュミレーションをして、予約し航空券を購入したが、このシュミレーションだけでも面白い。シュミレーションした旅程表は、アカウントさえとれば保存もできるので、その後何度でも旅程を変えることができる。
パソコンで行うことで、AIが「その路線はありません。他の候補は以下の通りです」など教えてくれる。そして空席があるかどうかも教えてくれる。このシュミレーションだけでも、思いはその目的地を想像し、ワクワクさせてくれる。

ワンワールド

スターアライアンス

「そのシュミレーションさえもめんどくさい」という人たちも結構いるので、そんな人たちのためには「世界一周チケット予約」をしてくれる旅行会社もある。
別途手数料を取られるが、(5万円ほど)航空券とホテルの両方を手配してくれるらしいし、旅の途中でのサポートもあるらしい。

HIS

世界一周堂

私は自分で旅程を考えることが好きなので、全て自分でやっていたが、そのためには時間もかかるし、調べることはたくさんある。何せ、女一人旅なので危険すぎる場所は避けたいし、物価が高すぎる国も避けたい。それでも行きたいところには行きたいので、あとは予算との兼ね合いだ。「書くことを仕事にしたい」と思って、仕事を手放したのだから、本当は原稿料をもらえるようになることが先決なのだが、小説は年内に書き終えて応募して以来、次の作品探しをしているところだ。そのためにも、引越しも検討し、旅にも出ようとしている。
書き上げた小説たちはまだ1円にもなっていないが、随分と経費だけはかかっている。(笑)

さて、今年私は二度目の世界一周の旅に出るのか?
まだ私にもわからない。出るとしたら、ある程度お金の目処が立ったのだと思ってほしい。それでも旅に出たいと思うのは、おそらくあの言葉のせいだ。

「Life is short」

世界一周の旅で出会った、同じく旅好きな人たち、国も年齢も性別も違う人たちが、口を揃えて言った言葉だ。
寿命の話ではない。
体が動き、脳も元気な年齢、すなわち健康年齢が短い、という意味だ。これに環境も加わる。
親の介護や、子育てなど、旅を許してくれない問題を抱えていると、さらに「Life is short」になる。
だからこそ、行ける時に行く。見たいと思うときに行くのが一番いい。

今年か来年か。
もう一度私は、世界一周の旅に出る予感がして仕方がない。


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通りすがりのnoter Hiromi
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