
2泊3日の台湾旅 呼ばれた旅1日目「旅は情報戦」 台北 中山、寧夏夜市とシェラトングランド台北
久しぶりの2人旅。
いつも一人旅を好むのだが、唯一と言っていいくらいに共に旅ができる人がいる。
他でもない自分が産み育てた娘なのだが、昨年の春には九州一周車の旅をして以来となった。
娘は数えてみれば、6年ぶりの海外旅行で、コロナ以降初だ。
それが原因なのか、台北入国の際に色々と質問を受け、宿泊するホテルの名前すら知らなかった娘は結構苦労したようだ。(相手が調べてことなきを得た)


複数での旅は共感旅、と勝手に名づけているが、確かに共感しながら旅をしていた。
たとえ一人旅であったとしても、感動もするし、トラブルは起きる。
しかし、2人なら共感し合い、それを話すことができる。トラブルは2人で知恵を出し合い解決することができる。ただし、お互いに言いたいことが言えることが大前提となる。そのため私が共に旅ができるのは、娘だけだ。
行き先は、娘の長年の希望であった台湾。
台湾有事も囁かれる今、何事もないように祈りながら、初めて利用するEVA航空で台湾桃園空港へと向かった。昨年の4月に訪れた与那国島からわずか100キロ程の位置にある台湾は、近いのに遠い国でようやく訪れることができた。
これもたまたまで行くことになったのだが、後から振り返ればやはり今行くべき街だったと思えた。
ダウンジャケットを羽織り、かなり早めに空港に到着した。
EVA航空はれっきとしたスターアライアンスメンバーの一つで、ANAのマイルもチケットの種類によってはマイルが登録できるので、EVA航空を利用予定の人は、ANAのマイルアプリ(無料登録可能)は入れていたほうがいい。
LCCは、朝早いフライトなどが多いが、EVA航空のようなFSC(フルサービスキャリア)は、ちょうど良い時間に出発し、到着する。手荷物も20キロくらいまで無料で、機内食も出る。
さらにアプリ上で事前チェックインができ、空港到着後はそのまま手に持ち検査場へ。
あのチェックインを待つ長蛇の列に並ぶ必要もなかったのは、とても助かったし、事前に座席も無料で予約ができ、隣同士の席も取れた。それでも、往復50000円くらいのチケットなのだから、随分お得だ。


EVA航空機内には、日本人のCAさんもいたが、ほとんどが台湾国籍だ。
決して背は高くないし、愛想もすごく良いわけではないが、テキパキと、安全上のことはとても厳しくチェックしている、という印象を持った。
機内食もまあまあ美味しかった。多少飛行機は遅れたが、わずか3時間ばかりのフライトはあっという間に感じられた。
飛行機を降り、ボーデイングブリッジに降りると、暖かい。
確かに機内アナウンスで、22度と言っていた。。
日本は冬なのに、台湾は秋ぐらいの気候だ。
早速ダウンを脱ぎ、入国ゲートへ向かう。動物の肉の持ち込みにはとても厳しいようで、
持っているだけでかなりの罰金が課せられるらしい。注意してください。
入国ゲートでは、少し行列ができていたが、待っている人たちはおとなしく静かだ。
いろんな国の入国ゲートを見てきたが、ほとんどは旅行客が大声でおしゃべりをしていて、
且つかなり人も多かったが、ここ台湾は静かで暗いイメージがした。
入国の外国人のほとんどが日本人だからなのか。
みんながしゃべらないからしゃべらないのか。
なんとなく威圧感を感じるからなのか。
そういえば、中国大陸からの旅行客はあまり見かけることがなく、さらに彼らも私たちと同様に、外国人レーンに並ばないといけないのには驚いた。
デジタルで入国申請書を手に入れていたので、パスポートと一緒に提出したが、一切見ることはなく、指紋2本分をとってスムーズに入国した。
さあ、ここからやることがいっぱい。
一つ目は、日本でいう、SuicaやPASMOのような「悠遊カード」を手に入れる。
既にネットで購入手続きは完了しているので、引き換えるだけ。
その場所がわからずインフォメーションで聞くと、若いスタッフがとても親切に調べてくれる。
ようやく地下の地下鉄乗り場だとわかり、行って引き換えたのがこちら。
かわいい。。。イラストは日本デザインのキャラクター。
これは次回のためにもとっておこうと決めた。

次は、現在台湾観光庁?が行なっているキャンペーンのくじを引く。
一等が当たれば、25,000円分を悠遊カードにチャージできる。
2人でやってみたが、みごとはずれ。。。
次は、ATMでキャッシング。一万円分ほどの現金を手に入れる。
ようやくMRTと呼ばれる地下鉄でホテルを目指す。
乗り換えに多少迷いながらも、今回は地理に強い、地図が読める娘のおかげで一度で到着。





宿泊のホテルは、シェラトングランド台北。
ポイントで2泊無料宿泊。アップグレードもしてもらえた。
お部屋はこんな感じ。
あんまりアップグレードしてもらえた感じはしないのだけど、クラブラウンジが使えるから良しとしよう。

荷解きを終えると、時間は既に17時。
電車で、紹介してもらった夜市へ。
その名も、寧夏夜市。
なんでも美味しいと評判の夜市で、地元の人たちもたくさん来るらしい。
それにしてもすごい人。
ここは、台湾に家を持つ人と、台湾に住んでいたことがある人二人がすすめてくれた夜市。他にも大きな夜市はあるらしいが、二人ともここをすすめてくれたので、やっぱりここに行ってみようと思っていた。(情報その1)

あらゆる食べ物の匂いが入り混じっている。
美味しそうな匂いと、日本語表記に釣られ、チャーハンのお店を見つけた。店主ともう1人の料理人らしいおじさんの腕を見て、決めた。
チャーハンの美味しさの決め手は、火力と鍋を振る腕力だと思ったからだ。
おじさんはニコリともしないが、注文を受けるとご飯をお椀に入れるとすぐに作り始めた。
おじさんの後ろにある簡易な椅子とテーブルにつき、出来上がりを待つ。
その間、周囲を見るとみんなチャーハンを美味しそうに食べている。あっという間に注文したエビチャーハンが出来上がった。

一口口に入れると、美味しい!
ベタベタしてなくて、ぱらっとしたチャーハン。
味も決して濃すぎず、優しい味。
小さいエビも豊富に入っていて、あっという間に食べてしまった。
これで、100元。480円くらいだ。
少しづつ美味しいものを食べようと、さらに夜市を歩き続ける
すると、ユーチューバーの人が紹介していた、豆乳の杏仁豆腐のお店「豆花荘」を見つけた。(情報その2)
既に長い行列ができていたが、チラッと店内を見ると回転が早そうだったので並ぶことにした。
待つこと20分ほどで、注文できた。待ってる間に見ていたメニューで1番人気らしい「タピオカ入り豆湯」と、「小豆入り豆湯」をオーダーし、二階席へ。
どちらも、60元くらい。300円くらいかな。



早速食べると、美味しい。優しい味。タピオカも手作りっぽく、日本で食べるタピオカとは違って形も不揃いだけど、素朴で美味しい。体に良さそうだった。


その後ホテルに戻り、せっかくなのでクラブラウンジでカクテルアワーを楽しむ。

ビュッフェ形式で、好きなものを取って食べる。アルコールもふんだんにある。
食べながら明日の計画を立てて、旅記事も書く暇もなく就寝した。
それにしてもエレベーターで、あらゆる人種の人たちとすれ違ったり、乗り合わせたが、白人男性の「レデイファースト」にはいつも感動する。
アジア人男性は、吾先にと乗り込むが、白人男性は必ず私たちを先に載せてくれたり降りさせてくれる。
この身についたジェントルマンシップは、同じく身についた男性優位社会で育った人たちとは大きな差があるなと感じずにはいられない。
どちらが女性にモテるかは、いうまでもないだろう。
か弱い女性の勝手な言い分だと思って、見逃して欲しい。

なかなか面白かったので、久しぶりに最後まで見てしまった
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