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台湾二泊三日旅最終日 まさかの「伏線回収」と旅のまとめ


最終日の朝もラウンジで朝ごはん。
昨日の朝も、一番奥の隅っこの席にいた日本の30代くらいのミニスカート女性がいて、パソコンに向かっている。
周囲は全てリラックスした紳士、淑女の方々がくつろいだ様子で朝食を食べている中で、かなり異質に見える。
さらに、オンラインで会議かセッションをしているようで、大きな声の日本語で、「大丈夫。きっと大丈夫だから」とクライアントに話しかけるようにいうのには、閉口した。



中山まで歩くことにした

今日はホテルでのんびり、と考えていたが、どうしても行きたい場所ができた。
娘は昨日行った誠品書店。

私は、ゴールドのアクセサリーを買うこと。

古い建物が多い 月曜日の朝は、まだ人通りも
少なかった
中山付近は賑わっている

10時にパッキングを終え、13時まで延長してもらったチェックアウトタイムをフル活用し、ホテルから中山駅周辺まで歩く。
朝の台北市内は、通勤の人や、散歩する人などがいるくらいで、日本のあの大混雑の東京の様子とは全く違う。
みんなのんびりしているのがわかる。調べたところでは、台湾の人口は2800万人くらい。
平均収入は300万円くらいで、40代くらいの人の年収が高く、若者と50代以上の収入は低いらしい。物価上昇率も緩やかで、2%程度なので日本よりも少し物価が安いと感じるのかもしれない。そのうち追い越されるかもしれないが。いや、もう追い越されているのかもしれない。

そんな台北市内は、十分に街歩きができる。
歩いていても通りは綺麗に清掃され、ところどころ道路が陥没している箇所はあるが、バリ島に比べれば全然いい。
安全で、周囲を見渡しながらのんびり街を歩ける都市は、案外限られるので嬉しくなった。

大学の門?

Google検索して見つけた日本名を冠している宝飾店は、一本路地を入った場所にあり、すぐに扉は開かず、予約してないとダメかな、と思ったら、ロック解除してもらい中に入ることができた。
一応「May I come in?」と聞いて。

中には、中国人らしい男性がすでに買い物をしていた。私はその間、ショーケースの中の商品を見る。気に入ったいくつかを見せてもらおうと思っていたが、果たしてこれらは18Kなのか、22K、24K?と気になっていた。
ようやく男性客が店を出ていき、女性店員に「24Kが欲しいのだけど」と英語で言うと、「ここは全て24Kです」と言われ、驚く。日本には18Kがせいぜいで、中には10Kだってある。
確かに金の色が違う。まばゆいばかりとは、このことだ。

二つネックレスを試着して、一つに決めたが念の為グラム数を聞いて、値段を聞く。

3グラムちょっとで、68,000円。確かに台湾では消費税がないので、その分ゴールドが安く買えると聞いていたが、安い。。
こないだ18Kのネックレスを日本で見ていたばかりだったので、なんとなく相場感がわかる。
そこでもう一つくらい買おうかな、と思って、見ているとさらにグラム数の多そうなネックレスを見つけ、試着した途端、「あ、これだ」と直感に響いた気がした。

なぜか今年は年明けから「ゴールドを買おう」と思っていた。それは知り合いの人からゴールドの話を聞いていたからかもしれないが、なかなか日本では良いものを見つけることができずにいた。
だが、このネックレスに出会うために台湾に来たのではないか、と思うくらい気に入った。
グラム数は5グラムちょっと。何より消費税がかからない。
その分、日本で買うよりお得なのだ。
お値段は、関税がかかるほどにはまだ遠い。
これならば申告だけして、税金は一切かからない。ほぼ即決で買った。

尚、クレジットカードでの決済には3%かかるが、Googleに評価を書き込むと10%引いてくれると聞き、早速書いて店員に見せると、10%引きが成立した。
ゴールドは、どんどん上がっていて、そもそもの埋蔵量はかなり限られていると聞く。

さらに東南アジアや中東に行くと、ゴールドのショップが多いのは、いざと言うときにどこの国でも換金できるから、と聞いたことがある。資産価値としても魅力があるゴールドを、アクセサリーとして使うなんて、なんだか少し投資家になれたような気がした。(気がしただけだが)

(この付近は写真は撮っていない。お店も普段はロックしているくらい用心している)


出発口に向かうエスカレーター
まだ新しい空港のようだ
クリスマスツリーはまだ健在
スタッフの
人たちはスタイルもいい
圧倒的にアジア人が多い印象
EVA航空はキテイちゃんとコラボしている
可愛い
映える
出発ゲートが、一つ一つデザインが違う!すごい

その後誠品書店内の台湾茶コーナーでお土産のお茶を買い、最終日の希望は全て叶った。チェックアウトをして、空港へ向かった。

台湾の地下鉄はとてもわかりやすいし、移動がしやすいのは本当に助かる。
ライドシェアも、タクシーも結局一度も使わず。

手荷物検査を済ませると、そこには免税品店が並ぶ。娘は口紅を一本買い、私はお土産の小さなポーチ3個セットを買う。スタバを見つけ、しばし休息を取り、搭乗ゲートへ向かう。

トールサイズのみ


今日も天気は晴れ。秋のような、何も気を張らなくて良いお天気。このゆるさが、日本人にはウケるのかもしれない。
そして、台湾の人たちの優しさ。どこのお店でも私たちが日本人だとわかると、すぐに日本語に切り替えてくれる。
国によっては空港のスタッフは無愛想で、こちらが脅されているような気になることもあるのだが、そんなことは台湾ではなく、これも台湾に対して良い印象を持った理由かもしれない。

ふと、歩きながら「私も何歳までこうして旅に出れるかわからないな。まあ70歳くらいまでは大丈夫だと思うけど、さすがに80歳になったら無理かな」と話していた。だから、いけるうちにいろんな国にいこうと。この会話が実は伏線で、最後にはちゃんと回収されるようになっていたことも、全ては導かれた旅のように思えた。



出発ゲート
ちょうど夕日に照らされながら、離陸した
また
くるねー
眠る暇もなかったな


機内食 ブロッコリーのパスタだった


帰りのEVA航空は、行きと違って飛行機は一本の通路の小型飛行機。そして満席。飛行時間は3時間程度。
なんと簡単な海外旅行なんだろう。
機内食も出るし、手荷物はほとんどみんな持ち込みをしている。機内食を食べて、少し眠ったらもう日本に到着する。
今回は機内では、ひたすらこの旅記事を書いていた。

***

日本到着後。

入国を済ませ、移動する際に私の隣の席にあるお年寄りの女性が座ってきた。
その人が、「どこに行ってきたの?」と気軽に聞くので、「台湾です」と言うと、「あ、私も。同じ飛行機だったかしら」と言う。その女性はおしゃべりが好きそうな、明るい人だった。

「何泊?」
「2泊3日です」
「わー2泊3日だと全部回れないでしょ。私は3泊4日。私、台湾好きでもう5回も行ってるの」と言う。

かなり高齢の方に見えたので、恐る恐る年齢を聞いてみると、「86歳」と言うではないか。母と同じ年くらいだろうと思っていたが、予感は的中した。

「すごいですね。ちゃんと歩いて、海外旅行に行って」と言うと、「いや、この毎年海外に行くっていう目的があると、元気なのよ。車には普段から乗らずに歩くから、ちゃんと歩けるのよ」と言う。
私の母は歩くことがなかなか困難になっていて、旅行に誘っても行かないといつも言う。
おそらく歩くのがかなり遅いし、みんなに迷惑をかけると思っているのだろう。
かと言って車いすには乗りたくないというだろう。だから、80歳になったらきっと海外旅行なんていけないと思っていたのだ。しかし、この私の隣に座った女性は、86歳で毎年海外旅行に行き、その合間に温泉に年間30回行くという。さらに、今まで訪れた国は30カ国。私、負けてます・・・
このバイタリテイとこの明るさにすっかり私は魅了された。

「私、80歳になったらもう海外は無理かなと思ってたんですよ」というと、「いや、あきらめたらだめ。目標があれば人は元気でいられるし、元気でいようって思うんだから。リハビリにかけるお金を貯めて、海外旅行に行くの。旅はリハビリよ。脳トレよ」

いちいちおっしゃることが、名言すぎる。

なんでもお嬢さんが毎年連れて行ってくれるらしいが、それでも降りていくその足取りはしっかりとしていて、歩くスピードも早かった。
すごい、とその後ろ姿を見ていると娘が言った。

「あのおばあちゃん、メッセンジャーだったね」と。

今朝話していた、「70代くらいが海外旅行の限界」という話を、どこかで神様が聞いていて、「いや、そんなことはないよ」と、あの女性を私の隣に座らせたのかもしれない、と言うのだ。
そう、伏線はしっかりと最後に回収されたのだ。
こんな偶然があるだろうか。

いや、きっとある。これこそ、呼ばれた旅なのだ。

街並み
食べ物
気候
文化
人の優しさ
交通の便

これらが良いと、私はその街をリピートしたくなる。

そして台湾には見事にこれらが揃っていた。そして「旅を続けなさい」と背中を押された気がした。
こうしていつでも旅は私に喜びと気づきをたくさんくれる。
さて、来月は行きたかった都市に行く準備でも始めようか。

2泊3日台湾旅のまとめ

2025年の旅始めは、台湾からスタートしました。

旅のお供に使っていただけると嬉しいです。

利用した航空会社

EVA航空エコノミークラス

航空券を予約したサイト

trip.com

宿泊したホテル

シェラトングランド台北(ポイントと無料宿泊利用)

観光した街

台北市内 中山、東門、雙蓮エリア

赤峰街 永廉街

観光した場所

寧夏夜市

誠品書店

食事をした場所

寧夏夜市(チャーハン郎)

杭州小籠湯包

豆花荘

お茶した店

YUCHIREN

TOASTERIA

スターバックス桃園空港店

買ったお土産

本(アメリカの小説・ペーパーバック)

びわ茶

黒豆茶

ゴールドのネックレス

ミニポーチ3個セット

お年玉用の袋(写真)


思わず買いたくなりました 紙も分厚く、立派です
母へのお土産にも買いました


「五億」に惹かれました 日本には決してない文化
誰にお金をあげる時に使おうかな


旅での収穫

台湾の人の優しさ

台湾文化

美味しい食事

穏やかな気候

素敵な街並み

おしゃれで可愛いお店たち

80歳を過ぎても旅を続けるご婦人の言葉


お世話になった台北の皆様、本当にありがとうございました。

謝謝



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通りすがりのnoter Hiromi
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