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環境が人を作る
人の悩みや不満や不安は、さまざまある。
それをどうしても解決したいと思う場合と、
まあしょうがないか、と思う場合もある。
でも、ほとんどの人がその目の前のことだけを見て、
実際にはどんな人生や、環境がいいのか、を考えたことがない。
私もそうだった。
私の唯一の目標は、「自立すること」だった。
経済的、精神的な自立だ。
自分で自分の人生をコントロールできることが、
理想だった。
多分それは、父の事業がうまくいかなくなった際の
苦労があったからだと思っている。
だからこそ、経済的に自立して、何かの力で自分の
人生を変えられたくないと思ったのだ。
そしてそれは順調に目標達成した、と思った途端に
コロナ発生。
結局経済的、精神的に自立をしていても、自分の人生を完全にコントロールなんてできない、と思い知った。
そこから、「今日1日を大事にする。明日のことは心配しない人生」を選んだ。
ただ、それも充実してくると「自分はどんな人になり、どんな人生が良いのか」をボンヤリとでもいいから持っていた方がいいのではないかと思うようになった。
その際に、いつまでも今の環境だけを見ていたら、
これ以上の世界は描けないと思い、旅に出続けているのだと気づいた。
環境が変わると思考が変わる。
目にするものが違ってくると、考えることが変わる。
以前は当たり前だと思っていたことが、違うのだとわかる。
その一方で、人間はどこに行っても大して変わらない、ということもわかる。
どんな環境に身を置きたいのか。
これはとても大事だ。
以前父が言っていたことを思い出した。
父が仕事で行った家が、六畳一間に、子供2人と親が
住んでいたそうだ。
それを見て、
「あの狭い環境で育った子供と、アメリカのような広々とした家(アメリカのすべての家がそうではないかもしれないが)で育った子供は、絶対に違うはず」
と思ったそうだ。
その時は、「ふーん」と聞き流していたが、
今その意味がわかる。
家の大小だけではなく、目に見えるもの、
建物、街並みなどを見ることで、
考えることが変化する。
そして、その思考が人の人生を作るのだから、
人に与える影響は大きい。
だからこそ、しっかりイメージングをしたいと
思っている。
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