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メッセージは、「自分と向き合う」


「自分と向き合う」という言葉はよく聞かれる。要は自分の考えていることを知り、本音を引き出すことだと私は思っている。

「そんなことわかってるよ」と思うが、案外人は日々の忙しさに追われ、やるべきことと周囲から言われたこと、習慣になっていることを優先し、自分と向き合う時間を削ってしまっている。

私自身も、コロナの前までは「これが普通」だと思っていたし、「私は好きな仕事をやっているから幸せだ」と思い込んでいたし、仕事前に少し憂鬱になっていることを見て見ないふりをしていた。
そんな時、コンサルの人から「月に一度でも弾丸旅行で「1人作戦会議」をするといい」とアドバイスを受け、時間をやりくりして、月に一度旅に出るようになった。

旅先では仕事をしてもいいし、ただ眠っていてもいい。読みかけの本を持っていくのもいいし、観光をしてもいい。要は計画なしの旅に出て、頭も心も自由な状態にすると、自然と自分と向き合うようになる。

そこで初めて「ああ、自分はこんなことを考えていたんだ」と気づくようになり、1人時間の大切さに気づいていた。その後コロナにより、多くの時間が突然手に入り、嫌でも自分と向き合わざるを得なくなった。そこからあらゆる自分の本音を知り、お金に対する考え方が変わり、最終的に世界一周旅行に行き、スクールを閉じた。

最近数名の方の「来年の運勢」をタロットカードで占う機会があった。まだ勉強中なのでお金はいただいていないし、元々知り合いの方々ばかりだ。
年齢も、仕事も、家族構成も何もかも違う人たちを占った結果が共通していて驚いた。

全ての人に共通だったメッセージは、「自分と向き合いなさい」というものだった。
カードは違うものが出るのだが、それらが「旅に出て自分と向き合うこと」を勧めていたり、「思い込みを持たず、感情の赴くままに自分がやって見たいと思うことをやりなさい」だったりで、「来年何が起きるんだろう、どんな来年になるんだろう」と、ある意味外側に答えを求めていたのに、まずは自分自身がどんな仕事、パートナー、幸せを望んでいるのかを知ることによって、その後大きく展開していくよ、と言うメッセージばかりが出てくる。
それを伝えると全員が「確かに自分と向き合う時間は、忙しすぎて取れていない」と答えた。

すでにいっぱい頑張っているのに、さらにもっと頑張らないといけないと思っている人は、なんとなくそうしないといけないと思っていて、もっと自分を楽しませることに罪悪感があった。

結婚できるんだろうか、と思っている人は、いい出会いがないと思っているけど、実際にはどんな人がいいと思っているのか、どんな結婚生活を送りたいと思っているのかはわかっておらず、その結果良い人と巡り会えていない。

これらは全て原因は外側にあるのではなく、内側にある、あなた自身がどうしたいのか、どう感じているのかの中に答えがあるんだよ、と言われている気がした。

確かにそうなのかもしれない。
周囲と同じように、また「常識、普通」と言われていることをやっていれば安心だと思っているが、どこか心に穴が空いているような感覚の人が多いのかもしれない。
それは自分と向き合う時間を持てず、自分が本当に望んでいることを知らず、ただ日々を思考停止で生きているからなのかもしれない。

私もコロナ前後で「自分と向き合う大切さ」を実感したので、今は忙しすぎない日々を送っている。今私の時間を使ってやっていることは、全て理由があり、やりたいことであり、やりたい気持ちがなくなったものは手放すことに決めている。
自分の人生の主導権を親に奪われてしまった人の話を昨日書いたが、

https://note.com/uenohiromi03/n/n3a0afca61cca?sub_rt=share_sb

他人の人生を占うことで私は、「人生の主導権を握り続けるために必要なのは、自分と向き合うことなんだよ」と改めて教えてもらった気がした。



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通りすがりのnoter Hiromi
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